夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2014年 3月18日(火)「貨幣の流通」

2014年03月18日 21時57分25秒 | 「政治・経済」
貨幣の流通は市場においての流通量とその貨幣が流通する際の速度によってその時々の経済状態を反映するでしょう。しかしその貨幣量と流通速度が市場のどこで活発になっているか停滞をしているかによっても経済の状態を反映するでしょう。
同時にこの貨幣量と流通の速度は市場においての商品の流通量と速度を規定します。しかしこの商品もどのような商品が活発に動きどのような商品が停滞をしているかによって経済の状態を反映します。
そしてこの貨幣量と流通速度そして一方における商品量と流通速度によって商品の価格が規定をされてこれがまた貨幣と商品の流通量と速度を規定していく。また経済のグローバル化の中においては商品価格が為替によって変動するしその結果として貨幣量にも反映される。
では今の日本の状態はどうなっているのでしょうか?
貨幣量は日銀の量的緩和によって市場に流れる貨幣量は増加をしている。
その増加した貨幣量は株など金融市場に流れる。そしてそこからの利益を得る者に流れる。
その中で金融市場の中で貨幣の流通は量と共に速度をあげる。
一方では消費財の一般的な商品の市場には貨幣量もその流通速度も停滞をしている。
消費財という商品を消費する人々にも貨幣量とその速度は停滞をする。それはその商品を生産するための設備投資などにおいても停滞をする。
貨幣量の量的緩和は貨幣価値を下げるので為替によって輸入商品の物価は上昇をして、エネルギーなどの全商品に関連する商品は消費財全体の価格を引き上げる作用をする。
消費増税は最終的には消費者が支払う仕組みの中で物価上昇を引き起こす。法人税減税などは商品価格を引き下げる作用は基本的にはない。
消費者のほとんどは賃金労働者であるが、その中に貨幣量を増やすために賃上げを言うが仮に賃上げがあっても為替や消費増税によって実質賃金は低下をする現状がある。
労働の規制緩和が進むことによる低賃金層が増大をする。
成長戦略の公共事業はやはり貨幣量を企業に集めて低賃金層の雇用増加を引き起こす。
。。。。。
こう見てくると貨幣量の増加とその流通速度は経済を動かす作用はなく、商品の量と流通速度を揚げることはない。
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