夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

古希を迎えてIkegami HL-95 整備その5

2019-01-03 15:18:16 | Weblog
私は昭和24年、1949年1月3日生まれで本日満70歳。古希を迎えました。(めでたくもなし)自分が70代になるイメージは全く無かったのですが。
それはともかく、またHL-95の故障箇所の解析です。いろいろ調べて、原因はR撮像管じゃないかと当たりをつけました。

Rch撮像管ユニット

まずはR撮像管ユニットの分解から。先日、これに先立ってユニットから管を取り出す手順を考えてソケット側から外せるのではないかとビスを抜いてケースをこじってみたのですがどうしても分解できませんでした。じゃあこっちから外すのかなと。

細いリード線があるので要注意

なんのことはない、簡単に引き抜くことができました。

超高価なダイオードガンプランビコン管

ソケットとの接触面を見ると、6ヶ所のうち2ヶ所がこんな具合。これを接点復活材と綿棒及び細いドライバーで磨きました。相手側は金メッキなので接触の問題は無いだろうとそのまま。

いかにも接触不良になりそう

危ないなあと、予感はあったのですがこの超細いリード線を切ってしまいました。
これは裸の銅線みたいですが導通を当たったらエナメル線でした。先端のエナメルをカッターナイフで削って半田付けして事無きを得ました。

被覆を剥かないと半田が付きません

ユニットをカメラ本体に戻します。ボールポイントレンチの出番です。

このあたりは手馴れたもの

これは最初に分解したとき出てきた得体の知れない部品です。どこに入っていたのかわからないけど必要な部品なんだろうと保管しておきました。

取っておいて良かった

わかったぞ!これはここに収まるようです。あった物はあった場所に入れておかないと。でもこれは何なの?

組み立てるときは気をつけましょう

今回も期待はしていませんでしたが結果は全く改善なし。各基板も老眼鏡をかけて寄り目になって点検しましたがよくわかりません。
解決する楽しみはまだ続きます。
前回発見したのですが、ここに水銀式のアワーメーターが入っています。5000Hフルスケールの半分を指しています。

管の寿命って何時間かな

本日はここまで。作業机の上はこのままにしておきましょう。念のためフィルターはCloseの位置にしておきました。

なまじ掃除すると部品を失くしそう

ここで思い出しました。これも分解したときに出てきた何かの破片です。基板の可変抵抗器の破損かと思いましたがこんな色のはありません。カメラから出たのではないかも。

何かわかるまで保管

次の手は大胆に撮像管ユニットをGまたはBと入れ替えてどうなるか見ようかなと考えていますがその結果致命的な状況になったら怖いので...
HL-79Eの管がこれと共通ならすぐにでもやってみるんですが。
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