きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ベアタ・ベアトリクス(千秋楽配信)」(宝塚星組)

2022年09月19日 | 宝塚(星組)
芸術家たちの創造と、それに伴う苦悩が、
出演者の若さにマッチしている。
ロセッティやミレイの傲慢さは
若さゆえに、恐怖心がないからこそ。
この主題にこの出演者でバウデビューの熊倉先生、
説明台詞はほぼないのに話がわかりやすい。
歌と踊りの入れ方も自然。

2幕はミレイの場面が多く、
削れないのはわかるけど、
ちょいバランスが悪かったかな。
しかし、演出家デビューで、
独りよがりにならず、
話をちゃんと作れていたのは良かった。

自分より才能がある者への嫉妬と羨望が
脚本できちんと描かれ、
役者も表現できているのが良かった。
自分より才能がある、
それに気づいてしまうのも画家としての天賦があるから。
だから苦しむ。
景子ちゃんの芸術家シリーズはここが弱過ぎるんだよね。
今回はとても満足。

2幕のやさぐれロセッティは色気があったねー。
水乃ゆりちゃんの芝居も良かった。
ラスキンさんの目の確かさが、すごいね!

2014年にミレイの「オフィーリア」を見ていました。
 → 「ラファエル前派展」(https://blog.goo.ne.jp/ytaiyo/e/e1d1381f59ce31e3efe9cff420191a5b
「モリスの妻は夫公認の愛人がいたんですね。」がロセッティか!
ロセッティの絵も見ているはず!
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「レインマン(午前十時の映画祭12)」

2022年09月19日 | 映画


初見。
兄弟が心を通わせていく過程は良いと思うけど、
父はダメ過ぎだ。
遺言状であそこまで厳しく言うなら、
兄のこともはっきり伝えるべきだろう。
出発点作りにしても、
父の言葉が足りな過ぎる。
どのみち、「謎の男」に多額の遺産が行けば
弟は調べるに決まっているだろう。

ホフマンの芝居とトムの若さは良い。
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