東京の同窓生から、5泊6日で中国東北地方を旅行したと言ってきた。ツアーではなく自力手配、会社仲間4名を引き連れての旅行だった。
それに上海の知人であるMr.Pさんとその再婚した若妻が上海から参加したという。 Mr.Pはハルビンの出身で友人が沢山いるので、空港や駅までの送迎、観光案内、食事への招待と至れり尽くせりだったとのこと。
同行者は老人それも高血圧や糖尿などの病気持ちの人たちなので椿事が発生。長春で2名が嘔吐、下痢、発熱でハルビン医大病院の救急センターに連れて行って応急処置をしてもらう。
1人はそのまま回復したが、もう1人は翌日も再発して再度救急に。丁度、大阪で豚インフルが広がったというニュースが伝わっていたので、病院側も非常に慎重で5時間ほどかかりあれこれ検査をしたり点滴をしたりして、やっと収まる。
日本でも救急病院など行ったことがないのに中国の僻地でそんな体験をするとは夢にも思わず。しかし、医者・看護婦ともにとても親切で、治療費も安く大助かりでした。
・ ・・隊長として大いに疲れました。しかし今度は何処に行こうかと思案中です。と言ってきた。
Mr.Pさんの成功した友人による至れり尽くせりの接待が得られるこの友人の懐の深さには感心すると共に、現地で手厚くもてなしてくれる人がいるこの種の旅は、ツアーにはない深みがあるだろうと感じた。
中国に限らずたいていの国で腹具合が悪くなる小生は、嘔吐下痢症の人の苦しみがよく判る。
最近、新型インフルが急速に日本で感染拡大してる。小生の限られた経験であるが、どうも他国の人は意識的かどうか判らないが免疫力強化の訓練をしているのではないかと思わせられることが多かった。(あるいは、貧しさや国民性の違いかもしれないが)
どうも日本人のみが神経質なほど清潔度に気を配り、何でもかんでもラップし、滅菌処理や殺菌処理や防腐剤などを多用しているのかなと思っている。
これで新しい感染症の襲われると日本が一番被害の大きな国になる可能性もありそうである。とは言うものの、いまさら後戻りも出来ず、ずるずる免疫力低下国民を続けるような気がしている。