たまには仕事の愚痴でも書いてみよう。十日近く経って気持ちも大分落ち着いたし(笑)
うちの会社の売り上げ締日は20日だ。営業職はなんとかその日までに販売計画金額を達成しようと、トラブルなんかの処理もしながら走り回っている。
宮城県の倒産件数が、昨年比2.3倍にもなろうかという「一体どこに好景気が転がっているのか?」と思えるような今も、販売計画は毎年アップし、前年実績比でいえば10%アップなんて事もザラである。では給料がそんなに上がるかといえばそんな事はまったくない。
愚痴というのはこの事ではなく、そのような状況の中で若い(普通の会社なら決して若くないが…)社員も頑張っているというのに、勤続25年の僕より少し先輩なのに…(歳でいうなら5歳ほど上) ということなのである。
19日の夜、1500万円近い計画に対して1000万円程しかいってない売り上げに心配になって
「明日、締日だけど売り上げ大丈夫なんだよね…?」と聞くと
「よっぱさん、実はちょっと足りないんですよ(笑)」
「へっ?足りないの?(ちょっとか、って事は50万円くらいか?それなら僕と渋チンでなんとでもなるな…)で、いくら足りないのよ?」
「200万円くらいですかねぇ…」
「いや、くらいってさぁ… とにかく後いくらの売り上げが上がるのかすぐに計算してよ!」
「はい」
…30分程経って
「よっぱさん、あと62万円しかありません」
「あと62万円って事は、計画に400万円足りないじゃん!さっきの200万円足りないってのはどこから出て来たのよ?」
「いやぁ…」
結局、僕と渋チンのまだ完了していない(ほとんど終わってる)工事を、20日にお客さんに頼んで売り上げさせて貰う事にして営業所の売り上げ計画を達成させようということにした。
「足りないなら足りないで早くから言わないとダメでしょう。営業所で計画を達成するためにはフォローし合わなきゃいけないんだから。
19日の夜遅くに人に言われてから足りませんじゃ、間に合わないでしょう。聞かれなかったら明日の夕方まで黙っているつもりだったの?」
「はぁ、よっぱさんすいません…」
僕は、翌朝早くから工事だったので、その夜の内に売り上げを上げて帰った。
工事を終えて7時過ぎに会社に帰ると、彼の売り上げが250万円近く上がっている。中身を見ると今日頑張ってお客さんから新しく注文を貰ったような中身ではない
「どうなってんの?昨日の62万円が一夜明けたら250万円かいっ!?昨日、どんな計算したんだよ!」
「はぁ…」
「はぁ…」じゃねぇよ! こっちが はぁぁ…… だよ!
結局、何も把握していないのだ(泣)
渋チンに聞いてみると
「そんな気がしたんで、じっくり様子を見ながらどうしても足りなかったら例の件をやろうと思っていたけど、必要ありませんでした。」と言う。 さすが昔長い間一緒に仕事していただけあるや…
その夜、しゃぶしゃぶ屋のお姉さんの笑顔と焼酎が荒れた僕の心を癒してくれた
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