<台風後の多摩川河川敷>
これでもか、これでもか、というほど雨の降った東京地方です。
我が大田区はようやく雨はあがり(9月10日午後4時時点)、空も明るくなってまいりました。
昨夕は大田区多摩川で水位上昇、田園調布の観測所で6~7mとなり、氾濫注意水位を超えました。
河川敷も一部浸水したというニュースが流れました。
そして近辺には避難勧告も出されましたが、恐らく避難された方はいないでしょう。
今夕様子を見に土手に上がり、ここ3日間の運動不足を解消すべく、田園調布方面に歩いてみました。
コチラが水位計です。すでに水位は3~4mまで下がっていましたが、流れはかなり速かったです。
この水位で河川敷ほぼ同じ高さ、従って昨夕6~7mは河川敷の公園も水の下に埋もれてしまったのでしょう。
区の職員でしょうか。ドロドロになった公園の清掃作業をしていました。ご苦労様です。
河川敷浸水で思い出されることがあります。
この水位計にも記されているように、平成19年9月7日、多摩川の水位が8,6mまで上昇。
氾濫危険水位にまで達しました。
私はその時、長女の家にいて、そのことをTVで知り、慌てました。夫は出張中。
我が家のことが心配で(と言ってもマンション暮らしですので心配することはなかったのですが)、
予定を変更、愛車をぶっ飛ばして、3時間かけて一般道で千葉から暴風雨の中、家路を急ぎました。
多摩川沿いの多摩堤道路は封鎖され、通行止め。パトカーが数台警戒のためか待機していました。
河川敷の公園はブランコの上部を少し残して、何もかも水の下。本当に驚きました。
水が引いた後も、流木、草木が流れつき散乱、惨憺たる状態でした。
その後も清掃に時間がかかり、区民の憩いの場である公園もグランドも当分使用できなかった記憶があります。
今回の台風18号の爪痕はそれほどではなかったことは幸いです。
首都圏にも大きな影響をもたらした台風18号、まだまだ特別警戒警報の出ている地域多数あり、油断ができません。
一刻も早く立ち去ってくれることを願うと同時に、被害に合われた方々には心からお見舞い申し上げます。
<追記 :午後7時45分>
午後7時のNHKニュースで栃木、茨城県でいくつかの河の堤防が決壊し、甚大な被害が出ていることを知りました。
何ということでしょう。「油断をしてはならない」なんて暢気なことを書いてしまい、申し訳ありません。
鬼怒川ではまだ氾濫危険水位が下がっていないとのこと。
取り残された方々の不安はいかばかりかとお察しいたします。河沿いに住む私、とても他人事とは思えません。
重ね重ね、被害に合われている方々の無事をお祈りいたします。
明日こそ台風一過の晴れとなりますように!
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