人々の思いで満ち溢れてまん丸となったとき
月は池に落ちる
真ん丸くなった人々の思いを
池に浮かばせる
そしてまた月は夜空を渡ってゆく
肉体から離れて
一つの思いとなったとき
池に浮かぶ幾千万の月の上を
幾百万の思いの中へ帰ってゆく
喜びのさなかに、安らぎの中へ
そして一夜のうちに消えるのである
(ブログから抜粋)銀色夏生さんの「月の落ちる池」の感想的詩情。
月は池に落ちる
真ん丸くなった人々の思いを
池に浮かばせる
そしてまた月は夜空を渡ってゆく
肉体から離れて
一つの思いとなったとき
池に浮かぶ幾千万の月の上を
幾百万の思いの中へ帰ってゆく
喜びのさなかに、安らぎの中へ
そして一夜のうちに消えるのである
(ブログから抜粋)銀色夏生さんの「月の落ちる池」の感想的詩情。