ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

学生さんがロンボクで"ごみ銀行"の調査!? in Lombok

2016年09月12日 | ★2016年度(ロンボク)

9月からロンボクで活動しているゆいツールです。

Yui-Tool sedang melakukan kegiatan di Lombok bersama mahasiswi dari Jepang.

今回は、なんと熱心な学生さんと一緒です♪ 実は、今年の1月に、ゆいツールの活動を見に来てくれた学生さんです。

彼女は今回は、大学の研究で「ごみ銀行」について調べています。

(上の写真は、中部ロンボクのボンデールという村で、クラフトづくりをしている若者と女性たちへのヒヤリングの様子です)

他にも、いくつかのごみ銀行を訪れました。Ini bank sampah Siung Gemilang, desa Lelede.

西ロンボクのレレデ村(シウン・グミランごみ銀行)のハミドさんに、プラスチックごみの値段を聞いたり。

州都マタラムからほど近い、クカイッ村でコンポストづくりをしている団体(ビナ・サラム)のところで、協働している企業(Nuturifood)の人に質問したり。

(ビナ・サラムについては、こちらのページの最後のほうで紹介しています。) 

Ini tempat Bina Salam(buat kompos di desa Kekait, Gunung sari.

同じクカイッ村で、女性たちのグループを指導しているリーダーに話を聞いたり。

この女性グループと、ビナ・サラムはごみの活用という点で協力しあっているそうです。

女性たちはプラスチック袋でクラフトを作り、ビナ・サラムはその他のプラスチックごみを廃品業者に売ったり、オーガニックごみはコンポストに活用したり。

Ini dusun Dasan Agung, desa Tanah beak, Lombok tengah. tempat Mas Tony.

以前、ドラゴンフルーツ狩りでお世話になった、ダサン・アグン村で英語クラスを運営するトニーさんのところにも行きました。

また、中部ロンボクごみ銀行のごみ集積所では、アクア・グラス(プラスチック)の処理をしている人の作業の様子を見学しました。

Ini gudang yang Bank sampah Lombok Tengah.

そして、ロンボク島で最も成功しているごみ銀行、NTBマンディリごみ銀行のアイシャさんと打ち合わせをしたり。

Kami meeting sama mbak Aisyah, bank sampah NTB Mandiri.

1週間でずいぶんたくさん情報を集めました。

時にはちょっとブレイク。

伝統の織物屋さんで、お買いもの。

さて、明日からは別の学生さんがエコツアーに参加するためにロンボクにやってきます。

どんな旅になるか、楽しみです。

(山)

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ロンボク島で村ツーリズム!? in Lombok

2016年06月13日 | ★2016年度(ロンボク)

ゆいツールは今年度、ロンボク島で「村ツーリズム」プログラムを開発しようと考えています。

Tahun ini Yui-T00l mau buat program desa wisata di Lombok.

村ツーリズムとは、「滞在型ツーリズム」と言い換えてもいいのですが、村にホームステイしながらあるテーマを持って、村の若者たちなどと交流するプログラムです。たとえば、子どもたちに英語を教えたり、ごみ問題について一緒に学んで村の人たちと意見交換したり。
 
昨年度、ゆいツールはロンボク島での活動の中で、いろんな村に行って、だいぶ村の様子がわかってきました。
一回講習会をやっても、ごみ銀行は立ち上がらないし、女性たちは継続してクラフトを作らないし、村はともかく汚いということ。
そして、「村をきれいにしたい」という人がいても、まだまだその思いは空回っていることが多いようであること。
 
そこで、外国人が村に滞在して、村や地域のごみ処理のことなどを現地の若者と一緒に学んで、どうやったら村をきれいにできるかを考えてみてはどうだろう?と考え、今回はパイロットプログラムとして、ゆいツールのボランティアの吉本が村に滞在することにしました。
 
場所は、ロンボク島の空港のあるプラヤから、車で20分ほどのところにあるボンデール村クンタワン集落。(Kentawang, Desa Bonder, Lombok tengah)
人口は350人くらいと言っていましたが、こうした小さい集落がいくつかあり、みんな家族のように親しいのだと教えてくれました。
 
案内と通訳をしてくれるラフマンくん。(Mas Rahman)
今まで何度かゆいツールの活動に参加し、クラフトの作り方を覚えて、村や大学のサークルで教えている頼もしい若者です。
 
泊めてもらうのは、ラフマンくんのお姉さんの家です。
お姉さん夫婦と5歳の娘インタンちゃん。
そして、近くに住んでいるラフマンくんのご両親や、他のお兄さん、親戚も、毎日のように訪れて、おしゃべりしたり、ごはんを食べたりします。
この家族の結びつきの強さは、今の日本ではだいぶ失われてしまっているものだなあと思いました。
 
村には、コミュニティセンターがあり、ラフマンくんと仲間の若者たちが中心となって、英語のクラスとごみをリサイクルしたクラフト作りのクラスを行っています。
クラスは無料で、誰でも参加できるとのこと。(冒頭の写真)
 
外国人が村に滞在するなんて、初めてのことなので、みんな興味津々。
英語のクラスに、お母さんたちも赤ちゃんを連れて覗きにきました。
小学生の子どもたちが多かったので、英語を使った、身体を動かすゲームをたくさんやりました。
子どもたちは、単語もよく知っていて、思った以上に英語ができます。
ただ、とてもシャイで、なかなか話せない。
 
普段は、アズハルくんという学生が、週に4クラスもここで教えています。
とてもきれいな英語を話します。
「これから観光でたくさん外国人が来るから、子どもたちがみんな英語を話せるようになって、外国人とコミュニケーションできるようになってほしい」といいます。
 
アズハルくん(Mas Azhar)
 
小学校や大学も訪問しました。
どこに行っても、みんな外国人に興味津々。
そして、日本についてもいろいろ質問してきます。
 
川にもみんなで行きました。
川で泳いだり、水浴びしたり、魚を捕ったりするそうですが、今は水が少なくて、あまりきれいじゃない。写真には写ってないけど、ごみも落ちています。
 
村で過ごした3日間で感じたのは、この村はとても豊かだということ。
田んぼが広がり、ココナッツがなっていて、鶏が走り回っています。
ごはんには、新鮮な野菜やハーブが出てきます。
 
何より、みんながお互いを知っていて、村中が家族のように、物も時間も共有している。
毎日いろんな人がラフマンくんの家に来たり、歩いている私を呼び止めて、「おしゃべりしよう」と誘ってくれました。
 
外国人として短期間、村にいても、見えることはほんのわずかかもしれません。
でも、そのわずかでも、学ぶことはすごくたくさんあります。
 
そして、そのわずかを積み重ねていくことは、村の人たちにとってもすてきなことなんじゃないかな、と思います。
 
普段、あまり村以外の生活を知らない人たちが、外国の文化に触れて興味を持ったり、子どもたちが外の世界って面白そうだと思ってくれたり。
そして、彼らが当たり前だと思っている村の暮らしがどんなに豊かか、外から来た人の口から聞くことで何かに気づいたり。
 
その先に、自分たちの暮らしを守っていこうとか、村をきれいにしようとか、そんな思いが育っていくのだろうなと感じました。
(吉)

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