今日の朝と、昼休みに読み終えました。
こういう本はゆっくり読めません。一気にいきたいです。
よく出来ているお話だと思います。筆者はぼくよりたったの5歳上。しかも、11年前にマガジン・ノベルス・ドキュメントとして刊行されているとなっていますから、30台の時に書いているわけだ。
すごいなぁ。調べて、感じて書いたんだろう。
主人公については、こんな奴いないよ!少なくとも僕の周りには!というのが正直な感想だけど、それを言い出したら小説のほとんどや漫画もそうだ。
厭味のない、とても素敵な青年だ。
さて、ぼくならどうだっただろう。自棄にならず、逃げずに、小畑を恨まずに行けるだろうか。
きっと無理だ。「あいつのせいだ」と自分の勘違いや甘さをどこかに置いて、心の中で責め続けるに決まっている。
最期もきっと、あがき、苦しみ、安らかになんて逝けない。
時代が違うとはいえ、そんな立派な男にはなれないだろう。
必死にはなれるかもしれないが、決死には堪えられない。きっと…
ん?そういえば「マガジン・ノベルス・ドキュメント」って…どこからどこまでがドキュメント?
あっ、もう一つ。映画は見たくないなぁ…
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