NHKのラジオ放送で知ったこと。聞きなれない「老前整理」という言葉に惹かれインターネットを探してみたら、次のような文に出会った。小生には「老中整理」と読み替えて参考にさせてもらうことにした。
ご面倒だが、次の”【著者は語る】老前整理コンサルタント・坂岡洋子氏 ”をご一読ください。
” 「老前整理」ということばは、私が考えた造語で、老いる前に一度暮らしを見直してみませんかというご提案です。
なぜそのようなことが必要になるかといえば、モノは増やすより減らす方が難しいからです。年を重ねるほど、モノを捨てる、手放すことが困難になります。モノの量に比例して生活が便利になればよいのですが、現実はそれに反して、モノが多いほど生活の利便性を損なっている場合が多く、これは私が介護の現場で痛感したことです。
いつか、そのうち、時間ができたらで、5年10年があっという間に過ぎてしまう。
しかし、モノを片付けるには“体力”と“気力”や“判断力”が必要なことをご存じの方が少ないように思います。また、家の中にどれだけのモノがあるのかを把握しておられる方も多くはないようです。
食べ物には賞味期限があるけれど、洋服や日用品にはその表示がありません。まだ使える、もったいないということで、モノはどんどん増えていくばかり。いつまでたっても来ない“いつか”ではなく、定年や子供の独立などそれまでと“暮らしが変わる”時期に、一度身辺をすっきりしてみませんかということが老前整理です。
そして、モノの整理をするためには、これまでの人生の棚おろしと、これからどういう暮らしをしたいのかを考えることが必要になります。これは一朝一夕に答えの出ることではないでしょう。また、ご夫婦であれば、時間をかけて、お2人で考えていただきたい問題です。これにはモノ以前に、人間関係やおつきあい、お金の問題なども含まれます。なぜなら、これらを抜きにして、モノの要不要は決められないからです。
本書は、いわゆる整理術やそのノウハウではありません。人生の節目を迎えた皆様が、新しい暮らしを迎えられるきっかけづくりになれば幸いです。(徳間書店・1260円) ”
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/110219/ecf1102190502000-n1.htm