12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
無責任結構・ 中途半端・ちゃらんぽらん・ 出たとこ勝負、で参りましょう!

十八番の技を磨く  その1

2011年03月01日 05時23分18秒 | Weblog

 「俳句名人になりきり100の発想法」、著者;ひらの こぼ、発行所;(株)草思社、2010年発行の第3章から、小生専用の自分の型を作るために幾つかを選んだ。それを順次ご紹介する。


小生の苦手とする、作句上のテクニックに関する勉強である。苦手なので、師匠を選ぶのに難渋した。まず第一番目として、「能村登四朗・・・刻の流れを詠む」を選んだ。


 霜掃きし箒しばらくして倒る

 霧の夜の貨車来て花の荷を降す

 春ひとり槍投げて槍に歩み寄る

 
 つくづくと裏も眺めて雛しまう

 明日あたりかならず凍る滝に立つ


 毛糸玉幸さながらに巻ふとり

その牡丹夕べを待ちて見たかりし


時間の経過を念頭に置いて詠む手法だという。こうゆう発想が小生にはなかったので、興味を覚えたのである。


「春ひとり槍投げて槍に歩み寄る」の句は、俳句を始めたころにとても印象に残った句であった。