ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

日本の学生さんを連れて、スンギギエリアのごみ拾いに参加 in Lombok

2020年01月24日 | ★2019年度(ロンボク)

1月上旬に、ロンボク島の観光エリア・スンギギのメインストリートのクリーンアップ活動に参加しました。

この日は、ふたりの日本人学生(下の写真左から2番目、3番目)を連れて行きました。

Pada awal bulan Januari 2020, Yui-Tool telah mengikuti kegiatan membersihkan jalan di Sengigi bersama mahasiswa dari Jepang.

この活動は、ドイツ人のサキナさん(写真上、左)が率いるLombok Ocean Careというグループが、毎週日曜日の朝にビーチで実施しているものです。

この日は朝に雨が降り、いつも参加しているメンバーのほとんどは集合しませんでした。それでも、学生さんと約束をしていたゆいツールは、サキナさんと連絡を取り合い、メインストリートの方で活動することにしました。

サキナさんは、DAMRI(インドネシアの国営の公共輸送バス会社)が設置したごみ箱のごみを片付けると言いました。

インドネシアでは、公共の場所に誰かが親切にごみ箱を設置することが時々あります。でも、誰が片付けるのか?といったことまでは考えていません。

このDAMRIの会社も、ごみ箱を設置して満足してしまったようです。

行政はしらんぷり。(ここは西ロンボクの環境森林局管轄のエリアですが、行政がごみを回収することが決まっている場所までごみを移動させなければ、回収はしてくれません)

私たちも、周辺のごみを拾います。

ごみ拾いが終わってから、学生さんとサキナさんと一緒にディスカッションをしました。

「サキナさんはいつからクリーンアップ活動をしているの?」

サキナさんがごみ問題について意識し出したのは、2018年夏の大地震の後からだったと言います。

それまでは、レストラン(上の写真に写っている場所)や旅行会社、Villaを経営するのに忙しく、ごみのことを取り立てて意識したことはなかったそう。

大地震で旅行客がいなくなり、従業員も元気をなくしてしまった時に、サキナさんは周りを見渡してごみがそこらじゅうにあふれていることに気がつき、なんとかしたい、と思ったそうです。

今では、レストランの従業員がごみを分別してきれいにしています。(ごみ拾いで集めたごみの一部も含まれています)

下の写真の、一番右側はコンポストです。レストランの生ごみはここで処理します。

人々の意識を変えるのは難しい、とサキナさん。

「毎週行っているビーチクリーンアップ活動に参加する地元の人はどんな人ですか?」

Lombok Ocean Careのメンバーとごみ銀行の仲間たち以外は、一般のローカルの人は参加しないそう。

人々の意識を変えるのは難しいけど、ネガティブなことを考えていてもしょうがない。常にポジティブで、笑顔で。

人に注意するときも「ごみをごみ箱に捨てなさい!」と怒るのではなく、明るく笑顔で教えてあげる方がいい。とサキナさん。

若い人が環境問題に意識を向けてくれているのは、とても頼もしいと言っていました。

私も、サキナさんと出会えてとても幸運だった、と思いました。

これからも、ロンボクで同じ目的を持つ仲間たちと一緒に、環境を守る取り組みを続けていこうと思います。

(山)

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若者たちが村の子供たちに「ごみについて考えるプログラム」を実施! in Lombok

2019年12月29日 | ★2019年度(ロンボク)

2019年がもうすぐ終わります。

ゆいツールは、ロンボク島で活動をしています。

先日、西ロンボクのブウン・スジャティ村で環境教育プログラムを実施しました。

これは、ゆいツールの村ツーリズムに参加している日本人大学生向けに、ドゥルカディチームメンバー(※1)がトレーニングのために実施するのが目的でしたが、ガイドのマデくんがバリ人(※2)の子供たちがバリの文化を学んでいる場に、うまく組み込んでくれました。

まずは、ルスくん(写真上、左)が子供たちに「今日君たちはどんなごみを捨てましたか?」と質問をしました。

そして、何枚かの写真を見せながら「こんな光景は見たことありますか?なんだと思いますか?」などと質問をしていきます。

プログラムを実施する前にメンバーで役割を決めて、私からやることを説明したにも関わらず、実際にやってみるとワタワタします。

次は、「ごみを土のところに捨てるとどうなるか?」7日間の経過を写真で見せます。

チームキャプテンのコマンさん(写真上、左から2番目)が、説明します。

写真を見せる前から「ごみには、オーガニックごみと非オーガニックごみがあって・・・」と話し出すので、「それは後。まずは写真を見せて」と小声で注意します。

7日間、いろんなごみを土のところに捨てた結果、「すぐになくなってしまうごみ」と「いつまでたってもなくならないごみ」の2種類があることがわかります。

そこで初めて、オーガニックごみ→「すぐになくなってしまうごみ」と非オーガニックごみ→「いつまでたってもなくならないごみ」のことを説明します。

オーガニックごみは例えばなに?非オーガニックごみは例えばなに?

