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化学予防

2020-02-10 | 勉強会
みなさん、こんにちは。
 
 
化学予防とは病気を予防するために薬剤を使用すること。
 
 
妊婦や新生児に対しては、それぞれ推奨されている葉酸や、淋菌性眼炎予防のための抗菌薬点眼などがある。
 
 
成人に対しては、脂質異常症に対するスタチン内服など。
 
 
 
化学予防の場合もランダム化比較試験でエビデンスが得られることが必要である。
 
 
 
ただし、疾患によってはベースラインのリスクが異なっているので、欧米での試験結果をそのまま日本人にあてはめることはできないこともある。
 
 
 
心血管イベント予防のための低用量アスピリン投与については、欧米ではその効果が有害事象のリスクより高かった。
 
 
 
ところが、日本人ハイリスク群における1次予防としてのランダム化比較試験結果では、効果より逆に有害事象(脳出血など)が多かった。
 
 
 
しかし、このことは15年前に我々が指摘していたのだ。
 
 
詳細は下記↓
 
August 25, 1999

Aspirin and Risk of Hemorrhagic Stroke

JAMA. 1999;282(8):731-733. 
 

 

 

 

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