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一関市東山町松川に残る、岩手県指定文化財「木造来迎阿弥陀菩薩像」(二十五菩薩)は現在、収蔵庫修理のため、一関市博物館にて常設展示されています。
この二十五菩薩は、平泉藤原時代の平安仏で、阿弥陀如来を中心に25の菩薩が現れて極楽浄土へ迎える来迎(らいごう)の様子を表現しているそうですが、江戸時代に修復された本尊(阿弥陀如来)の他の二十五菩薩は、水に流されてしまい、細部がとれ、顔も手もない像です。
昭和30年頃から、幾度となく行われてきた調査でも「なお、かなりの数が修復可能である。」と指摘されていたそうですが、実現していませんでした。今回の展覧会「松川二十五菩薩の全貌」では、可能な限り、接合された像を見学することができます。8月14日(日)までとなっていますので、皆さま、ぜひご覧ください。
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