だんだん、旅行の計画と手配が面倒になってきて、最近は日帰りのバスツアーに参加することが多くなってきた。
パックツアーは観光の効率が非常に高い、個人ではどうしても移動時の待ち時間ロスが生じ思いのほか回りきれない場所が生じてしまう。
自分好みの場所に必要なだけ留まれないという欠点はあるのだが、観光面での効率性から捨てがたいものであるし、割安感もある。
しかし、独りでツアーに参加すると孤立無援になった気がする、どちらを見ても連れが居るのである。これに割り込んでお話をするなど、小生などには到底できることではない。終日ひとりぽつねんと旅を続けることになってしまう。
そのうえ宿泊型国内旅行では、ほとんどが「お二人でお申し込みください」という断り書きに代表されるように、お二人様からの参加を前提としており、「お一人参加可」と但し書きのあるものは稀である。
こんなことが主因で、国内の宿泊型ツアーに参加することには、障壁を感じている。
先日TVで「おひとりさま専用ツアー」なるものを見た。小生と同じ不便を感じている顧客のニーズをくみ上げ考案された新型のツアーである。
「おひとりさま専用ツアー」となると、お二人様以上の参加をご遠慮いただき、全員がおひとり様となるという、実に平等な気兼ねのない旅ができるように企画しているのである。
これを考え出した人は偉い「素晴らしい着眼点」と感心することしきりなのであるが、あいにくと募集は大都市周辺に限られているのが現状である。
地方都市でもこれに類するツアーが出来ないものだろうか、小生は待っているのである。