２０２２年 ２月１８日（金）「国民負担率」

所得に占める税金や社会保障費の割合である国民負担率が２０２１年度は４８%になり過去最高になったようです。
これは勤労国民だけではなく企業などすべての所得に対する割合ですから勤労国民の負担率ではないでしょう。
消費税を見てみると、最終納税者は消費者で勤労国民の負担は大きいでしょう。一方では法人税収が増加したとはいえ法人税率自体は消費税率に反比例して減少しています。また勤労国民の中でも消費税は低所得層の負担が大きいと言われていますから国民負担率の生活への影響は大きいでしょう。
負担率だけではなく負担感も見ないとだめですね。
社会保障は勤労国民にとって大切な税の使い道ですから社会保障として受け取っているだろうという論理もありますが、しかし社会保障をおさえながら公共事業に税をばらまいて企業に回っています。それが賃上げには結びついていない。やはり企業へ税は多く回っているのです。
賃上げと社会保障に金を回さないと消費の伸びはありませんし、そこからの設備投資にも金が動かないでしょう。

池に浮かぶ月１４６９（2月１８日）

去年は言葉の暴力について。
相手に落ち度があっても殴る蹴るの暴力を正義とする特殊な人間はそうはいない。
しかし汚い言葉を投げつける言葉の暴力は案外気にしないで発する人がいる。でも、よく考えれば言葉の暴力も暴力ですからね。
高速道路のサービスエリアで時々ぼうっとした運転をしている人がいると邪魔に感じるときがあります。心の中で「トロイなぁ・・・・」と思うときがありますが、この時「邪魔なんだよ！ボケ！！」と言葉の暴力を発する人がいる。そうなると相手も逆ギレする場合がありますね。この逆ギレが暴力になることもある。このとき逆ギレして暴力をふるった人が悪いのですが、はじめに言葉の暴力を浴びせた人に責任はないのか？
こういうことが日常茶飯事におきるストレス社会。。。。。

≪去年の今日はこんなことを・・・≫
２０２１年　２月１８日（木）「言葉の暴力」
「池の上に月が昇る
その池に写る月は現実の月ではない
しかし現実の月を写したものであることでその池に浮かぶ月も現実である
人間の過去もすでに現実としては存在しない
しかし過去の時間の中で現実であった」