子供たちは「オーガニックごみ」「非オーガニック」という言葉は知っていても、それが具体的に何であるかわかっていないことがよくあります。

そこを丁寧に考えるのが、この部分の目的です。

そして、恒例のごみ分けゲーム。(写真下の、青いシャツを着ているのが日本の大学生)

グループごとに若者たちが入ってファシリテートします。ランタン村のティウィとトゥリスナもドゥルカディチームをサポートします。

(写真上の中央が、ティウィまたはトゥリスナ。3つ子のため、見分けがつきません)

子供たちの年齢はバラバラ。でも、その方が返って教え合えるからちょうどいいかもしれません。

ごみを「オーガニックごみ」と「非オーガニックごみ」に分けるゲームのあとは、まとめです。

マデくん(写真上、右)が、とても上手に話をします。

自分たちが捨てているプラスチックごみが、川から海に入って波の間をたゆたっていくうちに、砕けて小さなマイクロプラスチックになっていくこと。

そしてそれを魚が食べて、その魚を私たちが食べていること。

最後は私から、ごみは再利用できること。ごみを捨てる前に、ちょっと考えてみて。と話をして終わりました。

今回の活動中に、何度か若者たちが子供たちにプログラムを実施する機会を設ける予定です。

トレーニングを積んで、来年度には、学校の先生や村役場のスタッフなどを対象とした研修を実施できるようにしたいと考えています。(山)

※1 ゆいツールが育成している若者チーム

※2 ロンボクに暮らすバリ人(ヒンドゥー教徒)。ロンボクには元々ササック人が暮らしていて、ササック人は現在はイスラム教徒が中心。ブウン・スジャティ村は、バリ人とササック人が混じって暮らす村。

(最後にみんなで記念撮影)

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観光ガーデン&教育センターを運営するプラマさんとの出会い in Lombok

2019年09月29日 | ★2019年度(ロンボク)

最近、ロンボクで環境教育の一環として「ガーデンづくり」をしたいな、という気持ちが芽生えてきていたのですが、9月にうってつけの場所と人物に出会いました。

西ロンボクのナルマダ地区のスラナディ村にある、プラマ・ニン・プスパ観光ガーデン(&教育センター)です。

右側の男性が、プラマツアー&トラベル会社の元オーナーのグデ・プラマさんです。

Bersama pak Gde perama dari "perama tour and travel".

このガーデンの入場料は、ひとり100,000ルピア(約760円くらい)と高く設定されています。

(その代わり、植物がお土産としてもらえます)

注意事項は、他の訪問者へ配慮をすること、禁煙、外から食べ物や飲み物を持ち込まないこと、きちんとふるまうこと、時間を守ること。

そして、2時間の時間制限があること、お菓子や飲み物のサービスがあることなどの他に、観葉植物などの植物の販売をしています、と書いてあります。

ガーデンは、奥行きがあり、緑で溢れかえっています。

一部の植物は、訪問者から預かったもの。

どういうことかというと、訪問者が気に入った観葉植物に3年間ガーデンで植物の水やりなどの世話をするという約束で、300,000ルピアを払ってもらっているのです。

それらの鉢は、他の人に売らずにガーデンで世話をします。

売り物ではない、という印のラベルが貼ってあります。

ガーデンには、ツリーハウスもありました。シンプルな室内。

ずいぶん前からあった観光ガーデンなのかな、と思いアルバムを見せてもらうと・・・。

右側のアルバムが、ガーデンができるまでの様子をまとめたものでしたが、2016年に土地を購入して開発をしたことがわかりました。

たった3年で!?びっくりしました。

このガーデンは、ただの観光ガーデンではなく、教育の場にもなっています。

プラマさんは長年大きな旅行会社を経営してきて、人の教育の大切さを痛感しているようで、住民と一緒に他にも観光ガーデンをオープンしようとしているようです。

それは、観光ガーデンを増やすことが真の目的ではなく、ガーデンづくりを通して人が育つ、人々が協力する、課題を解決する、問題を乗り越える、といったことを目指しているのだと私は見て取りました。

ゆいツールが目的としていることと同じです。

私が、「ロンボクの人たちは、一人勝ちが好きで、協力し合うことが難しい」と言うと、プラマさんは「それはそうだ」と頷いた上で、「でも、あきらめてはいけない。」と言っていたのが印象に残っています。

