みなさん、こんにちは。
シュードディジーズバイアスpseudo-disease biasは、症状を来さない癌や病気(シュードディジーズ)をみつけてしまうこと。
これを過剰診断overdiagnosisという。
このバイアスは、レングスタイムバイアスの極端な事象だ。
例として、神経芽細胞腫スクリーニングがある。
多くの神経芽細胞腫は自然退縮する。
日本で行われていた神経芽細胞腫スクリーニングでは、死亡率低下を証明できなかった。
自然退縮するような神経芽細胞腫を多くみつけためである。
すべての前立腺癌のうち「約半分」はシュードディジーズであるといわれている。
欧米におけるPSA (prostate specific antigen)による前立腺癌検診や、韓国におけるエコーによる甲状腺癌検診では、生涯にわたり発症しない「癌」を検診でみつけていたと考えられている。
図:シュードディジーズバイアス
pseudo-disease biasによる過剰診断
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