1月上旬に、ロンボク島の観光エリア・スンギギのメインストリートのクリーンアップ活動に参加しました。
この日は、ふたりの日本人学生(下の写真左から2番目、3番目)を連れて行きました。
Pada awal bulan Januari 2020, Yui-Tool telah mengikuti kegiatan membersihkan jalan di Sengigi bersama mahasiswa dari Jepang.
この活動は、ドイツ人のサキナさん(写真上、左)が率いるLombok Ocean Careというグループが、毎週日曜日の朝にビーチで実施しているものです。
この日は朝に雨が降り、いつも参加しているメンバーのほとんどは集合しませんでした。それでも、学生さんと約束をしていたゆいツールは、サキナさんと連絡を取り合い、メインストリートの方で活動することにしました。
サキナさんは、DAMRI(インドネシアの国営の公共輸送バス会社)が設置したごみ箱のごみを片付けると言いました。
インドネシアでは、公共の場所に誰かが親切にごみ箱を設置することが時々あります。でも、誰が片付けるのか?といったことまでは考えていません。
このDAMRIの会社も、ごみ箱を設置して満足してしまったようです。
行政はしらんぷり。(ここは西ロンボクの環境森林局管轄のエリアですが、行政がごみを回収することが決まっている場所までごみを移動させなければ、回収はしてくれません)
私たちも、周辺のごみを拾います。
ごみ拾いが終わってから、学生さんとサキナさんと一緒にディスカッションをしました。
「サキナさんはいつからクリーンアップ活動をしているの?」
サキナさんがごみ問題について意識し出したのは、2018年夏の大地震の後からだったと言います。
それまでは、レストラン(上の写真に写っている場所)や旅行会社、Villaを経営するのに忙しく、ごみのことを取り立てて意識したことはなかったそう。
大地震で旅行客がいなくなり、従業員も元気をなくしてしまった時に、サキナさんは周りを見渡してごみがそこらじゅうにあふれていることに気がつき、なんとかしたい、と思ったそうです。
今では、レストランの従業員がごみを分別してきれいにしています。(ごみ拾いで集めたごみの一部も含まれています)
下の写真の、一番右側はコンポストです。レストランの生ごみはここで処理します。
人々の意識を変えるのは難しい、とサキナさん。
「毎週行っているビーチクリーンアップ活動に参加する地元の人はどんな人ですか?」
Lombok Ocean Careのメンバーとごみ銀行の仲間たち以外は、一般のローカルの人は参加しないそう。
人々の意識を変えるのは難しいけど、ネガティブなことを考えていてもしょうがない。常にポジティブで、笑顔で。
人に注意するときも「ごみをごみ箱に捨てなさい!」と怒るのではなく、明るく笑顔で教えてあげる方がいい。とサキナさん。
若い人が環境問題に意識を向けてくれているのは、とても頼もしいと言っていました。
私も、サキナさんと出会えてとても幸運だった、と思いました。
これからも、ロンボクで同じ目的を持つ仲間たちと一緒に、環境を守る取り組みを続けていこうと思います。
(山)
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