世界に一つだけの姥花日記

貴方は貴方らしく私は私らしく、世界にただ一つだけのきれいな花を一生懸命咲かせましょう。
シニア主婦の平凡な日記です。

シルバーシート

2014年10月08日 | 日記

皆さんはシルバーシートを譲られたこと、あおりでしょうか。

私達夫婦は3歳違い、夫は70歳を越えましたが、若い頃から鍛えているので、当然私より頑強で丈夫です。

ところが何故か電車、バスの中では最近よくシルバーシートを譲られるのです。

理由は推察できます。彼はほぼ白髪、眉毛まで白くて、一見翁のように見えるからです。

2人でシルバーシートの前に立っていると、大抵はお若い方が夫の顔を見て「どうぞ」と席を譲ってくださいます。

そして「あら~、ありがとうございます」と喜んで座るのは私です(笑)。譲ってくださった方キョトン?

いつぞやはザックを背負い真っ黒に日焼けした山帰りの夫に、見るからにひ弱そうな痩せた若者が席をを譲ってくださいました。

私は「いいのよ、いいのよ。貴方より夫の方が間違いなく健康だから」と心の中でつぶやきましたが、
せっかくの御厚意、快く「私」が座らせていただきました(笑)。

 

さてこれは余談で、今日言いたいのは昨日常磐線の中で出くわした光景です。

私とおなじ車両に乗車したご夫婦。ご主人様(私は最初その女性のお父上かと思いました)は、
マスクをし、ステッキをついて、歩き方からしても、明らかにご病気だとわかりました。

ホームで奥様が「乗ったら左ね」とおっしゃる声も耳にしていました。シルバーシートを求めていらしたのです。

ところが乗って見るとシルバーシートは空いていません。それも若い方が2~3人座り(男性)、楽しそうに談笑していました。

そのお二方は少し躊躇いながらもご主人様を乗車口の鉄柱につかまらせ、奥様がそれを支えていらっしゃいました。

私はその光景を見て当然若者が立つと思ったのですが、知らん振りです。

そこで勇気を出して言いました!

「すみません、お体の具合の悪い方がいらっしゃるようなので、お席譲って差し上げてください」と。

あわててその男性二人は無言で立ち上がり、少し離れた場所へ移動しました。
「すみません、どうぞ」のひとことぐらいあってもいいのではと思ったのですが、マナーの知らない若者でした。

ご婦人は「私は結構ですから、奥様どうぞお座りください」と勧めてくださいましたが、私は頑なにお断りしました。、

きっと介護看護でお疲れであろう女性(私より10歳ぐらいお若そうでしたが)に座っていただきました。

そして次の駅でマタニティーマークをぶら下げた若い女性にご婦人は自分の席を譲られ、私のそばにいらしてお礼を述べられました。

その時仰った言葉がとても心に残っています。

「ありがとうございます。席を譲っていただきたいと思いながらなかなか当事者は口に出せないものです」と。

そこで話が弾み、「マタイティーマーク」のように公共機関、医療機関の発行する「病人マーク」のようなものがあるといいのではないかしら?

あのマタニティーマークも「席を譲ってください」というサインではなく、目立ちにくい妊娠初期の妊婦への配慮をお願いするもの。

お若い方でも病気の方はいらっしゃるので、そういうマークをつけていらしゃると助かりますよね、と意気投合して話が弾みました。

その奥様は本気に役所に提案してみようかしらと仰っていました。私も賛成です。

ただ「マタニティーマーク」に関しては車につける「シルバーマーク」同様、賛否両論あります。
「病人マーク」が出来たとしても、飽くまでもその使用は任意でなければなりませんね。

 

 

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コメント (10)
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