「前原氏は「いろいろな方々がおられますが、小池さんのおっしゃるアウフヘーベンだ。止揚だと思っています」と述べ、解党ではないという見方を示した。」 (
「前原誠司代表 回答を否定してアウフヘーベンだ」HUFFPOST)
小池さんが言うアウフヘーベンとはどのような者かはわかりませんが、どう見ても前原さんの行動はアウフヘーベンではない。
以下、昨日からのツイッターからの転載です。
(アウフヘーベンすなわち)止揚は矛盾から「新たな発展」がなければならない(弁証法的発展)。民進党はただ希望の党に身を捨てるだけで、民進党の党是を後退させているだけ。
詭弁と弁証法(止揚・揚棄)とは全く違うものです。どう見ても民進党からの発展ではないでしょう。詭弁をアウフヘーベンとする詭弁。。。
前原さんは代表を当然辞めるのか?いや、参議院があるから辞めないか?すでに民進党からの後任はたとえ代表でもなくなっているのだから民進党としては選挙はできない。代表にとどまりながら希望の党から公認を得るのか。民進党公認ではないが希望の党公認の前原でありますと選挙演説や応援をするのか。
どう見てもこの問題一つとってもアウフヘーベンではなくて詭弁でしょう。
詭弁ですから、この自己矛盾からの目的は、小池百合子と希望の党というブランドだけがほしかったという事で、同時に民進党を解党すして改憲勢力を増やすことが目的だったという事。そしてあわよくば私利私欲のようなものから政権与党になりたいという事。仮にそうなら、アウフヘーベンはひどい詭弁。
衆議院選での候補者数となれば、自民、希望の党の争いに対して共産党と数の力は小さいが社民党の共闘が対峙することとなる。
わかりやすいと言えばわかりやすいですね。面白半分の自民対希望!などという報道を信じず、政策を何の偏見もなしに読んで判断するならば。
保守二大政党制は民主党時代の野田内閣で破たんをしていますので、民進党は少なくとも中道的左派でいなければならなかったはず。そこでまた二大政党制を復活させなければ生き残りはないわけです。そこで自民党と政策競争をするという前原さんが出てきて、完璧な超保守二大政党をつくった。
リベラルとしての政策に期待する国民は民進党への期待が大きかったわけです。ただ保守政策の国民が増えただけだったのに。その民進党がずっこけたのですから、リベラル層の国民の判断はどうすればよいかわかりやすくなりましたね。あとは自民対希望の闘いといった国民生活後退の選挙報道から離れること
民進党議員は民進党という梯子を代表自らがはずしてしまったわけですから、宙ぶらりんですね。そこで『背に腹は代えられない』と政治家という精神を忘れるか、何クソを政治家の自分を大切にするかが問われますね。そこで政治家と政治屋の区別が出ます。
ここに力を貸せる一つの党は社民党ではないでしょうか。もちろん多くの市民団体もそうですし知識人や真の報道陣などでしょう。そこに共産党アレルギーは出てはいけない。民進党がずっこけたわけですから、今度はわかりやすい統一戦線ができるはずです。ナショナルセンター連合の一般下部組合員もいる。
この統一戦線が拡大するなら、それこそがアウフヘーベンなのです。
【衆院解散】「リベラル派は排除する」 希望・小池百合子代表が明言 - 産経ニュース 。。。事実なら、遂に踏み絵が決まりましたね。民進党議員も『背に腹は代えられない』と踏み絵を踏むのでしょうか?
前原さんは安倍政権を終わらすためには何でもやると言っていたと思いますが、踏み絵を踏むという事でもあるのでしょうか。それならば何のために民進党を解党状態にしたのでしょうか。身も捨てて魂まで売ってしまうことになる。これで安倍自民党に勝って何をするんでしょ?残るのは議員バッヂだけ。
小沢さんも複雑な行動にならざるを得ない。目標が安倍政権を倒すためだけならば、民進党の前原さんと変わらないことになる。選挙後の日本に何を見つめているのでしょうか。。。。
<衆院選>リベラル票はどこへ 選挙難民状態(毎日新聞) - Yahoo!ニュース。。。民進党が多くのリベラル難民を産んでしまったというのは確かでしょう。しかし民進党議員もまた難民なわけです。難民同志
難民同志が共産党を含めて統一戦線をどう組めるかがカギで、そうすれば国民も議員も難民から抜け出せる。
同時に様々な矛盾からのぶつかり合いの結果としてこの道しかないというものが生まれることがアウフヘーベンです。
政党には歴史がある。そこに思想性や政策がある。その基本の国民を考える下地がある。ここバラバラに批判もしながら進んできたが、その矛盾の解決がこれまでの歴史を残しながらも新しい道を生み出すのです。