12月の中旬、ロンボクの若者を連れて、西バリ国立公園へスタディツアーに行きました。
目的は、西バリ国立公園で村ツーリズムの参考になりそうなことを学ぶこと、です。
Yui-Tool telah menbuat studi banding ke Taman Nasional Bali Barat untuk pemuda2 di Lombok.
連れて行ったのは、中部ロンボクのランタン村のオパン、西ロンボクのブウン・スジャティ村のマデ、東ロンボクのスンバルン地区のルス、それから、日本語サポートでサムスル。ゆいツールの新アシスタントのコマンさんも。
到着した日に訪れたのは、スンブル・クランポック村です。
最初に、クダイ・サウォ・クチック(Kedai Sawo Kecik)という、公園のようなところに行きました。
ここは、村の若者たちが、子供たちにサウォ・クチック(という木の名前)の植林地に親しんでもらおうと造りました。
ここは国立公園の土地で植林地なのですが、木を植えても住民が牛を放牧してしまい、あまり気にかけられていなかったため、子供たちが遊ぶ場所にして、大人たちもこの場所に親しみを持つように、と考えたそうです。
使われなくなったものを使って、さまざまな飾りが飾り付けられていました。
いらなくなったもので、こんなに色々な飾りが作れるのか、と感心しました。
この公園では、子供たちが英語を学んでいました。
国立公園のスタッフが、ボランティアで放課後クラスを開いているそうです。子ども好きなマデくんが、写真を撮ろうよと誘いました。
ここでは、サウォ・クチックの木を2本植えました。
木を植えて、名札を書いて、写真を撮ると、なんだかとてもその場所に愛着が湧いてきました。
オパンくんは、自分の村が国立公園に隣接しているため、木を植えるプログラムにとても興味を持っていました。
次に、バリの人たちのお祈りに欠かせない花を栽培している農家をたずねました。
お祈り用のお花たち。
土台を、バナナの葉っぱで作ります。
時間がなかったので、お祈り用のお花づくりはできませんでしたが、その代わりお花摘みをしました。
連れて行ったロンボクの若者のうち、3人はムスリムだったので、バリの文化はよく知りません。
旅行者として、こういった文化体験をすることで、他の宗教について学ぶ機会になると思いました。
この地域では、水の確保が課題だということで、お花農家も個人で大きな貯水槽を持っていました。
同じく、水の確保が難しいスンバルン地区から来たルスくんは、大きな貯水槽に強い興味を示しました。
その次に訪れたのは、国立公園から水を引いて活用している住民グループの集水所でした。
2014年ごろに、住民グループが自分たちの力で、水を引いて活用するようになったそうです。(国立公園の許可を得たうえで)
ここでも、ルスくんが積極的に質問をしていました。
夕方、若者たちはすぐ近くの海岸に遊びに行きました。
大きなペリカンが飼われていて、びっくりしたようです。
夜は、国立公園のスタッフや地元住民でコーディネーターの方と、国立公園の森を守ることや住民の活動について、若者たちと一緒に話をしました。(続く)
(山)
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