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低静脈圧型のCommon Type Shockと高静脈圧型のUncommon Type Shock

2017-09-27 | 勉強会
 
Common Type ShockUncommon Type Shockの身体所見による初期鑑別は、静脈圧を推定するとよいでしょう。




Common Type Shockでは、低容量(低容量性ショック)または相対的低容量(分布性ショック)により、静脈圧は低下。


Common Type Shockへの初期対応ではまず、細胞外液の組成に近い輸液(生理食塩水など)の急速静注を行います。
 



Uncommon Type Shockでは、心臓のポンプ機能低下(心原性ショック)または循環閉塞(閉塞性ショック)により、静脈圧は上昇します。


Uncommon Type Shockへの対応では、急速な輸液は禁忌または無効であり(右室梗塞などでは有効ですが)、心臓のポンプ機能を改善させる治療や循環閉塞の解除(心タンポナーデに対する心嚢液穿刺・大量肺塞栓に対する血栓溶解剤投与・緊張性気胸に対する胸腔脱気穿刺)が適応となります。
 
 
 
 
写真   恩納村のホテルの風景

 

 

 

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