夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

HL-79E レストア 使う部品の洗浄だあ

2019-01-24 10:12:02 | Weblog
昨日は部品取り機を分解しましたが、移植で使う外装部品を洗ってきれいにしました。普通はここまでやらないと思いますが私のこだわりです。断っておきますが私は几帳面な性格ではなくて工房の部屋は月一回位しか掃除しないしガラクタが散乱している始末です。でも手先を使う作業は妙に神経質になります。B型だから?

流し台で外装のパーツを洗剤と劇落ちくんで洗います。青い小さなラベルは79Eを何台もいじったので組み合わせがわからなくならないように貼ったものです。


外すに苦労したコネクタボックス。ここは組み立てで一番手こずりそうです。コネクタのコードを狭いスロットから入れるんですがケース側を何かで養生しないとコードを傷めそう。


リヤパネルも洗剤でゴシゴシ。


第一弾が終わって並べて乾かします。


洗濯は続きます。これはショルダーパッド。全く傷んでいません。


第二弾完了。


側板はすでにきれいにしてありますがもう一度。劇落ちくんはメラミン樹脂で人体には良くないらしいし手が荒れるので後でよく洗ってハンドクリームを塗ります。前に入浴したとき鼻の周りをこいつで洗って、、、。


乾かします。


劇落ちくんが真っ黒になるかと思ったらそうでもありません。信じられないくらい高価なカメラですから現役当時これを使っていたカメラマンは大切に扱ったに違いありません。


今までいろいろいじった記録を貼ってありますがこれはもう不要です。ラベル剝がしを塗って剝がします。「2009年」の文字が見えます。私の元に来てもう10年、歳月を感じます。


サインペンで書いたのも。これはアルコールで溶かします。


水分が残っているとまずいのでストーブで乾燥。


今日の作業はここまで。おっと、ついでにワックスだ。このカメラは多少の雨にあっても内部に水が入らない作りになっていますが以前工房に来られた池上のY氏(タモリクラブによく出演していました)は「雨のときはカバーを使っていますか」と言ってました。ケースの合わせ目はパッキンが入っていますがここは無塗装なのでそれも含めて外回りはワックスで保護しましょう。

今回のジャンク79Eはレンズも付属していましたが、内部に埃が入っているしサーボ系が固着していて整備しないと使えません。レンズフードなんて、ひどい変形。これについては思いついたことがあって、結果が出たので公開します。


他のレンズでフードキャップ代わりにしていた、確か飴の缶の蓋だったと思いますがつや消しの黒で塗装したのをはめて輪ゴムで締めて


捨てるアルミ鍋でじっくり煮込んでみます。


沸騰させてからそのまま冷まし引き上げて水気を取って放置すること、えーと2週間くらいかな。時々様子をみたりキャップの缶を逆向きにしてきつくしたり。


結果はご覧の通り。ほぼ丸くなりました。大成功です。キャップはこのままはめておきましょう。後で使い残しのタイヤワックスを塗って拭いておきました。

コメント
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