ガーデンの奥には、子どもの遊び場が作られていました。

インドネシアによくある、子供用遊具を適当に置いている場所ではなく、とてもよく考えられた遊び場になっていました。

安全性にも考慮されているように感じました。感心して、「誰が設計したのですか?」と聞くと「私だよ」とプルマさん。

私は、ロンボクで一大ツアー会社を経営し、今は引退してガーデンづくりや人々への教育の場づくりをして、子どもの遊び場まで作ってしまうプルマさんと出会って、とても感服しました。

ドゥルカディ・チームのメンバーたちには、10月にはガーデンを訪れて欲しいと考えています。

そこできっと、良いインスピレーションが得られると期待しています。

(山)

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日本人大学生がバリ島とロンボク島で体験したこと(2019年9月)

2019年09月26日 | ★2019年度(ロンボク)

9月に、日本から大学生がひとりバリ島&ロンボク島へやってきました。

今回は、彼が体験したことを一通りご紹介します。

まずはバリ島で、ロンボクの若者たちと一緒にスタディツアーに参加。

最初に、マングローブ林を見に行きました。

夜は、おしゃれなカフェで食事。

翌日、マングローブ林に隣接する「気候変動と森林火災対策センター」で、マングローブの生態について勉強しました。

ウブドのリサイクルサンターで、コンポストの見学など。

夕方は、エコホテルに寄りました。

翌日は、プングリプラン村という観光村に行きました。普通に人が暮らしている村が、まるごと観光地化されていて、興味深かったです。

バリの家は、敷地内に必ずお寺があります。ゆいツールのガイド(バリ人)から説明を聞きます。

さて、ロンボク島へ移動しました。

ロンボクでもバリの寺院を見学しました。ロンボク島にはバリ人も多く住んでいるためです。

その後さっそく、パイズルさんのごみ銀行(クカイ・ブルスリごみ銀行)を見に行きました。

なんと、靴まで利用されています。

翌日は、スンギギのビーチクリーンアップ活動に参加しました。

そして、北ロンボクのバンサール港からギリ・メノ島へ出発。

ギリ・メノ島では、夕方と朝にシュノーケリングを楽しみました。なんと、ウミガメにも遭遇。

宿泊は、いつもお世話になっているDiana Bungalowでした。

ロンボク島へ戻るとその足で、中部ロンボクのランタン村へ。

村の暮らしが始まります。

ランタン村に3泊したあとは、西ロンボクのブウン・スジャティ村へ。

マンゴーを食べたり。

アヒルを抱っこしたり。

バリ・ヒンドゥのお祈りに欠かせない花摘みも体験。

滝で泳いだり。

なんと、ジャンプしました!

そして、帽子づくりまで!インドネシアにはどこにも必ずあるココナツの葉っぱで作りました。

作った帽子をかぶって。(手に持っているのは、エコブリックといってプラスチックの袋をペットボトルに詰めたものです)

別の日には市場を見学したり。

モスクを見学したり。

織物屋さんで民族衣装を着てみたり。

村でヤギを触ったり。

最終日には、コンポスト作り講習会の見学もしました。

とても、盛りだくさんな体験ツアーとなりました。彼の感想はこちら

こんなツアーに興味がある方は、ぜひゆいツールまでお問い合わせください。

(山)

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ブウン・スジャティ村で子供たちにプログラム&クリーンアップ活動 in Lombok

2019年09月21日 | ★2019年度(ロンボク)

今週の初めに、西ロンボクのブウン・スジャティ村で、小学校の子供たちに「ごみについて考えるプログラム」を実施して、一緒にクリーンアップ活動を行いました。

Yui-Tool telah membuat program mengenai memilah sampah dan gotong royong sama anak2 class 6 SD2 Buwun sejati, Lombok barat.

Kerjasamanya Tim Dulkadi dan Lombok Ocean Care.

