夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

投票を済ませてから趣味の工作

2019-07-21 16:40:54 | Weblog
朝食の後、選挙の投票に行ってきました。記載台が埋まっていてほんのちょっと待ちましたが大切な権利を行使しました。町内放送で何度か投票率を流していますが相変わらず投票率は低いようです。天気が良ければ遊びに行っちゃうし雨が降れば面倒臭いと選挙に行かない理由探しですか。一足先に行った息子の話では車椅子のお婆ちゃんが来て候補者の名前を指差して代理記入してもらっていたそうです。県議選のとき私が見たあのお婆ちゃんでしょう。
やりたい放題の現政権に対してはもちろん棄権する人にも腹が立ちます。棄権ということは云わば今後この国がどうなっても一切お任せしますと白紙委任するのと同じで、興味があるとか無いとかいう話じゃありません。
選挙に行かない人とは友達になれません。

選挙の後、時間がとれたので昨日から考えている道具作りを始めました。
HL-79EのPRE AMP調整に使うライトボックスです。R,G,Bのレベル合わせはマニュアルによるとグレースケールを使うのですが、自作のグレースケールでは心元ないし実際それで出る波形はあまりきれいじゃないんです。
じゃあ窓を開けたボックスの中にライトを入れたらどうかと考えました。ライトは車のフォグランプ用のハロゲンランプが手元にありました。12V55Wというごく一般的なランプです。車用なので長時間点灯しても平気です。
透過光ならレベルはゼロとマックスに設定できるはずです。


ちょうど手ごろなアルミケースが転がっていました。これは以前8ミリフィルムのゴミをルーペで見て処理するために作ったライトボックスの残骸です。
窓は0.5mmのアルミ板の端材で作りました。


形になってきました。


ランプの固定はM4の支柱を使いました。


下側は5x20mmのアルミ板を取り付け。後で1/4"のタップを立てて三脚に固定できるようにします。


窓はこんな具合になりました。余計な穴があって気に入らないのでパテ埋め。


配線の引き出しをどうするか、考え中ですが大した問題ではありません。窓は内側に乳白色の樹脂板を貼ります。

それにしても蒸し暑い日々です。ランニングシャツが汗ばんで気持ち悪いなあ。シャワーを浴びよう。
また外でヒグラシが鳴いています。
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明日は選挙だ! もちろん行くぜ

2019-07-20 16:44:03 | Weblog
明日は参議院選挙。もちろん一家揃って投票に行きます。清き一票を投票するのは選挙区は国民民主党の候補、比例区は山本太郎君です。
自民党、公明党、維新は絶対支持できません。この閉塞した状況を何としても打破しないと日本の未来はお先真っ暗です。テレビで安倍君の顔を見ると血圧が上がるのでチャンネルを変えます。

とにかくメディアの姿勢がここ数年絶望的で、自分たちの役割を放棄したとしか思えません。現状はNHKも含めて単なる営利事業です。そもそもテレビ局のトップが総理と会食するなんて、許されることではありません。安部がヨシモトのお笑い芸人を官邸に呼んだなんて、論外。市民の立場に立って体制を痛烈に皮肉るのが芸人の本来の姿じゃありませんか。最近のお笑いは面白くもおかしくもありません。

次はテレビについて。昔のテレビは骨がありました。先日、YouTubeで蜂の巣城の攻防(ダム建設反対運動)のドキュメンタリー(1964年 日本テレビ)を見ましたが、16mmモノクロの画質が生きていて素晴らしい番組でした。ちなみに監督は大島渚、ナレーションは徳川夢声です。

「反骨の砦」蜂の巣城闘争 日本テレビ1964年


地元の県議選の応援で参議院の杉尾氏が来たときも最近のメディアについて私が突っ込んだら「特にNHKはひどい」と言っていました。杉尾さんがいたTBSもまずい状況ですが。フジはバラエティ専門で話にならないしまともだと思っていたテレ朝も腑抜けになりました。
私はNHKと地元ABN(テレ朝系列)の番組に関わったことがありますが、どちらのディレクターも骨があってテレビを通して感じるのと裏の本音の違いを体感しました。現場はやる気満々なのにトップは局の方針で当たり障りのない番組を作らせているようです。政府の息がかかっているのか忖度しているのか、私は一部のコメンテーターの安倍よいしょのコメントは聞く耳を持ちません。そう、思い出しました。昔、中学の同級会でローカルテレビ局の部長の彼に一人が「今のテレビはどうしてつまらなくなったんだい」と聞いたら彼氏曰く「俺だってわからない」。

