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気ままな読書感想文

【生きるために人は夢を見る。】ボクシングを介してつながる人たち

2011-08-05 23:54:18 | Weblog
生きるために人は夢を見る。
クリエーター情報なし
A-Works

 

 

「写真って、撮影した人の魂が入るよね」。

 

友達が言ったのか、私自身が言ったことだったかは忘れてしまいましたが、写真を見ていて、本当にそう感じることがあります。

 

「魂」というと少し大げさかもしれませんが、「いいな」と思う写真には、撮影した人の気持ちが写っていると思います。

 

「生きるために人は夢を見る」(写真:林健次、文:林健次、伊藤史織、発行:A-Works)は、ボクサーとその周囲にいる家族、友人、関係者たちを捉えた写真と言葉の本です。

 

ボクシングというと、男っぽい、熱い、激しいというイメージが沸きますが、この本を読んで感じたのは、人の温かさ。

ボクシングを1つのスポーツを介して、つながっている人と人の姿が見えます。

互いに寄せ合う思いが見えます。

 

私が好きなのは、「ターニングポイント」として収められている話。

同じ世界を見ていても、これまでと違った世界に見え始めるような、視界をぐぐっと開かれるような、人と人の素敵な出会い、ふれあいがあります。

 

気持ちの「気」が入った写真と文章。

対象に真剣に向き合い、感じたことを飾らずに表現すると、こういう作品になるのかもしれません。

 

 

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コメント
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