この日は、ゆいツールとドゥルカディ・チームメンバーと、ドイツ人のサキナさん(スンギギのビーチで毎週日曜日にクリーンアップ活動を主催している女性)引きいる仲間たちと一緒に活動しました。コーディネートは、ゆいツールとドゥルカディ・チームのマデくん(彼の村なので)が行いました。

まずは、校長室でごあいさつ。(左下の男性が校長先生)

6年生の教室に行って、自己紹介から。

サキナさん(左から3番目)の仲間たちは、ロンボク在住で旅行会社を経営していたり、ガイドをやっていたり、何かしらツアーやツーリストと関わる仕事をしているようです。インドネシア出身の方もいれば、欧米の方もいます。みなさん、サキナさんのクリーンアップの活動に協力しているメンバーのようです。

プログラムを実施します。これは、ゆいツールが2014年に開発した教材で、子供から大人までごみについて考えることができるものです。

今朝自分が捨てたごみについて思い出したり、いくつかのごみの写真を見たりした後、ごみには「土に埋めると分解されて土に戻るもの」と「戻らないもの」の2種類あることを伝えてから、ごみカードを分類するワークに入ります。

子供たちそれぞれにカードを配ります。

ドゥルカディ・チームメンバーや、サキナさんの仲間たちがグループに入ってサポートします。

サキナさんの仲間たちの中には、教師をやっていたことのある人がいて、その他にも教育が大好きなメンバーがそろっていたため、事前に少しプログラムセットを見せただけだったのですが、やることを理解して上手にサポートしてくれました。

学習が終わると、サキナさんが校長先生にエコバックをプレゼント。

エコバックを持つことの意味も伝えます。サキナさんはインドネシア語が流ちょうですが、校長先生は子供たちがより理解できるようにロンボクの民族の言葉「ササック語」でも伝えました。

その後は、子供たちにもプレゼントが。女の子と何人かの男の子にはランチボックスとボトルが、その他の男の子には文具セットが配られました。

ランチボックスとボトルは、ごみを減らすために使ってね。とサキナさん。

さて、いよいよクリーンアップ活動に移ります。

上の写真で、グリーンの服を着ているメンバーは、ブウン・スジャティ村のTibu Atas(ティブ・アタス)という滝を管理している人たちです。

マデくんが指導して、一緒にごみを拾ったり植物を植えたり写真を撮るスポットを作ったり、滝を居心地のよい場所にするために働いてくれています。

ドゥルカディ・チームのオパンくんと子供たち。

今、ロンボクのある西ヌサトゥンガラ州は、ゼロ・ウェイスト運動に力を入れています。

ゼロ・ウェイストとは、無駄・ごみ・浪費 をなくすという意味。
出てきた廃棄物をどう処理するかではなく、そもそもごみを生み出さないようにしようという考え方です。

NPO法人ゼロ・ウェイストアカデミーのホームページより引用)

指でゼロを作るのが、ゼロ・ウェイストのサインだそうです。

さあ、ゴミ拾いにでかけます。

Tibu Atasの滝へ向かう小道を清掃していきます。

滝へは、あぜ道を歩いていくのですが、ここからの景色がまたとてもきれい。

サキナさんの友達も、きれいだわ!と喜んでいました。

校長先生も、目立たないところにあるごみを率先して拾ってくれました。

実はこの校長先生、数日前にこの学校に赴任したばかり。以前も教師として勤めていたことがあるということで、その時の教え子もマデくんと一緒に滝の管理グループの世話をしています。校長先生自身も、今までいた学校で子供たちと植林活動をしたり、自宅の家の周りをきれいにしたり、かなり環境活動に熱心なようで、今回の私たちの活動にも快く協力してくれました。

滝へ到着。記念撮影です。

ゆいツール、ドゥルカディ・チーム、サキナさんの仲間たちと滝の管理グループメンバーも一緒に。

このクリーンアップ活動を、ルーティーンで実施できたらいいな、と思います。

サキナさんや、サキナさんの仲間たちも、これからたくさんお客さんを連れてきてくれることでしょう。

いつの日か、多くの住民もクリーンアップ活動に参加するようになってほしいものです。

(山)

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ランタン村でコンポストづくり講習会を実施!! in Lombok

2019年09月19日 | ★2019年度(ロンボク)

先週、中部ロンボクのランタン村で「コンポスト作り講習会」を実施しました。

Yui-Tool telah membuat pelatihan mengenai kompos di desa Lantan, Lombok tengah.

講師は、クカイ・ブルスリゴミ銀行のパイズルさんです。

パイズルさんは、以前NTBマンディリごみ銀行(ロンボク)のアイシャさんに指導を受け、アイシャさんは以前日本のプログラムで北九州に研修に行って「高倉式コンポスト」を学びました。

(以前、他の村でアイシャさんと一緒に「コンポスト作り講習会」を行った時の様子はこちら

今回は、2種類のコンポストを作りました。落ち葉を中心に作る「グリーンコンポスト」と、台所の生ゴミを入れられる「高倉式コンポスト」(インドネシア向けに開発されたコンポスト)です。

