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三叉神経と顔面神経

2019-08-05 | 勉強会
 
みなさん、こんにちは。
 
 
今回は顔の脳神経の2つです。
 


VⅠ 三叉神経:  

感覚枝の支配領域を理解する。下記内のイラストをご参照。



眼球角膜は第1枝が支配していることに注意(前額部に帯状疱疹が出現した場合、角膜も同時に障害されている可能性あり)

角膜反射で第1枝の麻痺の有無を確認する。



VII 顔面神経

・顔面神経麻痺:  

一側の大脳半球病変では麻痺は反対側の顔下半分にみられるが、末梢性の顔面神経麻痺では顔の上下ともに障害。

麻痺側では眼裂が開大し、閉眼不能(兎眼)。

口角は下垂するが、陳旧性の麻痺では逆に挙上してぴくつきがみられる(麻痺後顔面痙攣)。


・半側顔面痙攣:  

顔面神経が脳幹部より出た部位で圧迫(おもに動脈硬化を起こして蛇行した血管)された結果起こる顔面のぴくつき。

治療はボツリヌス・トキシンの局注など。




写真 南城市の地図

 

 

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