前回のブログ(20220331水槽内で遊ぶ ラクウショウの発芽か)では水槽内に置いたラクウショウの実が発芽したことを書きました。
この実生苗に本葉が出てきまして、間違いなくこれはラクウショウであることが確信できました。(上の写真)
その後もう一度このラクウショウの木がある逆川緑地にゆきまして、落ちていたラクウショウの実を持ち帰り、水槽内に播いたところ1本だけですが発芽しました。
今度の実生苗も元気よくすくすくと成長しました。
本葉が出てきました。
逆川緑地でも実生苗が出ているはずと現地に行きましたら、公園整備のために下草を刈っていました。ラクウショウの木の下を探すと、刈り取られた実生苗がありました。業者さんに聞くと、まだもう一か所は草刈りしていないとのことで、そちらのほうで実生苗を見つけました。ついでに、メタセコイアの木の下でも実生苗をさがしました。
緑地で採取してきたラクウショウの実生苗(大3株)とメタセコイアの木の下にあったメタセコイアの実生苗と思われる(小7株)
メタセコイアと思われる実生苗には子葉らしいものがなく、対生の本葉だけのようです。
次に百樹園に行きました。
百樹園はネットに以下のように説明されています。
「光圀公が約百種類の樹木を那珂川沿岸に植えた「百色山」の志を再現すべく、4代木村伝兵衛氏が学者有志の協力を得て、裸子植物3科61種、被子植物61科324種・総数856本を分類収集して昭和8年(1933)に完成した個人所有としては類例のない大樹園で、これを水戸市が取得し一部改修の上、昭和61年(1986)都市公園として開設しました。アベマキ、イスノキ、ケンポナシ、キササゲ、ハリギリ、タラヨウなど貴重な樹木が見られます。」
百樹園のヒマラヤシーダー(左)とアトラスシーダー(右)の大木
この百樹園にはヒマラヤシーダー、アトラスシーダー、白松、ダイオウショウなどがあり、これらの実生苗が発芽していないかとさがしたところ、それらしい実生苗をいくつか見つけることができました。
ヒマラヤシーダーの実生苗
マツの実生苗 リキダマツか? 幹が赤色
マツの実生苗 幹が緑色 品種は不明
モミの木に似た実生苗 葉の形状からモミではない。
品種不明の実生苗
これら針葉樹の実生苗の成長を待って品種名を同定したいところです。
三番目は植物公園の実生苗です。植物公園には池のほとりなどにラクウショウとメタセコイアが植栽されているほかに、常緑でメタセコイアに似ている木・もしかしたらセコイアかも・がありますので、これらの実生苗があるかもと探してみました。
植物公園の常緑の木 セコイアかも
ラクウショウの実生苗
マツの実生苗 幹が赤色
マツの実生苗 幹が緑色
残念ながらセコイアと思われる木の実生苗は見つかりませんでした。できることなら、秋にはこの木の実を採取して蒔くか、来春実生苗を探してみたいと思います。