皆さん、こんにちは。
寝たきりの高齢者さんを診察する機会が増えていると思います。
褥瘡ができている場合もありますね。
今回は、褥瘡について整理してみましょう。
寝たきり、低栄養、知覚鈍麻、意識障害、糖尿病などの基礎状態があると、ベッド面と骨隆起部の間に挟まった皮膚と皮下の軟部組織が、長時間同じ姿勢をとり続けることによる圧迫のために循環障害をきたし、ついには褥瘡ができます。
仙骨部に好発します。
壊死に陥ることもあります。
寝たきりの高齢者の診察では、褥創の有無をみるために、腰臀部についての皮膚の観察が必須ですね。
黒色組織で充填された褥瘡では、膿が隠されているので、切除と洗浄が必要となります。
また、腰臀部の観察の際には、誤嚥性肺炎の診断のために、肺の背部聴診を忘れずに合わせて行うとよいでしょう。
写真 浜松にあるお寺の庭
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総合診療 2019年 5月号 特集 一般外来で診断できたら「えっへん! 」な疾患38 |
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