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下大静脈フィルターの必要性について

2020-10-23 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。
 
 
前回クイズの答え:4
 
 
ポイント:特発性深部静脈血栓症および肺塞栓症の診断と治療の問題である。
 
抗凝固療法が施行可能な状況ではルーチンの下大静脈フィルターの留置は不要である。
 
また、臓器症状の無い患者への内臓悪性腫瘍のルーチンのスクリーニングは不要である。
 
さらに、ルーチンのベッド上の絶対安静も不要である。
 
 
解説:
 
【下大静脈フィルター】
 
初回の深部静脈血栓症・肺塞栓症で、ヘパリンやワルファリンなどの抗凝固療法が使用可能なケースでは、下大静脈フィルターの留置は勧められていない。
 
 
最近のランダム化比較試験は、下大静脈フィルター留置群での肺塞栓症の発症率は低くない、ということを示した(2)。
 
 
一方、抗凝固療法が使用不可のケースでは下大静脈フィルターの留置が勧められる。

 

写真:南城市あざまサンサンビーチ近くの海岸

 

 

 

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