李白
早発白帝城
46×35cm
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高校の教科書でもおなじみの
李白の有名な詩。
早発白帝城
朝辞白帝彩雲間
千里江陵一日還
両岸猿声啼不尽
軽舟已過万重山
朝(あした)に辞す白帝彩雲の間
千里の江陵一日にして還(かえ)る
両岸の猿声啼いて尽きざるに
軽舟已(すで)に過ぐ万重(ばんちょう)の山
朝早く、朝焼け雲に染まる白帝城に別れをつげて
三峡を下ると、千里も離れた江陵にたった一日で着いた。
両岸では猿の鳴き声が絶えまなく聞こえ
私の乗った軽い舟は、幾重にも重なった山の間を過ぎてく。
★「啼不尽」は「啼不住」となっているテキストもあります。
その場合は「啼いて尽(や)まざるに 」と読みます。