ゆいツールは今月ふたたび福島県の猪苗代湖を訪れました。
(猪苗代湖に流れ込んでいる豊かな長瀬川)
猪苗代湖の教材づくりに向けて、前回(報告ブログはこちら)に引き続き現地調査と、参加者を招いての第一回ワークショップを行いました!
現地調査では、ワークショップのメンバーでもあり、磐梯高原で自然体験プログラムを展開されている「森の楽校フォレストランド」代表の橋口さん(愛称:ハッシー)にご案内いただきました。
猪苗代湖の水系をたどったり、かつてこの地で栄えた硫黄鉱山と、そこで活躍した軽便鉄道(けいべんてつどう)の歴史を伺ったり、裏磐梯の五色沼まで足をのばしたりと、なかなか充実していました。
一方五色沼では震災後に観光客が激減し、大打撃を受けているという地元観光業の方のお話が印象的でした。
今年閉鎖したホテルなどもあり、状況の厳しさを目の当たりにしました。
「このあたりはだいたい0.1マイクロシーベルト(/h)あたりを推移。放射線量も低いし、また観光客を呼び戻したい」と力強く話されていました。
ワークショップでは、関係者がほぼ一堂に会し、いよいよプログラム作りに向けての第一歩を踏み出しました!
メンバーは、長年猪苗代の水質調査などをされてきた大学の名誉教授や、自治体、猪苗代の自然を守るために活動されている市民団体、観光事業団体、地球温暖化防止活動推進員の方々など。そして、このプロジェクトの事務局となっている福島市内のNPOの方々です。
まずは、ゆいツールの開発プログラムがどんなものなのか、百聞は一見に如かずということで、これまでに開発したプログラムを体験していただきました。写真は、以前私たちが全国地球温暖化防止活動推進センター在職中に、島根県の温暖化防止センター、地元の皆さんとワークショップを重ねて作り上げた「宍道湖」を題材としたプログラムです。
その後、「猪苗代湖の今」について、大学の先生に主に水質関係の講義をしていただきました。
最後に、未来の猪苗代(湖)について、また、今回開発するプログラム(教材)を通して何を伝えたいのか、などを参加者同士でじっくり話し合いました。皆さん積極的に発言してくださり、相互の理解や新たな発見も得られた、面白いワークショップになったと思います。
これから、ゆいツールの開発職人が、頭を悩ませながら新しい教材を開発していくことになります。
いったいどんなものになるのでしょうか。未知の挑戦です!(山)
NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)
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