みなさん、こんにちは。
予防医療のための介入をするためには、下表に示す三大条件が必要だ。
これらがなければ、その行為は妥当な医療とはいえない。
予防的検査や介入を導入する前にこのような条件を評価確認すべきである。
表:妥当な予防医療行為の条件
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
その疾患で生じる苦痛や負担が元々大きい
予防的介入は安全で、効果があり、費用も安価
スクリーニング検査のパフォーマンスがよい
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
米国での前立腺癌検診などは、このような評価を経ずに広まった。
その後になって、この検診は推奨されない、ということになって混乱を招いた。
その疾患で生じる苦痛や負担は、死亡率やそれにかかる医療費、病気そのものの頻度や入院理由となる頻度などで評価される。
非常にまれな疾患の検診検査は、偽陽性の割合が高くなるので、妥当な予防医療にはならないのだ。
写真 FM那覇のスタジオ
群星沖縄臨床研修センターのホームページです。沖縄の基幹型8研修病院での研修医教育に貢献しています。
マンガ「群星沖縄臨床研修センターとは?」が出ました。これで群星沖縄のすべてがわかる。毎月更新されますので、是非ご覧下さい。
一般向け健康情報ブログ「総合診療医からの健康アドバイス」。こちらもご覧下さい。
徳田安春・公式ツイッター
https://mobile.twitter.com/yasuharutokuda
健康や医学についてのファクトと徳田安春の個人的意見をお伝えします。
好評のメルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」の最新内容を厳選編集した本の最新版「知っておくと役に立つ最新医学2019」が出ました。一般の方々の役に立つ最新医学知識を満載。グローバル・スケールでの先端医学のホットな話題もわかりやすく解説。特徴はテレビや新聞より早いグローバルな情報、科学的に正確なエビデンスに基づく情報です。
健康と平和について発信する英語版ブログをスタートしました。「Wellness and Peace and Okinawa」 長寿研究で有名なDavid Itokazu先生との共同作業ブログです。
徳田安春、荘子万能の「徳田闘魂道場へようこそ」こちらポッドキャストにて配信中、是非お聴き下さい。
科学的根拠に基づく最新医学情報とグローバル・スケールでの先端医学のホットな話題を提供し、わかりやすく解説します。メルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」。☆まぐまぐ大賞2018のジャンル別賞の健康部門5位に決定しました。
「こんなとき フィジカル1と2」立ち読みできます。是非どうぞ。