通りがかった村長さん(写真下右)に、今日の活動の目的について説明しました。

最初に、発酵液の材料について説明します。「グリーンコンポスト」と「高倉式コンポスト」では、材料が異なります。

どちらの材料も、村で簡単に手に入れられるもの。発酵液は、作ってから3日以上待ってから使うことを聞きました。

「グリーンコンポスト」から始めます。

村には落ち葉がたくさんあります。これをうまく活用すれば、田んぼや果物の木や野菜畑に肥料を使うことができます。

パイズルさんが事前に作ってもってきてくれた発酵液を、水に薄めて落ち葉にかけます。

「4日一回、天地を返すように。1ヶ月でできあがります。」とパイズルさん。

お次は「高倉式コンポスト」。米ぬか、もみ殻、土を混ぜたところに2種の発酵液を水に薄めてかけていきます。

こちらは、このまま数日おいて発酵床を整えること、全体の量の20%を超える生ごみを加えてはいけないこと、毎日スコップでひっくり返すこと、気をつけないと臭ったり虫がわいたりすること、入れ物に移してもいいがバケツなどはだめ、通気性がいい穴が開いているカゴなどが適していること、4ヶ月でできあがりあとは半分だけ使って残りをそのまま使い続けることができることなどを学びました。

次にゆいツールがロンボクに来たときには、コンポスト作りの成果が見られるでしょう。

ゆいツールとしては、ドゥルカディ・チームのメンバーが他の人にコンポスト作りを指導できるようになってほしいと考えています。

人に教えられるようになって初めて、その技術を本当に自分のものにした、と言えると思います。

(山)

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ロンボクの若者たちがバリでスタディツアー♪♪ in Bali

2019年09月15日 | ★2019年度(ロンボク)

9月の上旬に、バリ島でロンボクの若者向けのスタディツアーを実施しました。

目的地は、3つ。デンパサール、スウン・カウのマングローブ林と、ウブドにあるリサイクルセンター、それからプングリプラン村という観光村です。

このブログでは、ひとまずマングローブ林とリサイクルセンターについて報告します。

スタディツアーに先立って、若者たちにゆいツールのブログラムの使い方を紹介しました。

若者たち(ドゥルカディチームのメンバー)は、先月からロンボクのとある幼稚園で教育活動をスタートさせたところなので、そこでも使ってほしいと思い実施しました。

大事なことは、子供たちが自分で考えること。正しいことを一方的に教えることではない、と伝えます。

「オーガニックのゴミ(日本では燃えるゴミに分類)」と「オーガニックではないゴミ(プラスチックやガラスや鉄など)」を、ゴミのカードを使って分別します。

その後、日本からの大学生を空港に迎えに行って、スタディツアーが始まりました。

夕方、マングローブ林を歩いて見学します。

翌朝、今度は森林環境省管轄の「気候変動と森林火災対策センター」のスタッフにマングローブ林の生態等について説明してもらいました。

そこで初めて知ったこと。「マングローブという名前の植物はない、ということ」「マングローブの木は、普通の木の何倍もの二酸化炭素を固定する」「マングローブ林があることで、周辺の村の井戸の水の塩分が少なくなる(飲めるようになる)」「マングローブ林は多くの生き物を育む」などなど。

葉っぱの形の違い、根っこの形の違い、実の形の違い、一種類で森林を形成するか何種類かが集まらないと森林を形成できないかなどの違い、などについても学びました。

ロンボクでは、マングローブ林があっても、マングローブ林について学ぶ場所がないため、その効用や機能の重要性を村人は知りません。

施設の外には、こんな看板がありました。

「気候変動と森林火災対策センター」の名前と活動の写真と共に「私たちの地球を守りましょう!」と書いてあります。

次の目的地は、日本人に人気のウブドにあるリサイクルセンターです。

6月に行ったときは、できたばかりでまだ運用が始まっていませんでしたが、今回行ってみるとコンポストが移されていました。

私たちは、ごみに関するビデオを見せてもらったり、施設長のスパルディさん始めスタッフのみなさんとディスカッションをしたりしました。

スパルディさんの「ごみではない。資源なんだ」という言葉が印象的でした。

2012年から始まった小さな活動が、今やジャカルタの中央政府から立派なリサイクルセンターを作ってもらえるほどに成長しました。

私たちが今ロンボクで行っている活動も、いつか大きく実を結んだらいいな、と思います。

(山)

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若者たちが観光地でワークショップ!? in Lombok

2019年07月27日 | ★2019年度(ロンボク)

7月中旬に、北ロンボクの離れ島ギリ・メノ島で、ドゥルカディ・チームが観光客とローカルの人向けにクラフトワークショップを行いました。

Tim Dulkadi telah membuat workshop kerajinan tangan dari sampah plastik di Gili Meno, Lombok.

