夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

塩飴をひとつ舐めて79Eの調整

2019-07-11 15:25:19 | Weblog
私は根っからの辛党で甘いものは苦手。糖分が頭にいいのは知っていますがどうしても不足しています。今日は塩飴をひとつ舐めてからHL-79Eの調整に掛かりました。blogを書きながら更にもうひとつ。


今日のテーマはSHADEユニット、のつもりでしたがPEDESTALをそこそこに調整しておかないといけないみたいです。急遽PROC-2ユニットから始めました。


このユニットはGAINをTP7,10,13で1.3Vp-pに調整する必要がありますが、先日確認したらVRを目一杯上げても1.2Vまでしか上がりませんでした。
今日も見たら1.2Vです。じゃあユニットを入れ替えてみようと即実行。
まずはTP1,2,3でCAL信号を確認。これは0.4Vp-pですが、先日生出しの絵を見てR,Bをいじったので改めて調整しました。
Rchはオーバーしていたので調整。


Gchは0.4Vでした。


Bchは調整。


次にTP7,10,13で1.3Vp-pに調整、出来るかな?


Rchは低めだったのでVRを上げたら1.3Vになりました。


Gchも同様。


Bchです。


R,G,B共マニュアルの値になりましたがここで疑問です。入れ替えたユニットも調整前は約1.2Vだったのは何で?。だいたいこのマニュアルは間違いが多いので本当は1.2Vなんじゃないかと疑ってしまいます。
これは入れ替え前のユニットですが、実は問題なかったりして。


次はGAMMA BALANCEの調整ですが、※この調整はPLOCESS-3ユニットのGAIN調整が終了してから行うこと だそうです。
毎度この調子です。これで無限ループに陥るんです。やれやれ。

ではPROC-3ユニットを抜いて延長基板を噛ませましょう。自作ですがこれが無いと調整が出来ません。


PROC-3の調整手順です。これはOFF SET。


PLOC-3ではなくPROC-2のPEDESTALを調整します。


MPEDも前にいじったのでこれも含めて調整しないと「ブランキング期間とVIDEO期間のレベル」が合いません。

MPEDって何? MAIN PEDESTALの意味かな。

調整前はこんな状態でした。


調整後のRchです。


Gchも合わせましたが波形が変です。

どこかで信号が洩れてるのでしょうか。

Bchはまずまずです。


Gchを波形モニターで見るとやはり信号が洩れています。

さあ、原因は何でしょう。RchとBchはきれいな波形です。

Rchの不具合が解決したら今度はGch。
手っ取り早く調べるなら①GchのPRE AMPを交換、②その結果によっては撮像管ユニットをHEAD AMPも含めて交換という順序でしょう。
ああ面倒臭いなあ。

今日最後の気力を出してGchのPRE AMPを交換しました。


その結果、Gchの波形はきれいになりました。

が、PRE AMP系の調整からやり直しです。
違う問題も出たみたいで双六はまたしても振り出し。
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晴れたので新潟の東頚城一帯へ

2019-07-10 16:17:13 | Weblog
朝から久しぶりに晴れて放送用カメラの調整なんかしていられない気分。毎度の丘陵地帯へ行ってきました。奥方も一緒なので写真はついでです。

飯山の柄山(からやま)から峠を越えました。まずはお気に入りのポイント。


先月は逆に新潟側から飯山に抜けようとしたら「冬季」通行止めだった峠です。
道路脇の野生の紫陽花が迎えてくれました。


自然の紫陽花はひかえめでわざとらしくなくて好感が持てます。


なんという種類か知りませんがトンボがたわむれていました。


シジミ蝶も


ヤマブドウが実を付けていました。


桑でしょうか、すでに実りの季節。


いつもの萱狩場は通り過ぎるわけにはいきません。秋が楽しみです。


峠を降りて一休み。丘の上の杉の並木が妙に引っ掛かります。


知らない道を山に向かうと何気ない情景。農機具がいいアクセントです。


更に先に進むとここは初めての場所。前方の山は菱ヶ岳かな。さっきの萱狩場らしいのが見えます。
ウグイスが盛んに鳴いていました。


いったいどこに抜けるんだろうと思いながら先へ。去年は山の中の行き止まりの田んぼ道に入り込み、やっとの思いで脱出した事がありました。
あたりに人家はありません。田んぼの脇の小屋が何の違和感も無く風景に溶け込んでいました。


