当玉野市は、以前台風による高潮の被害が大きく出た臨海都市である。近年問題視されている東南海地震で生じる津波は高さ3mにも達すると予想されている。この津波の到達時間は、地震後2時間半ほどだという。
市が対策として、海岸周辺部に幾つかの堅固な構造物を避難所として借りる契約をしたというのである。その一例が、立体駐車場である。これ以外に、市内の海岸付近にあるにあるホテルなどである。
避難時間が2時間以上もあるという予想なので、徒歩でかなり遠くまで避難可能であり、近くには山が沢山ある。近くの山に逃げるのは費用もかからず、合理的な対処方策であるとは思う。しかし、これらの山に多く点在する巨岩の落下防止には、いかなる対策がとられているのだろうか?