Workshop ini dilakukan di tempat Trash Hero Meno.

作ったのはこちら。

プラスチックの空袋を使ったキーホルダーです。

ドゥルカディ・チームは、これに先立って、パイズルさんのごみ銀行(クカイ・ブルスリごみ銀行)で作り方を学びました。

そして、材料を用意してもらいワークショップにのぞみました。

今回、ゆいツールの山本は現地にいません。若者たちだけで、ちゃんとできるだろうか。少々不安はありましたが、色々と指示をしてあとは任せることにしました。

ワークショップの目的は、主に観光客にごみ銀行の活動をPRしたり、ローカルの人にはプラスチックのごみを再利用してクラフトづくりができることを伝えたりすることでした。

参加者は、観光客が6人とローカルの人たちが15人くらいでした。

どこから来た人たちか、というのをリサーチし忘れたましたが、イギリスの方が2名いたそうです。

今回、トラッシュ・ヒーロー・メノという団体のbrother hoodという場所を借りて、ワークショップを行いました。

このキーホルダー、小さいですが簡単には作れません。まずはさみで、プラスチックの空袋を切るところから。

そして、折ったり編んだり。

子供たちも集まってきました。子供たちは、切れ端をペットボトルに詰めて「エコブリック」を作ります。

エコブリックは、主にごみ銀行で売り買いされて、建築資材の代わりとして使われています。

サイコロ状に仕上げるときには、針と糸を使って縫いながら作っていきます。

長い時間がかかってやっとできあがりました!

参加者も大満足!

本当は、このbrother hoodに卸しているごみ銀行の商品も積極的に売って欲しかったのですが、みなさん作ることに夢中で、ドゥルカディ・チームのメンバーも教える方に集中していて、残念ながら販売することはできませんでした。

もうひとつ、非常に残念なことがありました。

このワークショップにむけて、ゆいツールはトラッシュ・ヒーロー・メノの代表のスルマンさんと何度か打ち合わせをしてきました。

トラッシュ・ヒーロー・メノ訪問(12月)

トラッシュ・ヒーロー・メノとの打ち合わせ(6月)

6月の打ち合わせでは、キーホルダーを作るワークショップへの協力をお願いし、準備を進めてきました。

ところが、準備段階(広報)でコミュニケーションのミスがあり、宣伝のバナーが事実と違う情報が盛り込まれたまま、ワークショップの数日前に広報されました。

ドゥルカディ・チームのメンバーも、ワークショップそのものは学びも大きくやりがいもあったようですが、いくつかの点でトラッシュ・ヒーロー・メノに対して、非常に失望を覚えました。

元々、この団体はギリ・メノ島で毎週日曜日の夕方、子供たちや観光客と一緒に島のクリーンアップ活動をしていて、その活動についてはゆいツールも一定の評価をしています。今まで2回、その活動に参加もしました。(1回目2回目

時々、ローカルの子供や観光客向けにワークショップを行うことがある、と知っていたので、今回共同企画を持ちかけました。

今回の結果を受けて、ドゥルカディ・チームのメンバーはそれぞれに感じたこと・考えたことを共有し、次回は同じ失敗を繰り返さないように、どこでだれと協力して、だれに対してワークショップをやろうか、と新たな計画を練ることになっています。

何事も、学びの一部です。

ゆいツールも、8年近くインドネシアで活動する中で、大きな失敗小さな失敗を繰り返し、悔しさに震えたことも怒りに燃えたことも、すべて成長の糧にしてきました。

ドゥルカディ・チームにも、失敗にめげず失敗から学び、前に前に進んでいって欲しいと願っています。

(山)

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若者の紹介!ブウン・スジャティ村のマデくん in Lombok

2019年07月15日 | ★2019年度(ロンボク)

今回は、前回紹介した「ドゥルカディ・チーム」の一員、マデくんについて少し紹介したいと思います。

日本の学生を案内する、マデくん。(2019年2月)

Bersama tamu..Pak Made Wiranata, desa Buwun Sejati, Lombok barat.