その後も敢えて知らない道を行きましたが袋小路で結局国道に戻り、去年も寄った場所へ。


力強くはない入道雲で決まらないけどいつもの田んぼで写真を何枚か。


視線を右に振ると「これもいい。いや、今日はこっちの方がいいぞ」。


今日のコースをGoogleEarthで確認しておきましょう。

今、外の電線でムクドリの夫婦が雛たちを巣から外に誘い出そうとギャーギャーと騒いでいます。去年も今年も2回卵を産んで必死で子育てをしていました。去年は小型カメラを巣の後ろと外にセットして一部始終を動画で記録したのですがまだ編集に手が回らなくてそのままになっています。面白いシーンが多数撮れたのでそのうちまとめたらYouTubeにアップしますね。
今年は自作の巣箱をセットして記録しようと計画していたのですが間に合いませんでした。
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HL-79E Rch撮像管ユニットを交換

2019-07-09 08:43:24 | Weblog
早起きしたので飯前に予備のBch撮像管ユニットの組み換えです。
ところがフロントのカバーを外したらスリップリングの樹脂ネジの頭が取れていました。

これは何度も直した事があるので慌てません。

こんなことになっています。残っているネジにライターで暖めたマイナスの時計ドライバーを押し付けて慎重に緩めて抜きます。


無事にネジが抜けました。


他のユニットからネジを抜きます。


極細の銅線を切らないように注意してネジを入れます。


撮像管の結像部をきれいにして組み立てました。


夕べほろ酔い状態でやらなくて良かったと思います。細かい作業ですが決して指先は器用じゃありませんから。

他にやりたい事があるのでここで一息つきましょう。

やりたいのはこれです。

波形/ベクトルスコープの波形を記録するアダプタが、カメラが変わったら水平が若干変わってしまって具合が悪いんです。同じ機種なのに。

カメラ台の穴を大きくして、


組み立てて調整。


見た目は水平になりました。これをPhotoshopでトリミングすればもっともらしくなります。


女房殿が買い物に行きたいというのでこれから付き合ってきます。

帰ってきました。では続きを。
Rchのユニットを外そうとしたら、「あっ」。ユニットをプリズムに固定するネジが片方締めてありません!

これも不具合の原因かも知れません。

でもせっかくですから、組み替えたユニットと入れ替えました。今度はネジを2本しっかり締めましたが締めすぎて切っちゃったことがあるので要注意。
テストです。


PRE AMPのOFF SET VRでブランキング期間を0Vに調整、できました。


わかっているわけじゃないけど「これでいいんだろ」


ひと安心です。
外で雷が鳴り始めました。今日はここまで。
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無限ループに陥ったHL-79E整備 まだ望みは捨てないぞ

2019-07-08 19:10:52 | Weblog
昨日は違うアプローチで望みが出てきましたのでどんよりした窓の外を見ながら作業継続です。
今日もマニュアルを見ながら調整に掛かって、過程をコンデジデで記録しメモを書いてみたもののまたしても同じ事の繰り返し。
それを公開してもどうにもならないので省略、次の計画を考えました。

今日も行き詰ったのがRchが腑に落ちない件です。ブランキング期間が調整しても0Vより低いんですが、考えていても進まないので撮像管ユニットの交換の段取りです。
あいにく2個ある予備のRchユニットはヘッドアンプのピンが折れていて使えません。やむを得ないのでこれも予備のBchユニットから撮像管を抜いてR管と入れ替えてみます。

予備のRchユニットです。撮像管を抜き出してみました。念のため黒のフェルトをテープでとめて光が入らないように保護。


管の状態は良さそうです。ゲッタがしっかり残っています。まだ元気な証拠です。(希望的観測かな)


