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写真家石川直樹さんの言葉「世界を切り取るのではなく、ありのまま受け取る/「岩木遠足」インタビュー

2016-03-09 07:59:36 | Weblog


登山家・写真家の石川直樹さんが、
「岩木遠足」(編著・豊島秀樹)という本のインタビューの中で、
自分の写真について次のような話をされていました。

「僕の写真の基本は、記録することにあります」

「表現という言葉には違和感があって、写真を撮る時に、
世界を四角く切りとるなんて言うことがあるけれど、
僕の場合は、そんな意識はないんです」。

「向こうから飛びこんでくる世界をカメラでキャッチして、
それをそのままプリントして差し出している」

「自分の主観とか、美意識みたいなもので、目の前のものを
捻じ曲げようという気があまりない。目の前の世界を丁寧に
受け取って、そのまま見せている。みたいな感じです」

自然に向きあう方は、
とても広く、深く、目の前の世界を捉えている気がします。


「こうすべきだ」「それは、絶対によくない」

「これが、かっこいい」「それは、優しさがない」

自分の主観、価値観を、いったんどこかにおいてみる。

まっさらになったつもりで、物事を見てみる。受けとめてみる。

目の前の世界を、切り取るのではなく、そのまま受け取る。

そういうふうにできたら、

今まで、気がつかなかったことが、視野に飛び込んできそうです。

とても清々しい気持ちになれそうです。

石川さんの写真を見てみたくなりました。

他のエッセイも読んでみたいです。

お読みなりたい方は、下記をクリック
岩木遠足 人と生活をめぐる26人のストーリー
コメント
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