マデくんは、バリ人(ヒンドゥー教徒)です。

ロンボクには、先住民であるササック人(イスラム教徒)とバリ人と少しの中華系インドネシア人が暮らしています。

マデくんが暮らす西ロンボクの「ブウン・スジャティ村」は、ササック人とバリ人が混じって暮らしている珍しい村です。

この村では、宗教が違っても結婚する人たちがいるそうです。

ロンボクはイスラム色が強いので、そういうことはとてもめずらしいことだと思っていましたが、この村では普通のことのようです。

さて、ゆいツールは2018年2月に初めてブウン・スジャティ村を訪れました。マデくんと出会ったのもその時でした。

この村は、ちょうど西ロンボク政府が正式に「村ツーリズム」を推奨する村として登録した頃でした。

村がマウンテンバイクを準備したり、州政府が自転車が走りやすいように村の道路を整備したりしていました。

その後、2018年6月に2回訪れました。一回目は、中部ロンボクのランタン村の若者たちを連れて。2回目は、在住日本人向けモニターツアーの実施で。

徐々に、ブウン・スジャティ村の魅力がわかってきた矢先に、ロンボク島大地震(2018年7月8月)がありました。

幸い、ブウン・スジャティ村は大きな被害はなく、2018年10月に再訪問した時はまた少し整備が進んでいました。

(ティブ・アタスという名前の滝に取り付けられた看板。一番下には、“休暇を楽しんで。ごみは持ち帰りましょう”と書かれています)

この時は、ゆいツールの新アシスタントを連れて行ったのですが、これがマデくんと後にドゥルカディ・チームのキャプテンとなるコマンさんとの最初の出会いとなりました。

2018年12月には、マデくんを含め数人の若者を西バリ国立公園へのスタディツアーに連れ出しました。

この時一緒に行ったメンバー、オパン、マデ、サムスル、ルス(写真下)が、その後、コマンさんをキャプテンとするドゥルカディ・チームの最初の一員になったのです。

さて、12月末にはギリ・メノ島へのスタディツアーにも一緒に行きました。

そして、ギリ・メノ島から帰った足で、パイズルさんのごみ銀行を訪問しました。

これが、マデくんとごみ銀行の最初の出会いでした。

マデくんは、西バリ国立公園のスタディツアーに参加してからこちら、メンバーの中で一番の成長を見せています。

パイズルさんのごみ銀行にその後せっせと通い、ドイツ人のサキナさんをブウン・スジャティ村に誘って気に入ってもらい、6月後半にはサキナさんと仲間たちと一緒に村でクリーンアップ活動もしました。

今まで何度かスンギギの海のクリーンアップ活動(サキナさん主催)にも、ドゥルカディ・チームの他のメンバーと一緒に参加してきましたが、昨日の日曜日には、彼はひとりで活動に参加しました。

彼は本当に自分の意志で、環境を守りたい、ごみをなくしたい、と考えています。

ブウン・スジャティ村で、村の女性向けの講習会を実施した後、マデくんは「Huwa-Huwaスジャティごみ銀行」を立ち上げました。

Huwa-Huwaというのは、私が彼に最初に教えた日本語で、まさかごみ銀行の名前になってしまうとは思いませんでした。

マデくんにとっては、「とてもかっこいい日本語」だそうです。

こんなマデくんをはじめ、やる気のある若者たちと一緒にゆいツールはロンボクの環境を守っていこうとしています。

(山)

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ロンボクの若者たちの活動紹介! ドゥルカディ・チーム in Lombok

2019年07月05日 | ★2019年度(ロンボク)

今回は、ゆいツールが昨年度より育てているロンボク島の若者たちの活動を紹介します。

彼らは、ドゥルカディ・チームと言います。

Tim Dulkadi di Lombok, tujuan mereka membersihkan lingkungan.

ドゥルカディというのは、人の名前です。

昨年12月に、西バリ国立公園へスタディツアー(報告1報告2報告3)に行ったときに、彼らはスンブル・クランポック村の有名なドゥルカディさんと知り合って、すっかり虜になりました。

ドゥルカディさんは若い時は村のやくざ者で、さまざまな武勇伝があり、若者たちは朝の3時までその話を聞いて笑い転げていたほどです。

彼らはその後もゆいツールの活動に参加し、色々と刺激を受けて、3月にチームを結成しました。

チームの名前は、スンブル・クランポック村のドゥルカディさんに敬意を払ってつけました。

彼らがまっさきにした活動はこちらです。

ロンボクのスンギギの海の清掃活動(クリーンアップ活動)です。(これは、NGOと行政が協働で開催したイベントです)

また別の日にも、スンギギのクリーンアップ活動(サキナさん企画)に参加しました。(写真、右側の若者がチームメンバーです)

 ギリ・メノ島に行ってこんなものを見つけたり。(空き瓶の再利用でしょうか)

