夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2014年 3月17日(月)「○か×か。。。。」

2014年03月17日 22時18分32秒 | 「思うこと」
SATP細胞が発表をされてその後論文のある箇所がコピペだったとか再現実験も成功していないことから捏造疑惑も出始めている。小保方さんへのバッシングも始まっているという。
こういった一連の流れの中で一番よくないのが、たとえば「日本の誇り」だとか、反対に今回のようなことがあると「恥だ」とかいった持ち上げ方や叩き方ですね。「○か×か。。。。」といった単純なものではないことは確かなことだと思うのですが、どこか感情も含めたまさにバッシング的な「○か×か」になってしまう。特に小保方さん個人への攻撃になってしまう。
小保方さんには研究所を与えた組織があり共同研究者もいてそういった組織上のシステムの中に小保方さん個人もいたはずです。日本人で科学・化学でのノーベル賞受賞者がいますがなぜか国外の研究施設での研究者が多い。なんとなく日本の研究所の体質のようなものを感じないでしょうか?
そうならば今回の「捏造疑惑」も「○か×か」的なよいか悪いかといった点だけで片付けられる問題ではないと思います。
捏造では考古学で自分で埋めたものを発掘したという有名な先生の問題がありましたが、成果を出さねばならないとか、研究の競争だとかさまざまな面で研究者は追い詰められたり、研究者といえども食っていく上では低賃金で不安定雇用でいるわけには行かないといった待遇の問題もなかったでしょうか。
「○か×か」ある個人の責任で終わらせることで一応の解決は出るのですが、将来を見ればどこか覚束ない体質が日本に残るのではないでしょうか?
なんとなく日本の現状は「○か×か」とか「日本の誇り」だ「恥だ」とかいった持ち上げ方や叩き方という単純さが出ていると思います。このような社会の中にも研究者は置かれているんですよね。スポーツを見ていても世界遺産関連でもさまざまなところでこの「○か×か」とか「日本の誇り」だ「恥だ」といった言動を見受けられるのではないでしょうか。それは安倍政権の精神的な言葉と現実の乖離といった中にも感じられるわけです。
もう少し日本は落ち着いて冷静に感情的にならずに現実を見つめねばならないのではないでしょうか。
コメント (4)
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