再雇用になって収入が推定で前年比65%ダウンとなってしまった彼。約半年間働いたのちに今から子会社になる身も知らずの会社に出向命令(正式に辞令交付と社内公式発表)されました。
新しく赴任した新しい子会社は、中小企業に買い取っられた更に規模の小さな小規模企業(社員役員含め10名以下)でした。
親会社から身売りをされるような企業ですから、経営状態は思わしくなく… というよりも実質倒産企業でした。
世の中には業績はしっかり上がっているけれども、後継者問題や、その他の問題で身売りをする(特に小規模や零細)企業というのも多くありますが、この会社は、昔はある程度はぶりもよかったけれども業績の悪化や
かなり昔の経営者の無駄遣い(横領に近い)などもあったというような問題のある会社だったそうです。
そんな会社の社員の内訳は7割程度が取締役や部長・次長など、平社員が3名という布陣だったそうです。
代表の付くような取締役は、会社が倒産の危機に陥った責任も全く感じていないような感じで、個人商店のような動き。その他の役付き社員も特に責任を感じているわけでもなく、なんなら自分の会社は実質倒産したという認識すらないような感じだったそうです。
新しく出向した彼がというような何かを改善しようしても、帰ってくる言葉は必ず、
「いや、それはむつかしいです。今までこうだったから変えられません。」
など、今までのやり方を一切変えるつもりもないような態度ばかりで、
平社員のほうも、少し仕事を新しく割り付けようとすると、キレた様子で
「そんなことは無理!そうすることが必要なら人を入れくれ!」
というような、
新しいことを受け入れる気全くなし。
自分の今までやっていた仕事を見直す気全くなし。
今まで以上の仕事を受け入れる気全くなし。
のだめだめモード全開!
で、日々イライラも募りつつ何とか自分をなだめすかして働いていたそうです。
そうこうしながら働くこと半年、定年から1年1ヶ月が過ぎ、給与が1万円下がるタイミングで、出向元の親会社の定年制度が変わって、65歳までとなったとのこと。
これにより、再雇用で準社員という身分から、正社員にカムバック。
それに伴い、上限20万円となっていた再雇用(準社員)の給与は、
以前勤めていた時(定年時に遡り)の基本給の60%(上限20万円撤廃)と
住宅手当及び家族手当が支給されることになりました。
住宅手当は14,000円、家族手当は奥さん7,000円、18歳未満の子供一人目2,000円ですから、それまでに比べて毎月10万円以上の支給増額となったと思われます。
仕事でのイライラは解消されませんが、
これで多少は楽になったでしょうか。
続く