いつかも書きましたが、私は4月の県議選で投票所の立会いを経験しました。長時間拘束されて大変でしたがいろいろ見て考えるところがありました。病院から投票した方と介護の人の手を借りて車椅子で来られた方には頭が下がる思いです。引っ越して間もないために投票できないところを急遽役場に行って手続きをして投票された方もいました。それなのに近所の人たちの顔はほとんど見ませんでした。都合よく解釈すれば期日前投票を済ませたのかも知れませんが。
「議員なんて誰がなっても変わらない」とか「選挙なんて興味が無い」のでしょうか。昔、某宗教団体の友人に「このままだと日本が徴兵制になるぞ」と言ったら一笑されました。でも今は誰も笑いませんしその友人も「公明党は何やってんだ」と言う時代です。

「皆さん、ぜひ選挙に行きましょう」なんて言いません。でもね、選挙って結果的に棄権した人が国の将来を決めることになるし責任があるんですよ。
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HL-79E 調整方法を入り口で根本的に間違えていた

2019-07-19 14:54:31 | Weblog
今日も湿っぽい部屋で汗ばみながらなんとかしようと格闘しています。
どう考えても一見それらしい映像が出ても出鱈目な調整じゃあ偽物。現状で試し撮りは考え直しです。というのは次の工程のPROC-2の調整を始めようとしたら収拾がつかなくなったからです。

このマニュアルは昔のパソコンのマニュアルと同じで読む側が基本を理解している前提で書いてあるので素人が理解するのは困難です。これが車に関する事ならwebサイトを検索すればいくらでも情報が得られますが、今のところHL-79Eの情報は存在しません。出てくる情報は私のblogばかり。亡父がよく言ってた「暗闇を手探りで歩いてるようだ」を思い出します。

PROC-2の最初の項目、[GAIN]を確認したのですが、0.4Vp-pのはずがRchとBchはとんでもない値です。
Rch


Gch


Bch


PROC-1Aの調整が根本的に間違っています。

それに先立ってPROC-1AのGAINを自作のグレースケールで調整していい感じになって喜んで「GAIN調整が成功した」内容の記事をまとめようとしていたんですが。

昨日と同じくカメラにシネライトをセットして


グレースケールを撮って


IRISを加減してGchのピークを0.4Vに合わせ


RchのレベルをGAINで調整 ここで間違っています


間違いに気づかずBchもGAINで調整


この後、PROC-2のCALを確認して間違いに気が付いたというお粗末。撮像管の出力レベルはグレースケールを撮ってPROC-1AのGAINじゃなくPRE AMPのCALで0.4Vp-pに調整(RchとBchは0.4Vとは限らない)しないと以後の調整は支離滅裂で収拾がつかなくなると理解しましたが、どうなんでしょう。

とにかくマニュアルの行間を読み込んで頭の中をデフラグし、自分なりの別マニュアルを書いてから進めたほうがよろしいようで。
当分ボケる心配はなさそうです。
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HL-79E 楽しい調整作業が中断の事態

