週刊東洋経済1/17号の特集は、「仕事力の勉強法」です。
その中にやはり勝間和代さんのインタビュー記事がありました。週刊ダイヤモンド、日経ビジネスアソシエ等の雑誌、最近はテレビまで勉強法や金融問題等では、必ず登場されるような気がします。
有名になって来られた頃に勝間さんの講演を聞いて、明快な論理とぶれない視点をお持ちの方だなあと思い、当時出版されていた本を読み、好きだなあと思っておりました。
ですが、有名になるにつれ「カツマー」なる二十代から三十代の応援団らしきものができて、その方々の異様な熱気に、「好き」とも言いづらくなりました。
また、著作の多さ、その売り方のうまさで何か「うさんくささ(言いすぎ)」も感じてしまいます。
ですが(再度否定)、やはり記事も本も面白いと思います。多作なので、これは前と同じかなと思うものは避けますが、結構買ってます。
自分を売り込んでいることを隠していないのも潔いかもしれません。
また、「このままでは日本は駄目になる」論が多い中で、そう語る方々が日本が危なくなったらとっとと海外に移住できるだけのお金を持って、安全なところからただ発言されているだけなのに対し、勝間さんはChabo!(本の売り上げの一部が世界の被災民の自立支援に使われる制度)を立ち上げるなど、行動が伴っており、結果、自分の中では「人にどのように見えるか気にせず、自分が信じた事をひとつずつ実行する人」なのかなあということになっております。
今後さらにどんな活躍をされるのか?
勝間さんに影響を受けた若い方々の将来は?
ところで、一度評判になるとほとんどのマス・メディアが取り上げる現象は、我も我もと餌に群がる魚のようです。まるで仲間うちで情報のやり取りをしているような・・・とするとわずかな人に日本中が同じ方向を向かされているのでは・・・(メディアの世界を知らないものは不安になります)。
日本の最先端の東京にいる方々はいま何が起こっているかを肌で感じることができるけど、地方に居るものは・・・日本で起こっていることを本当に理解しているのでしょうか?
マス・メディアが作った虚像を真実の姿と思っているのでは?
「本当に自民党支持者が自民党から離れているのか?」、「国民の多くが派遣労働のことを問題だとおもっているのか?」「そもそも"日本”で一括りにして、東京も地方もごったにした議論ができるのか?」etc.
マスの論調に素直に頷かず、自分の頭で考えるためには、マス・メディア以外にいかに多くの情報収集手段を持つかが、重要になっていると思います。