雇用情勢の悪化で最近よく出てくる言葉に「ワークシェア」と「農業」・「介護」あります。
本日も朝からぼんやりとテレビを見ているとワークシェアで成功したと言われているオランダの話と別チャンネルで就農の話を放送していました。
ワークシェアの話の中で女性の職場のデスク周りが映されていたのですが、家族の写真が何枚も飾ってありました。
この辺りから違うのですよね、いままでの日本とは。
職場でおおぴらに家族の写真を飾っている人は少ないじゃないですか。・・うちは皆無です。
最近は携帯の待ち受けが子どもさんの写真という方は多いかもしれませんが。。。
基本的に職場では家族のことを忘れている、というか「職場に来たら、家族のことは忘れろみたいな」忘れないといけない雰囲気があるように感じます。
ワークシェアは仕事を分け合うこと。分け合って労働時間を減らしたら、大切な人との時間や趣味の時間が増やせるでしょう。などという推進の仕方が、果たして日本人の、特に仕事好きの皆さんに受け入れられるか。
かといって雇用を守るための緊急避難的な方法として、強制的にワークシェアを導入しても定着は難しいでしょう。
景気がよくなったら元に戻ってしまいます。・・・経営者側はそれでも構わないでしょうが。
働くとは何なのか。生活している地域のことを自分は考えなくていいのか・・地域を昼間地域にいる人だけに任せて何もしなくていいのか。
子どものことは学校任せでいいのか。
労働時間が限られた中で、いままでの成果を出すために生産性を上げることはできないか。
仕事以外の時間が仕事に生かされないのか。
もし、本当にワークシェアが導入されたら、せっかくの機会だからいろいろなことをじっくりと考えてみるのもいいと思います。
労働時間を減らして生活を充実させることは大切なことなのに、会社がワークシェアをやり出したから、給料減るし、暇な時間ができるし、えーことないなあなんて声が大勢だったら寂しいです。
長くなったので、農業と介護はまたの機会に。
書かないんだったらタイトルに上げないといいのですが、この三つは自治体の中で最近非常によく耳にしてますので、とりあえずセットで考えるということで。