夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2017年 1月 6日(金)「神話社会」

2017年01月06日 10時06分09秒 | 「思うこと」
日本は深刻な神話社会に入り込んでいます。哲学(考えること)よりも感情、足元を見つめるよりも「期待」、科学よりも心の持ちよう。。。。
唯心論や観念論、これは哲学ですから考えることを実践します。
しかし、社会の中で正しいか間違いかと言う考えることを抜きにして一つの作り上げたものを絶対として、その作り上げたものに作った人間自体が支配されるのが神話世界であり宗教性を帯びてくる。
例えば、原発政策においての安全神話がそうである。
日本の原発は安全であるという一つの神話が生まれると、誰もその安全神話に反対できなくなりその安全であるという神が人を支配し始める。そして安全であるという絶対的な神崇拝することにより冷却装置などの安全性がおろそかになったり自然災害に対してもおろそかになっていく。
哲学(考えること)よりも感情、足元を見つめるよりも「期待」、科学よりも心の持ちよう。。。。となっていくのである。
同じような神話が今はアベノミクス)そしてその政治的(な積極的平和主義というものや改憲)考え方となっている。
すでにアベノミクスは失敗だったという事実は経済学者の中でも多く唱えられはじめているが、一度アベノミクスが神格化されはじめると、失敗ではなくて道半ばなのだとされ、このアベノミクスを誕生させた経済学者や知識人そして政治家や官僚は、アベノミクスという神に対する神官となってしまう。
宗教性を帯びると、神官をはじめ一般大衆も含めてその神を絶対的なものとして排外主義となっていき攻撃性を強める。さらに一般大衆は、哲学(考えること)よりも感情、足元を見つめるよりも「期待」、科学よりも心の持ちよう。。。。に心の安定を求め始める。
ここに神話社会が完成するのである。
しかし、哲学(考えること)よりも感情、足元を見つめるよりも「期待」、科学よりも心の持ちよう。。。。
という神話社会は実際の社会特に経済法則と乖離し始めるでしょう。

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