2019-07-18 16:36:01 | Weblog
ヤフオクにHL-79Eが出品されているのを見ちゃいました。けど、あれは見なかったことにしましょう。

今日もひたすら堂々巡りの調整です。入り口の重要なPROC-1Aユニット限定でじっくり取り組みました。

最初にシンクロスコープの校正。これが合っていないと意味がありません。

1Vに合わせました。なにせ古いもので使う都度合わせる必要があります。

何度もいじったPROC-1Aユニットです。


鉛筆の書き込みと共に思い込みは一旦消して改めて調整します。


GAIN調整はゼロに絞り、FLAREスイッチをOFF。


TP3,6,9をシンクロスコープで監視、VR3,12,20でBL期間とVIDEO期間の段差を無くします。

マニュアルのVR番号は間違っています。VR10は12 18は20です。

Rchを調整


Gch


Bch


次はFLAREスイッチをON/OFFしてもBL/VIDEO期間に段差が無いように調整。


FLARE調整期をMIN⇔MAXに変化させても段差ができないように調整。

これもマニュアルのVR7は5の間違いです。

ここまでは順調に調整できました。
Rch


Gch


Bch


今度はSHADE BAL調整です。

これもマニュアルに間違いがあります。VR5はVR9,VR12はVR17です。

マニュアルのような波形ではありませんでしたがVIDEO期間の振幅が大きかったので絞りました。
Rch


Gch


Bch


お次は毎度手こずっているGAIN調整です。

ここにもVR番号の間違いがありますがもう驚きません。

PULSEユニットのCALスイッチを入れますがシンクロスコープは何も表示されません。
慌てることはありません。GAINを上げていくとCAL波形が出てきます。


一旦R,G,B共に0.4Vp-pに調整します。RchとBchは仮調整で、別途グレースケールでGchとレベルを合わせます。(それが大変なんです)
Rch


Gch


Bch


玄関のチャイムが「ピンポーン」
何やら若い営業マンが来ました。コミファ光?。オイオイ、ウチはその関係の話は聞く耳持たないそ!
今まで何回通信回線を乗り換えたことか、もう沢山じゃ。
「いや、そういう話じゃなくて...」
通信業者と携帯業者はみんなで同じ名簿を持っていて順繰りに回しているんじゃないかと疑ってしまいます。
固定電話にかかってくる電話なんて、8割がたセールスってのが実態。母が離れて一人暮らししている身としては電話が鳴るたびに何かあったんじゃないかと身構えてしまう人間もいるんですよ。
神経を集中してカメラの調整をしていたのにやる気がそがれてしまいました。

夕方になってPRE AMPの調整に思い違いがあったことに気が付いてまたやり直しです。
PROC-1Aはマニュアル通りに調整するとどうしても画面が緑っぽくなるので業を煮やしてマニュアルは無視してカラーモニターを見ながらGAINを調整しちゃいました。




いつまでもこれにかかりっきりという訳にもいかないので現状で近いうちに何か試し撮りしてみます。
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シンクロスコープの波形記録用フード とりあえずこれでいいや

2019-07-17 10:12:46 | Weblog
昨日の続きです。
シンクロスコープの波形を記録するフードで、これにコンデジを乗せてCRTの画面を撮影するんです。材料が発砲材のカラーボードなので剛性不足でヘナヘナ。気が向けばアルミ板でしっかりした物を作りたいところですが、まあこれでいいでしょう。


苦心して丸窓の真ん中が画面の中心になるようにしました。


古いシンクロスコープで目盛りの照明は無いので上から蛍光ランプで照らします。


カメラは乗せるだけです。


実際に写真を撮ってみました。


Photoshopで640x520で切り抜くとこうなります。


その後はカメラ整備台と周辺の整理です。私の頭の中と同じで部屋の中が滅茶苦茶なのでせめてもと最小限の範囲を片付けました。


そんな訳で今日はHL-79Eの調整は何も進展せずに暮れていきます。
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HL-79E調整の段取りとドライブレコーダー取り付け

2019-07-16 19:02:45 | Weblog
HL-79E調整に当たり、シンクロスコープの波形をコンデジで記録してきましたが、波形/ベクトルスコープみたいな撮影用フードが無くて不便でした。カメラを手持ちで撮ったんじゃ傾いたり歪んじゃいます。


そこでとりあえずダイソーのカラーボードでなんとかならないかと試作を始めました。最終的にはアルミ板で作ろうと考えています。


接着剤が固まるのに時間が掛かるのでなかなか進みません。
その間に違う作業です。先日ハードオフで買ってきた中古のドライブレコーダーなんですが、

箱を開けたら取り付けステーが欠品です。困った。いや、それほど困りません。作ればいいんです。

アルミの角パイプが転がっていました。15mmx15mmです。


それを加工してレコーダーの底に両面テープで固定。下側は1/4"タップ加工しました。


三脚穴があるので今まで使っていたDBPOWERのホルダーとステーがそのまま使えます。


この通りスマートに収まりました。マイクロSDはDBPOWERから抜いて入れました。32GBです。
ゴムバンドは両面テープを信用していないから念のため。


電源を入れて日付けその他の設定を済ませました。初期設定の720pですがきれいな映像が出ました。


昨今は車にドライブレコーダーは必須です。前にDVカメラで車載動画を撮った際、自分が一時停止をしっかり守っていないことに気が付いて、以来きちんと停まるのが習慣になりました。自分の運転技術とマナーチェックにはとても役立ちます。
近いうちに私の運転を撮影してYouTubeにアップすることも考えています。私に言わせれば現代の運転技術とマナーは破綻状態で、言いたいことが山ほどありますので。

そうそう、今日は奥方の買い物のついでに上越のハードオフに寄って色々物色、こんな物を買ってきました。
35ミリフィルムの現像用リールです。

肝心のタンクは持っていませんがそのうち手に入れてモノクロフィルムの現像をやろうというんです。実は遠い昔やったことがありまして、合わせて引き伸ばし機で写真を何枚も焼いた経験があるんです。面白くなって中腰で一晩中焼いて、朝になったら腰が動かなくなって会社を休んだなんていう事態もありました。
あの頃の道具は捨ててしまいましたのでせめて現像用具と薬品はもう一度揃えたいです。そういえば富士フィルムがこの秋にモノクロフィルムの販売を再開するという嬉しい話です。

