この日(9月15日)を最後にまた曇りや雨の日が続くと言う予報に、偶々予定の無かった私たち夫婦は、
家の中に居るのは勿体無いと、青空に誘われ遠出をすることにしました。
出かけるとなると、いつも山かゴルフの私たち!たまには文化的な散策をしましょうという私の提案に夫も賛同。
今のようなアウトドアの趣味に嵌る前は、よく日本の古い町並探検をしていました。
関東近辺では、足利、栃木、川越など。
今回は千葉県佐原市(現在は合併し香取市となっています)。
江戸から明治時代にかけて、利根川を利用した舟運の河岸の町として発達したところです。
市内の真ん中を流れる小野川沿いには、往時の賑わいを偲ばせる家並みがひっそりと息づいています。
県の有形文化財に指定されている歴史的建造物が多く、川風にそよぐ緑の柳とともに、えもいわれぬ趣きを醸し出しています。
女船頭さんの座敷舟に乗っての舟めぐりは、風流を絵で描いたような水郷情緒溢れる風景で、
見る者の心に潤いを与えてくれます。
<樋橋 別名ジャージャー橋 昔は木製の樋がかかっていたそう。30分ごとに中央の隙間からお水が流れます>
<旧三菱銀行佐原支店 県の重要指定文化財>
この町はまた「地図に町」としても有名です。
わが国最初の実測日本地図を作り上げたあの「四千万歩の男」伊能忠敬が30数年過ごした町でもあります。
伊能忠敬記念館に入ってみました。
この記念館には忠敬が17歳で伊能家の婿養子となり、家業の酒造業を盛り立てた佐原時代から
50歳で江戸に出て天文学を学び、全国測量を行い日本地図を完成させるまでの過程が紹介されています。
忠敬は隠居後の55歳から72歳までの長い時を経て、日本地図を完成させました。
その努力と根気たるや、想像を絶するものがあります。
現代の日本地図と伊能図を重ねたパネルがありましたが、多少の緯度のずれはあるものの、ほぼ重なります。
これには驚きました!大変な偉業ですね。
小野川沿いには伊能忠敬の旧宅があり、自由に見学できます。
私が今利用している万歩計は「新・平成の伊能忠敬」。
歩くことによって、日本地図が出来上がっていくというゲーム性のある万歩計です。
佐原で伊能忠敬のパワーをもらってきました。きっといつまでも元気に歩くことができるでしょう。
最後の訪れたのが天皇家とゆかりのある香取神宮。
境内はうっそうとした老杉に覆われ、深閑とした静けさが漂っています。
香取神宮は大変由緒ある格別な神社で、祭礼に際して天皇より勅使が遣わされる全国16勅祭社のひとつです。
詳しいことはコチラをクリックしてご覧下さい。→ 香取神宮
こんなしっとりのんびりとした日の過ごし方もまたいいものです。
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