書道家が神社で会った少女に亡き母の面影を見出し、
彼女の肌に観音菩薩を描きたいと申し出る。
原作、監督、脚本だけでなく、
主演も石城先生ご本人。
芝居は確かに素人だけど、
描く迫力はご本人だからこそ。
リカちゃんは書道家の妻役。
映画の中では着物姿。
舞台挨拶では灰色のノースリーブのワンピースに
右肩にブローチ。
石城先生が「男だった紫吹さんが女性になったらどうなるか」
と抜擢理由を話すと、
「先生、私は前から女です」とツッコミ。
撮影は古民家で。
実際に竃に火を入れるのでロケ地を探すのが大変だった。
室内撮影は撮影用照明は殆ど使わず。
女優さんに申し訳なかった、と、
リカちゃんに謝る石城先生。
リカちゃんと並ぶと夫婦みたいと言われ、
こちらも恐縮したがリカちゃんに
「先生、いいんですよ」と言ってもらえたとか。
リカちゃんは映画初出演だけど、
石城先生が気さくで朗らかで
撮影現場がアットホームな雰囲気で
緊張しなかった。
石城先生が書を書く姿を
間近で見ることができたのは
とても貴重な経験だった、とのこと。
ヒロイン役の青木梨乃ちゃんは、
舞台挨拶ではこういう場に慣れていない緊張感などを感じたけど、
映画での演技はすごく良かった。