きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

アニエス・ルテステュ トークショー

2019年10月01日 | バレエ・ダンス
旅行からの新幹線出勤から
夜は元パリ・オペラ座バレエ団エトワール
アニエス・ルテステュのトークショー。

どこまで書いていいのかわからないので
ざっくりしたことだけ。


エトワール引退はオフィシャルな契約面のことで、
いまもパリオペで、仲閒と一緒に
レッスンを受けているそうです。
若い人には昇級試験の指導なども。

好きな役は「椿姫」のマルグリットや
「天井桟敷の人々」のガランス。
演劇的な役の方が踊ることに集中できる。

背が高かったので悪役やミルタに
キャスティングされることが多かったが
好きなのは上記のような役。

「天井桟敷の人々」について
ジョゼはアニエスに初演を希望していたけど
300着の衣装デザインがあり
並行して踊るのは無理なので断った。
ガランス役は何人かいるけど
デザインのイメージは初演のシアラヴォラ。

初演後に「ガランスはあなたのための役みたい」
と周囲の人によく言われた。

現在の来日公演は、ダンサーの部分も含め
いまの自分を表現している。
ピアニストはガルッピ(?)の楽譜を発掘した人で
以前から一緒に仕事ができればと思っていた。
今回の公演は「音楽とダンスのメランジェ」、
ピアノとダンスが総合的に繋がっている。

「オペラ座のエレガンスとは?」の質問に対しては
仕草、行動の仕方も含まれる。
一定のところまでは練習で作ることができるが
最後は元からもっているかどうか。
どのようにスポットの光りを受けるか
音楽をどのように彩るか。

音楽の掴み方について。
レッスンは音に合わせて受ける。
指導者がどう発信するか。
1,2の繋がりをどういくか。

デザインの仕事は夜の11時~3時ぐらいが
雑音がなく集中できる。
いちばんいいのは時差ボケのとき。

怪我はダンサーとしてブレーキがかかるので
しっかり「なにが悪いのか」を考え
繰り替えさないようにする。


などなど、たくさんお話ししてくれました。
私は仏語は全くわからないけど、
アニエスはすごく聡明で、かつ、
思ったことを的確に言語化できる人という印象。

マルティネスの名前は何度も出てきて
クリエイターとしての彼を尊敬しているのを感じました。

彼女にかけられる言葉の話を聞くと
周囲に愛されているのを感じました。

パリのオススメの場所(セーヌの左岸から右岸?)のお話は
イキイキとした笑顔で。
パリを愛しているんだなあ、と。

お話しの後はフォトセッション。
参加者個人の撮影。

サインもいただきました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする