仕事というのは自分で選ぶものではなく、仕事の方から呼ばれるもの。
「天職」のことを英語では「コーリング(calling)」とか「ヴォケーション(vocation)」と言います。
どちらも原義は「呼ばれること」。
私たちは、自分にどんな適性や潜在能力があるかを知りません。
でも、「この仕事をやってください」と頼まれることがあります。
あなたが頼まれた仕事が、あなたを呼んでいる仕事。
仕事の能力については自己評価よりも外部評価の方がだいたい正確です。
頼まれたということは外部から「できる」と判断されたということであり、その判断の方が自己評価よりも当てになります。
「キャリアのドアにはドアノブがついていない」。
キャリアのドアは自分で開けるものではありません。
向こうから開くのを待つものです。
そして、ドアが開いたら、ためらわずそこに踏み込むのです。
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内田樹さんのブログより
「仕事力」(一部改変)です。
http://blog.tatsuru.com/2012/04/02_1306.php
私の場合、大学を卒業する頃は、いわゆる「超氷河期」でした。
しかも、「へんてこりん(変わった人)」なので、
大学生の時は、就職活動をまったくせず…(;一_一)
卒業してしばらく経ってから、「出版関係のお仕事をしたい」と思いはじめ、
いくつかの段階を経て、現在の会社に就職しています。
それから10年近く、経とうとしています。
今の仕事をしているなかで、いろいろ思うことはありますし、
現在の職場で働き続けるかどうかは分かりません。
でも、内田先生が指摘されている「Calling」を受けとめていくと、
どんな仕事でも、それなりにできるようになりそうです。