反対側にもゲッタはありました。


組み替えるBchユニットです。ヘッドアンプが付いていますが回路図ではR,G,B共通のようです。


幸いピンは4本共しっかりしています。


晩酌の後でこの記事を書いていたらもうちょっとやろうと思い立って予備のBchユニットから撮像管を抜き出しました。

R管の組み込みは明日にします。ほろ酔い気分ではネジを落としたり極細の銅線を切ったりしそうですから。

明日はどんな結果になるか、問題が解決してもしなくても一歩先に進むと思います。
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違うアプローチでHL-79Eをいじってみました

2019-07-07 09:50:49 | Weblog
79Eの調整もいい加減飽きてきました。いつまでやっても堂々巡りです。
今日は考え方を変えて違うアプローチで出口側から調整してみました。まずはレジ調整を更に追い込んでR,G,Bを自分なりに重ねました。先日、基準となるGchはレンズのPP(調整用パターン)とTSG200のCONVERGENCEを重ねて合わせてあるのでR-GとB-Gの重なりを合わせました。これでレンズをノーマルにして生の映像を出したら結構鮮明になっていました。でも暗部に変な色が乗っているのでPROC-2ユニットのPEDで自然な色になるように調整。これは後で改めてマニュアルに従って正しく調整が必要です。
では、被写体を用意してカメラに300Wシネライトをセット、フィルターは3000°K、NDは100%です。レンズ前面と被写体の距離は約1.3m、IRISはAUTOで値は5.6-8、ホワイトバランスはプリセットです。

モニターで見る限り明るく鮮明ですがキャプチャして静止画で書き出すと暗くなるのは毎度疑問です。今回はPhotoshopのヒストグラムを後で重ねてみましたがやはり暗いほうに偏っていました。
ビデオの輝度範囲が16-235と狭いのは知っていますし他のビデオカメラでも傾向は似たようなものですが。











これだけはライトではなく窓からの自然光で撮りました。フィルターは当然5600°K。


試しにPhotoshopでレベル調整した結果はこの通り自然な調子です。


揚げ足取りになっちゃいますが、昔の3管で収録したドラマの中にはいい加減な調整のカメラの映像がありましたし、ひどいレジずれやワンカットだけ管が焼けた跡がはっきり見えたのもあったっけ。
このカメラはとんでもない状態ではないと確認出来たのでこれをゼロベースにマニュアルを見ながら、工場出荷状態は無理としても可能な限り調整で追い込んでいきましょう。
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HL-79E ちょっとだけ確認してみよう

2019-07-06 16:05:58 | Weblog
先日はPRE AMPの調整でRchが変だと気が付いてそのままだったので気まぐれにちょっと。
撮像管を取り替えようかと思ったのですが、その前にPRE AMPを調べてみましょう。Rchの撮像管ユニットをそっくり取り外します。


PRE AMPを外したら、おや、変です。ヘッドアンプのコネクタ固定ネジが片方ありません。ピンも曲がっています。

前にRchにドライバーを近付けただけでシンクロスコープの波形が乱れたのはこれが原因でしょう。ネジが無いのにソケットを無理に挿入したので接触不良だったんです。

もしかするとこれが不調の原因かもと予備のネジを入れてピンも真っ直ぐに修正しました。


さて、これでどうなるか。PULSEユニットのCALをONにしてPROC-1AのTP1(R),TP4(G),TP7(B)の波形をシンクロスコープで見ます。


Rchは、おいおい、変わらないぞ。調整しても0Vまで上がりません。


Gchは大丈夫です。


BchもOk。


やっぱりRchの撮像管を取り替えて様子を見る必要がありそうです。

ここでトラブル発生!作業の過程を記録するためコンデジで予備の撮像管を撮ろうとして持ったとき手を滑らせて床に落としてしまいました。レンズ系が壊れたあ。
液晶画面にこんなメッセージが出ました。


レンズが変な位置で動かなくなっちゃいました。


こんなこともあろうかと考えた訳じゃないけど、先日ハードオフで同じPowerShot A530を買っておいて良かった!
そいつで予備の撮像管を記念撮影です。

写真を撮ってからこの二つを良く見たら何と両方ともHEAD AMPのピンが一本欠けていました。このままでは使えません。
回路図によるとHEAD AMPはR,G,B共通のようなので無事なG又はBユニットから失敬するか、中身をR管と入れ替えたらどうかなとまた余計な事を考え中です。

