游
金文 四種
25×16cm
●
「游」のサンズイをとった部分は、
吹き流しをつけた旗竿を持つ人の形。
氏族の霊がやどる旗を持って出歩くことを意味するそうです。
「遊」も「游」も、この字が元になっていて
もともとは、神様があちこち出歩くことを言ったのが
人間にもあてはめられ、
それがやがて「あそぶ」の意味となったわけです。
「遊学」のことを勘違いして
「遊びにいくんじゃない、学びに行くんだ」なんて
得意になって言っていた政治家が昔いましたが
「学ぶために出かけていく」ことが「遊学」なのです。