窓の外からヒグラシの声が三日連続で聞こえています。梅雨明け間近です。
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一枚の写真

2019-07-15 03:02:02 | Weblog
安物のウイスキーを飲んだのがいけませんでした。
ふと目が覚めたのは夜中の1時。眠れません。夜中に考え事は暗くなってしまうのでそれはやめてスイッチを切り替え、ワークステーションの前に座って「あの写真」を探しました。プリントアウトして飾ってあるなんでもない写真です。なぜかたまらなくオリジナルを見たくなったんです。
外付けのHDDに保存してある膨大なデータの中に埋もれているはず。

2011年8月4日のフォルダにそれはありました。


これは私が一番気に入っている写真です。
黒姫山麓で感性のままに撮った、32枚中の一枚。フィルムカメラでもデジタル一眼レフでもなくOLIMPUSの200万画素のコンデジで撮った写真です。
ありのままの風景という意味では具象、感じたままという意味では抽象。具象と抽象の二重構成による心象風景とでもいいましょうか。

小さかった頃、母の実家からの帰り道。私は父の押す自転車の荷台で浅い居眠り。後ろを歩く母の背中に幼い弟。砂利道をバスが砂埃を上げて走って行く。そんな60数年前の曖昧な記憶が潜在意識として残っていてこの写真を撮らせたのかも知れません。
今にも道の向こうから親子4人が歩いて来るような気がします。

この不思議な風景は、今は草原が広大な蕎麦畑になって一変しました。
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HL-79E ひとつ前進したぞ

2019-07-14 16:09:20 | Weblog
先日からRchの信号レベルが低いのが気になっていた件ですが、夕べPROC-1Aユニットを入れ替えてみたら良さそうな感触でした。元々入っていたユニットがいけなかったのかわかりませんが入れ替えた方を使うことにしました。
今日は改めてPROC-1Aの調整です。

RchのPRE AMPを確認、微調整の後でPROC-1Aに取り掛かりました。BLACK COMP/FLARE OFF SET調整してから問題のGAINです。


自作のグレースケールです。


カメラに300Wのシネライトをセット。外光を遮断したいところですがカーテンを閉めて妥協です。


グレースケールの中央の白い四角にズームで寄り、Gchの信号レベルが0.4VになるようにIRISを調整。


その状態でRchとBchを0.4Vに調整。


かなり適当ですがRchが0.4Vになりました。


Bchも同様に調整。0.6Vとレベルが高いので下げます。


以上、大まかな調整ですがここまでで昨日まで色が緑に振れていたのが見事に解消されました。

毎度お世話になっている人形を撮ってみました。


Photoshopで自動レベル補正するとこんな絵になります。


次の調整は、CAL信号を0.5Vp-pにしろとあります。注意事項の [MPU ユニット前面 MEM SW "OFF"] が引っ掛かります。
どのタイミングでOFFにするのかな?。

おそらくOFFにして調整するんでしょうがそれで今までの調整データが消えちゃうなんて事はないでしょうね。
それ以前に説明文と配置図の関係が滅茶苦茶でマニュアルを信用するととんでもない事態になります。

PROC-1AはどのVRをいじれば何が変わるか徹底的に試してみる必要がありますが、今日はもういいや。

はっと思い出したことがありました。今はドクダミが花盛りです。町内の山道の脇に群生しているので採ってきて乾燥させてドクダミ茶を作ろうというのです。前にも作ったことがありますが、決して旨いものじゃありませんけど楽しいじゃありませんか。
段ボール箱一杯に採って回り道をしての帰り、信号待ちしていたら隣に停まった車の運転席でいかつい顔のおっさんがこちらを向いて何か言ってます。
「左のストップランプが点いていないよ」。「ありがとう」。言われなければ気が付きません。感謝。
帰ってから調べたら12V21W/5Wという球です。即最寄りのホームセンターで買ってきました。2個入りで税込み\398也。

こちら側のストップランプです。


外し方はすぐにわかりました。


確かに切れてます。


ついでに右側も交換。どちらもガラスが黒く変色していました。


ゴミはプラと紙に分けて捨てましょう。


これが今日の収穫。あたりに独特の匂いが漂っています。友人のお母さんはが昔葉っぱをオブラートで包んで飲んでたっけ。

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HL-79E 調整方法を間違えていたかな

2019-07-13 15:52:31 | Weblog
生出しの絵が緑のフィルターをかけたみたいなのでなんとかしないと。
マニュアルを見るとPROCESS-1Aのキャリブレーションが肝らしいんです。