その後、今度はA530に入れたSDカードが行方不明です。それはマイクロSDをアダプタに入れた物で、Jrからの借物。さんざん探したら何とワークステーションのスロットに入れたのを忘れていたんです。また行方不明になる前に返却。
捜す過程で、な、なんと昨日から捜していた自分のもう一枚のSDカードを発見。あんなに捜して見つからなかったのに。

SDカードはその日のうちにワークステーションの外付けHDDに日付けのフォルダを作って保存しているのでそこは慎重です。

今日はこれ以上作業はしません。

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HL-95の問題は解決したけど今度はノートPCが壊れた

2019-07-05 16:12:04 | Weblog
昨日 MEMORY BREAK メッセージが出たHL-95ですが、あれから色々いじったり電源を入れっぱなしにしたらいつの間にか出なくなりました。何ででしょう。

メッセージが出なければ原因の究明も出来ませんがまあいいとしておきます。

それとは別に非常事態です。VAIOのノートPCが壊れました!

数年前に中古で買ったWindows7 64bitです。

原因はわかっています。たたんだ状態で床に置いてあったところに本棚に立てかけてあったギターが倒れたんです。(ちなみに私はギターは弾けません)
その時はまさかVAIOを傷めたとは思わなかったのですが、後で使おうと見たら外装に傷が付いているのに気が付きました。結構深い傷なのでコンパウンドで磨いても直りそうもありません。


液晶画面がとんでもない事になってしまいました。


メインに使っているのはLenovoのWindows7搭載Think Station CPUはXeonっていうワークステーションです。当面ノートは無くても支障はありませんが同等の安いのを早急に探すことにします。そういえばVAIOは近頃立ち上がりが遅くなってきたし、買い替えどきかも。

今日はウォーキングの日。全力で歩いていささか疲れました。頭を使う気にならないので久しぶりに洗車でさっぱり。洗車したから明日は雨かな。

追伸:9年前にYouTubeにアップした私の動画「新宿1975,冬」が間もなく再生回数40万回に達しそうです。よろしかったらご覧ください。40万回に意味はありませんが祝杯をあげたいので。
この作品は1975年に私が新宿の様子を借り物の8ミリカメラで試し撮りしたものですが70年代の貴重な映像となりました。私は当時青春真っ只中の26才。

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梅雨空に悶々としながら今後の撮影ポイントを再確認&HL-95

2019-07-04 19:28:10 | Weblog
今年はいかにも梅雨という天候が続いてうっとうしいですねえ。
そこで昨年から考えている新潟の東頚城丘陵一帯の撮影ポイントを改めてGoogle Earthで確認しました。Google Earthで見て当たりをつけ、実際に行ってHDVカメラで撮った場所も含めて合計138箇所あります。これは今後更に増えるでしょう。


GoogleEarthにマーキングしたスクリーンキャプチャをお見せしたいところですが、Googleは権利関係が面倒なのであきらめました。

東頚城丘陵は琵琶湖がすっぽり入る広さですから、未知の素晴らしい風景が無尽蔵にあります。去年は田植えを待って上越市板倉区の菰立(こもだて)の棚田をメインに撮りましたがその後夏は猛暑でのんびりビデオを回す状況ではなくて中断したままです。あの時も思ったのですが、一日のうちでも朝と夕方では風景の見え方が全く違います。はっきり言えるのは人々が働いている時間帯が一番つまらないということ。ですが、これがやっかいで、写真にしろビデオにしろ、或いは絵画もしかり、姿かたちを捉えるなら時間帯も光の状況も無視して「居合わせたのが縁」といきなり撮ったり描いたりすればいいのですが、見る立場を考えるとわからなくなってしまいます。
例えば晴れた山麓の棚田。映像(写真)が順光線で明るく隅々まで鮮明に撮れたとしましょう。それが田植え直後なら映像(写真)は「田植えを終えた棚田」のありきたりの風景に過ぎませんが、問題はその先です。感受性の豊かな人なら真冬はどんな風解だろうとか稲刈り直前の黄金色もいいだろうとか想像力をふくらませて、晩秋はどんな風景が見られるだろうかと、ワンカットの映像や一枚の写真からストーリーを想定、するんだろうかと思うんです。小さな子供の写真だと今は大人になってどんな暮らしをしているのかなと想像しますよね。生前の親の写真もそうです。風景にもそれを応用しようというのは考え過ぎでしょうか。

