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呼吸器疾患を疑うときの視診

2016-07-20 | 勉強会

呼吸器疾患を疑うときの視診

 

 呼吸補助筋の発達は慢性呼吸器障害を示唆する。

 

 慢性閉塞性肺疾患では胸鎖乳突筋が発達し、拘束性肺疾患では中斜角筋が発達する。

 

 慢性閉塞性肺疾患が進行すると、呼吸補助筋以外の全身の筋肉は委縮する。

 

 胸郭の視診では、変形や拡大に注意する。

 

 高度の側弯や後弯による胸椎の変形で呼吸機能障害をみることがある。

 

 上部胸郭と下部胸郭、横隔膜、背側、胸骨の視診により、呼吸運動の減弱や有無や左右差の有無を評価する。

 

 

症候別“見逃してはならない疾患
徳田安春
医学書院

 

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