糖尿病の高齢者にみられます。
難治性外耳道炎が進行性に周囲に波及します。
髄膜炎・脳炎や敗血症を合併することもあります。
持続性の強い耳痛、悪臭を帯びた膿性耳漏、外耳道の肉芽組織が特徴です。
耳の診察は重要です。
画像診断では、側頭骨や中耳の異常所見がみられます。
膿と血液の細菌培養を行います。
必要に応じて、外耳道の組織生検を行い、悪性腫瘍と鑑別することも重要です。
ほとんどが緑膿菌によるものとされています。
抗菌薬治療では、緑膿菌をカバーする選択で静脈内投与を行う必要があります。
この疾患の治療では耳鼻咽喉科との連携も重要ですね。
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