私が最も気に入っている田んぼの風景の、4年に渡って撮った写真です。撮影日時は順不同。

2018.3.14 早春 ここは豪雪地帯です


2018.5.14 いい感じの曇天


2018.4.26 雲の状態良好


2018.6.2 今日は晴れ過ぎ


2019.5.16 田植えの真っ最中


2019.6.13 手前の道も入れて


2018..6.14 中途半端な季節


2018.7.16 真夏の情景には早かった


2018.11.18 晩秋


2018.10.25 秋ですねえ


2018.11.8 これはいい感じ


2018.11.18 更に秋深し

真夏と稲刈り前がありませんがそれは映像も含めてこれから撮る予定です。
こうして並べてみるとどうにも食えない写真と自分なりに納得できる写真があります。歳をとったせいでしょうか、晩秋の枯れた色彩と午後の低い日差しの情景に惹かれます。私の持論ですが、晴天野外の順光線は絵になりませんね。
しかし、一連の写真を見ていたら考えが混乱してきました。無い頭で考えて撮るのではなく、巡り合ったその時の情景を自分の感性を信じて撮るのがベターかも知れません。

菰立はビデオがメインで写真はついでに撮りましたが二兎を追うが如きでどっち付かずになっています。ビデオもHDVがいいのか古い3管カメラがいいのか、いまだに迷っています。明るい悩みです。

まだ時間があったので久しぶりに私の宝物のHL-95に火を入れてみたら!ファインダーに"MEMORY BREAK"。

左上のLEDはWHITE BALANCEがプリセットの表示で問題はありません。

手に入れた直後のテストでも出たメッセージです。しばらくすると消えるけど気持ちのいいものではありません。さっそく内部の確認。バックアップ電池が消耗しているのかも。左側面のカバーを開いて


右のカバーも開けてボードを2枚開きます。マザーボードの上にある遮蔽板も取ります。


ENCユニットを抜くとマザーボードにあるのは?

ケーブルを横にズラすとNEC 5.5V0.10Fの表示が見えます。調べたらこれはバックアップに使うスーパーキャパシターです。前に修理した時はここまで気が付きませんでした。なるほど、電池じゃないんだ。

裏側のフラットケーブルを持ち上げたら基板に半田付けしてあります。


テスターで電圧を当たったら

これで正常なのかな。

スーパーキャパスタ(私の年代はスーパーコンデンサーと言います)はいずれ交換しようと思いますが今は手元に無いのでそのまま元に戻しました。


スーパーコンデンサーは鉛蓄電池やニッカドじゃないから充電に時間がかかるとは思えません。それでもとしばらく電源を入れっぱなしにしてみましたが症状は変わりませんでした。カメラの機能は問題ないので使えますが、気になります。
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雑用の合間にHL-79E カラーバーが変だぞ

2019-07-02 14:25:13 | Weblog
気まぐれに79Eのカラーバーをモニターで確認したら「あれ?」変です。
トータルの幅が狭いじゃないですか。試しにTSG200のカラーバーを出したらモニターの幅一杯に表示されます。
確かDEFユニットにTOTAL WIDTHというVRがあったはず。あれを調整すればいいのかな?。
現状を記録するのを忘れていきなり調整にかかってしまいました。

これがDEFユニットです。


TOTAL WIDTHは、VR33です。


幅方向は簡単に調整できました。が、それだけでは済みません。ついでにGchのアライメントを可能な限り正確に合わせることにしました。
このカメラの場合、基準はGchで、R,Bはそれに合わせる必要があります。
最初に撮像管のROTATIONがVR30をほとんど一杯に回さないと合わなかったのでこれを中央位置にして管の物理的なROTATIONで調整してからVR30で正確に合わせました。この調整はレンズをPPにしてパターンを出し、モニターにTSG200のCONVERGENCE(格子縞パターン)を重ねました。
その上でSHADEユニットとGEOMETRICユニットも調整。


