高山型のコオニユリについては6月23日に高山型のコオニユリが開花した日にブログに書きました。その花が6日間咲いていましたが、花弁のしおれが目立ってきて明日にも散るのではないかと思われます。
開花6日目で明日にも散りそうな高山型のコオニユリの花です。
コオニユリは高山の岩場から、高原の湿原、低山から里山の湿地などに自生していると思われます。このうち庭にあるのは標高1400~1500m付近の岩場にあるもの~これを高山型と呼びました~と標高はわずか数メートルの里山の山際の湿地にあるもの~これを里山型と呼ぶことにして~これからここに高山型と比べながらその特徴にふれてみます。
上の写真は里山型コオニユリで、ようやく蕾が大きくなってきました。高山型に比べると毛が少ないですね。
下は前にもアップしました高山型コオニユリの蕾です。毛が多いです。
高山型コオニユリの毛の多さは、むしろ下の写真の対馬に自生するオウゴンオニユリに似ていると思いました。
オウゴンオニユリは葉腋にムカゴを生成しますが、コオニユリの葉腋にはムカゴができません。たたし、花の咲かない株ではコオニユリでも茎の天辺にムカゴができることがあります。これは高山型も里山型も同じくムカゴができます。
里山型コオニユリは里山の草の中にあるため、まわりの草に負けないように背が高く伸びます。
このため高山の岩場で強風に曝される高山型が背が低いのに対して、背が高く、その分葉が疎になるようです。
下は高山型です。
高山型は背が低く葉が密についていて、葉腋の毛がよく見えます。
下の写真のように里山型は葉腋にほとんど毛がありません。
今回比較したのは高山の岩場に生える高山型と里山型のみを比較しました。ほかに高原の湿地から、低山の湿地などに生えているコオニユリを観察すると、さらに自生地に適した草体が見つかるかもしれませんね。
庭でこれから咲く予定のユリをいくつかアップします。
スカシユリ
カノコユリ
シンテッポウユリ
20211101 フォト蔵からの写真が見えなくなってしまったので入れ替える
開花6日目で明日にも散りそうな高山型のコオニユリの花です。
コオニユリは高山の岩場から、高原の湿原、低山から里山の湿地などに自生していると思われます。このうち庭にあるのは標高1400~1500m付近の岩場にあるもの~これを高山型と呼びました~と標高はわずか数メートルの里山の山際の湿地にあるもの~これを里山型と呼ぶことにして~これからここに高山型と比べながらその特徴にふれてみます。
上の写真は里山型コオニユリで、ようやく蕾が大きくなってきました。高山型に比べると毛が少ないですね。
下は前にもアップしました高山型コオニユリの蕾です。毛が多いです。
高山型コオニユリの毛の多さは、むしろ下の写真の対馬に自生するオウゴンオニユリに似ていると思いました。
オウゴンオニユリは葉腋にムカゴを生成しますが、コオニユリの葉腋にはムカゴができません。たたし、花の咲かない株ではコオニユリでも茎の天辺にムカゴができることがあります。これは高山型も里山型も同じくムカゴができます。
里山型コオニユリは里山の草の中にあるため、まわりの草に負けないように背が高く伸びます。
このため高山の岩場で強風に曝される高山型が背が低いのに対して、背が高く、その分葉が疎になるようです。
下は高山型です。
高山型は背が低く葉が密についていて、葉腋の毛がよく見えます。
下の写真のように里山型は葉腋にほとんど毛がありません。
今回比較したのは高山の岩場に生える高山型と里山型のみを比較しました。ほかに高原の湿地から、低山の湿地などに生えているコオニユリを観察すると、さらに自生地に適した草体が見つかるかもしれませんね。
庭でこれから咲く予定のユリをいくつかアップします。
スカシユリ
カノコユリ
シンテッポウユリ
20211101 フォト蔵からの写真が見えなくなってしまったので入れ替える