6月には、ゆいツールの山本と一緒にスンギギでクリーンアップ活動(サキナさん企画)に参加しました。

実は、「ごみ拾い」という行為は、インドネシア人にとっては「恥ずかしい」行為です。

なぜなら、一番貧しい人がごみを集めてお金に変えているから。どの国でもそうですね。

行政の職員や警察のスタッフなどが、申し訳程度にごみ拾いイベントを開催することは時々あります。

それは、ほとんどパフォーマンスです。

いつも言われるのは、人が集まって「ごみ拾い」をパフォーマンス的にやって、若者を集めようとバンドなどを呼んで盛り上がって、イベント後にはよりたくさんのごみが出る、という話です。

私は、そういうイベントは意味がないな、と思って興味を持ってきませんでした。

でも今、スンギギの海で毎週日曜日の朝、外国人やごみ銀行の人たちが集まってしているクリーンアップ活動は、それとは違います。

スンギギでレストランや旅行会社を経営している、ドイツ人のサキナさん(写真下、左)が呼びかけて、今年の4月から実施しています。

ギリ・メノ島でも、トラッシュ・ヒーロー・メノが毎週日曜日の夕方、島のクリーンアップ活動をしています。

(6月に参加した時の様子は、こちら

ギリ・メノ島は、観光地。外国人のお客さんがとてもたくさん参加していました。

お金をもらえるわけでもないのに。

よその国にバカンスに来て、プラスチックごみを拾ってくれるなんて。

でも、ごみの問題は、私たちみんなの責任です。特に、先進国に住んでいる私たちには多大な責任があります。

プラスチック商品を製造している責任。それを大量に販売している責任。そして消費している責任。また、輸出している責任。

途上国の人たちは、ここ20年くらいの間に、自然素材のものからプラスチック製品へ生活必需品ががらりと変わって、どこにどうやって捨てたらいいのかもわからないで、使っては捨て使っては捨てているのです。

「焼却したらいいじゃない?」と思うかもしれませんが、ダイオキシンが出ない焼却施設を建築することも、維持することも、とてもお金がかかります。お金のない国はどうしたらいいのでしょう?

さて、ドゥルカディチームに話を戻します。

6月後半には、メンバーのひとりマデくんの村「ブウン・スジャティ村」で、初のクリーンアップ活動をしました。

Tim Dulkadi dan Ibu Sakinah membuat kegiatan membersihkan lingkungan di desa Buwun sejati, Lombok barat.

これは、またしてもサキナさんが協力してくれました。

サキナさんは、5月から2回もブウン・スジャティ村を訪れてくれて、とてもいいところでぜひお客さんを案内したい!と思いました。

でも、プラスチックごみが気になります。村の人ときれいにできないだろうか?とマデくんに相談して、実現しました。

参加した村の人は、Tibu atasという滝を管理している住民数人とマデくんのみ。サキナさんの外国人の友人が4人ほどと、ドゥルカディチーム3名(マデくんと他ふたり)も手伝いました。

サキナさんは、本当は子供たちも一緒に参加して欲しかったのですが、マデくんの力だけでは村の人たちをコーディネートするのが難しそうです。でも、これが第一歩になって、定期的にクリーンアップ活動をしていければ、と思います。

例えば、ゆいツールの山本が次に現地に入るのは9月上旬。その時には、ブウン・スジャティ村の村長さんと会って話をしてみたいです。

学校の先生も紹介してもらって、一緒にクリーンアップ活動ができるかどうか探ってみたいです。

外国のNGOの強みはここです。村の人が(それも何者でもないただの若者が)、村長に話を持って行っても相手にされなかったとしても、外国から来たゆいツールが村長さんと話して、「この村にもっとお客さんを呼びたいんだけど、ごみが気になって仕方がない。一緒にきれいにできないだろうか?」と言ってみれば、断る方が難しいでしょう。

ゆいツールはサキナさんとも協力し合っているので、欧米の人たちを呼んで一緒に活動してもらうことができます。

外国人が自分の村をきれいにしてくれているのに、村の人たちは見ているだけ?いつかそれを恥ずかしいと思ってほしいな、と思います。

(ドゥルカディチームのメンバー)

この活動に参加した、チームメンバーのサムスルくん(写真上、左)は、自分の村でもこういった活動をしたい!と思ったそうです。

なぜなら、彼の村もまたプラスチックごみがいっぱいあっても、村の人たちは無頓着だから。

いつか、ドゥルカディチームがサムスルくんの村でもクリーンアップ活動をするかもしれません。

7月にはギリ・メノ島で、ドゥルカディチームが観光客や島の子供向けにプラスチックごみを活用したワークショップを行います。

ゆいツールは現地にいません。彼らだけで実施します。これもまた、ゆいツールの教育のひとつです。

(ブウン・スジャティ村クリーンアップ活動を終えて)

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