Gchの調整を追い込んで、次にRchとBchをきっちり重ねますが、GEOMETRICユニットはVRがいくつも並んでいるのでうっかり違うVRを回してしまう恐れがあります。今回もやっちゃいました。それで急遽テープを貼って間違えないようにしました。


RchとBchをGchに重ねるのはひたすら根気が必要なので今日は保留。とりあえずGchはまあまあの状態になりました。


液晶テレビにも同じ映像を出してみましたがあんまり意味は無いような。テレビがいかにオーバースキャンか、わかるでしょ。


午後もう一度79Eのカラーバーを確認。「おいおい」。これはどういうこと?

表示の幅が狭いままです。

ちなみにTSG200のバーを表示すると

ほぼ全幅で表示されます。

よくわかりません。カラーバーの設定はENCユニットの担当なのでそっちを完全に調整すれば解決するということでしょうか。
でもね、波形モニターとベクトルスコープの表示はそこそこなのでこれでいいのかも。CAMに切り替えるとしっかり全幅表示されますし。
それともまるで的外れの事をしているのでしょうか。

調整中に感じましたがモニターに格子縞パターンを重ねて表示するのは有効です。これがないと見た目で調整するしかありません。最終的には自作のパターンボードを撮像して更に正確に合わせる予定です。
今日はここまでとしますが、とにかくGchをきちんと合わせておかないと他の項目を調整しても結果が見えてきません。折を見てここからひとつづつ進めていきます。無限ループに入り込んだ感覚ですがそれもまた楽しからずや。
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またハードオフに寄ったら見つけちゃいました

2019-07-01 16:41:25 | Weblog
出掛けたついでにハンドルをハードオフに向けて切っていました。
見つけちゃいました、Canon PowerShot A530。メモ代わりに使っている同じコンデジが再三地面に落として傷だらけなので\864ならと購入。外観は最高、大事に使われていたようです。


今まで使っていたのは角が傷んでいます。


ここもひどい状態。


写真ではわかりにくいけど。


買ってきたA530はさっそく電池を入れて余っているSDカードも挿入して電源オン。
おっと、日付けが初期値になっていたので設定。ところが電源を入れ直すと2000年に戻っちゃいます。こりゃ内臓のスーパーコンデンサーがイカレてるのか、と早とちり。違います。バックアップ用のリチウム電池が弱っているみたいです。


探したら出てきました。何かに使った2個セットの新品のかたわれが。


これで全部正常になりました。このカメラは電池の消耗が激しいので有名らしいけど、しっかりしたNiMHを使えば気になりませんし普通の感覚でいう「画質」は文句なしで気に入っています。車で出る際は必ずドアポケットに入れていつでも撮れるようにしています。ま、フィルムのOLIMPUS PENと並べると質感はどうみてもプラスチックのおもちゃですが。

次の話題はこれです。φ16の鉄パイプも買ってきました。

ちょうど値下げで\324。半額です。もっとも、ホームセンターでなく鋼材屋ならもっと安いのですがこんな単位では売ってくれないでしょう。

もうひとつがこれ。運搬車のタイヤです。2.50-4という定番のサイズ。


軸径がφ16φ20兼用ということでカラーが入っていますが、このカラーが適当なアルミ材をカットした代物でこのままでは予定していた使い方は出来ません。φ16のパイプを軸にしようと考えていたのですが予定が狂ってしまいました。毎度のことです。


実はこれ、3管カメラで撮影する際機材一式を載せる台車を作ろうと目論んでいるんです。
先日試し撮りした時、カメラと三脚と大型バッテリー一式約30kgを移動するのに大変だったので思いついたというわけです。これが出来れば整備中の79EとUmaticの組み合わせで運用するにも便利だしロケモニターもセット可能です。
そんなことしなくてもHDVカメラなら三脚に載せたまま移動も簡単なんですがこれは私のこだわりです。ついでに書いちゃいますが今は誰でもスマホでHD動画が簡単に取れる時代ですがそれが大体気に入らないんです。そんなら大河ドラマ(私は大嫌いで見ません)も劇場映画もスマホで撮ればいいじゃないですか。

こんなへそ曲がりが居たっていいでしょ。
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