これがPROC-1Aユニット。


この図が曲者でTPが抜けていたりVRの番号が入っていないのがあるので説明文と対比して書き込む必要があります。

図をコピーして赤ペンで足りないところを書き込みました。


説明にも間違いがあります。VR番号が違っているので前に鉛筆で書き込みました。


次のページも間違いがあります。ここも書き込み済み。


これで段取りは終了、このユニットで最も重要なGAIN調整にかかりたいのですが、これはグレースケールを使います。ということはライトを使ってフィルターは3000K,100%の条件だと思いますが、黒いカーテンが無いので夜でないと出来ません。
要はGchをCAL信号で0.4Vp-pに合わせてからグレースケールを撮像し、照明を加減して(アイリスでも加減してもいいのかな)Gchが0.4Vp-pのときにRchとBchを0.4Vp-pに合わせろということ。私はそう理解しました。今まではCAL信号だけで合わせようとしていました。

午後になってどんな結果になるか、敢えて自然光でやったりシネライトを当てたりして色々試してみました。でも難しいですね。
マニュアル通りには修錬してくれません。特にRchは信号が弱い感じでG,Bとレベルが合いません。おまけにせっかく合わせたレジもズレてしまいました。それは管のトラッキングも含めて根気良く調整してまあまあに。
こうなればヤケクソ、先日のようにPROC-1Aを違うのと入れ替えてカラーモニターで自然な絵になるように「適当に」いじってみました。

その結果です。天狗のお面のクローズアップ。フォーカスは鼻の上の赤いポチポチで合わせました。曇り空からの弱い光なのでFは開放、ホワイトバランスはプリセットの5600K。


お面のフルショット。


人形です。柔らかい材質の質感が出るか見たかったので。


このままでも使えないことはありませんがそれじゃあ面白くないので暇を見つけて調整を続けます。ひとつの案ですが、マニュアルの手順は参考ということにしてオリジナルのチューニングってのもありです。
いっそのことこのカメラはここまでにして本当にやりたかった方の79Eの復活を進めようかとも思うし、やりたい事があり過ぎて大変です。
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まだHL-79Eをいじくってます

2019-07-12 15:23:51 | Weblog
Gchの波形にノイズが乗っていた件はPRE AMP交換で解決したので気分一新、最初から調整のやり直しです。
マニュアルのPRE AMPの項目で気が付いたのですが、前のやり方は間違っていたようです。このblogを見ている人の中には専門家がおられるようですが、きっと「違う違う」って言いたいでしょうね。
過去を引きずっては先に進まないので今までの事はは無かった事にして先に進みます。


マニュアルによると、PROC-1A前面のTP1,4,7をオシロスコープで見てブランキング期間を0Vに調整しろとあります。そのための手順は書いてないので素人にはわかりにくいんです。思い込みがあると間違うので鉛筆で書き込んだのは消しました。


今日はこの調整手順を変えてみました。ブランキング期間をわかりやすくするためカメラを壁に向けて波形モニターでビデオ期間とブランキング期間に段差を付けました。


シンクロスコープはDCモードにして0VをY軸のセンターに合わせ、ブランキング期間をPRE AMPのOFF SET VRで0Vに調整。
Rchを調整


Gchも調整


Bchです


彩度なしの壁を撮ったのに信号レベルがR,G,Bで大きく違うのが気になります。カラーモニターの映像は緑のフィルターをかけたみたいです。

ブランキング期間を0Vにするって、これでいいんだろうと勝手に判断しました。

次はGchのCAL LEVEL調整です。これはPULSEユニットのCALスイッチをONにしてから。


規定の0.4Vp-pに調整しました。シンクロスコープのレンジは0.2V/div。


おっと、マニュアルに「PULSEユニットのCAL出力は5Vp-pであること」とあります。
延長基板を挿して


確認したら約5.2Vだったので5Vに調整。2V/div。


再度GchのCAL確認。若干オーバー気味だったのでVRをほんのちょっと下げました。0.2V/div。


RchとBchはグレースケールを撮像して調整する必要があります。面倒ですねえ。
マニュアルの③と※の内容がまたわかりにくい表現です。「他のレベルセット終了後に行う」って、どういうこと? 今のところ理解出来ないのでとりあえずGchと同じ0.4Vにしておきましょう。

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