庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

好文亭内の梅 一流 がもう少しで咲きそうです

2015年01月31日 | 偕楽園の四季 梅、桜、萩、紅葉など
偕楽園さんのFBに「1月30日現在、偕楽園の梅は約3,000本中2.2%(61本)が開花しました。」と梅の開花状況が発表されました。それではそろそろ好文亭内の「一流」が咲き始めるのではないかと様子を見に行って来ました。ありがたいことに70歳以上は入場料が無料です。

好文亭ないでは八重冬至と未開紅が咲いています。いずれも庭の奥まった場所です。




目当ての一流は西広縁の西側正面にあります。偕楽園では好文亭内のこの1本だけです。

まだ咲いてないようですが蕾がピンク色に見えます。

咲きそうな蕾を探しました。今度の土曜日には開花が期待できそうです。

これは東広縁から見た好文亭の庭と見晴広場です。ツツジと左近の桜、見晴広場の芝生が見えます。

竹垣を新調していました。

本園の東西梅林は例年開花が遅く、八重寒紅、冬至梅、虎の尾、八重冬至が数本咲いた木があります。今日は月宮殿が咲き始めていました。

空の月を見上げたら上弦の月。青い空と白い月・・・月影の蕾を思わせます。

シジュウカラがいました。

七曲りを通り下に下りるとコサギが餌を探していました。足を水中で震わせて獲物をおいだしています。

獲物に向かってクチバシを

捕えました。

南門を出て、偕楽園の標柱の近くの八重冬至が見ごろです。お客様が写真を撮っています。

見事に咲いています。




鐘楼前の芝生を一周すると八重冬至が4本さいています。池のほとりのシダレヤナギが緑色がかっています。

エレベータのある梅桜橋を渡り、猩々橋からインフォメーションセンターを通り、猩々梅林へ出ると、大きな白難波に花が咲き始めています。花追い橋の向こうに田鶴鳴梅林、その上に好文亭が見えます。好文亭まで直線で300mあります。
田鶴鳴梅林では花追い橋の近くで筑紫紅が咲き始めています。

白難波の花が青空をバックにきれいに咲いています。

さらに南に進んで行くと窈窕梅林があります。ここは梅の木がわずか85本ほどしかありません。でもそのうち花が咲いた木が16・7本あります。実に20%の木に花がついています。とはいっても1本の梅の木には10個~30個ていどしか花が咲いていないので木の近くに行かないと見えません。画像は梅郷橋から見た窈窕梅林です。好文亭から直線距離で700mの梅郷橋から300m下流の窈窕橋までが窈窕梅林です。右端近くの建物が好文亭で、右端が窈窕橋です。

もう一度千波湖畔黄門様銅像前から長い跨線橋の偕楽橋を上ると、橋の上側たもとの八重寒紅を梅の木のうえから見ることができます。さらにつづら坂の途中の大日本史編纂の地碑のまわりで八重寒紅が4本、さらにすすみ南崖橋たもとに1本が東門に入る前に咲いています。
東門内でも見晴広場の周辺に、八重冬至、八重寒紅が見られます。まt南崖の洞窟前の里見紅、柿の木下の冬至梅などが咲いています。
広大な偕楽園公園は一日ではほんのさわりしか見られないほどです。梅まつり期間中は歴史アドバイザーの方に案内をお願いすることができます。



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寒仕込み味噌

2015年01月30日 | 庭の花たち
また寒くなりました。水戸気象台は氷点下4.1℃ 味噌を仕込みました。
鳩の餌場の水が全面凍結していました。陶器製の灰皿です。凍結すると、凍ったときの膨張が上方にしか逃げられないので表面が盛り上がります。さらに全面凍結の場合はは膨張力を逃がしきれず、氷にひびが入ります。さらに力が加わると陶器が割れることがあります。昨年は割れてしまいましたが、今年はまだ耐えています。

シモバシラもまた発生しました。

キチョウは一昨日の暖かさで動きましたが、今朝は動きません。


毎年一番寒い時期に味噌を仕込みます。
昨年仕込んだ味噌樽を開けてみました。
樽の梱包を解き、重し2個をとりだしました。

内蓋からはみ出した部分がかびています。その上の汚れている部分まで水位が上がったことがわかります。

内蓋からはみ出した部分を取り去ります。この下に味噌が詰まっています。

新しい味噌を仕込むときに、種味噌を取り出します。


新しい味噌の材料は、大豆5kg、米麹5.6Kg、食塩2.5Kgです。これで約21kg超の味噌になります。
大豆を前日から水につけておいたものを約5時間ほど煮ます。
ガスレンジの弱火に2個の鍋。

石油ストーブにもう1個の鍋を乗せてゆっくりと沸騰させておきます。

大豆がやわらかく煮えたら、すりこぎ棒で潰します。

次に潰した大豆とあらかじめ塩をまぶした塩麹とを混ぜ合わせます。この時大豆の茹で汁を加えて硬さを調整します。

味噌を仕込む樽は強い酒で拭いて雑菌を除去してから、種味噌を底に敷きます。

潰した大豆と塩麹を混ぜたものでおにぎりを作ります。これは味噌の中に空気が残らないよう堅く握ります。
このおにぎりを樽の中に並べます。この時も空気が残らないようおにぎりを押しつぶすように並べます。

全量を樽に仕込んだら、上面を平らにして、ラップを敷き、内蓋を置き、その上に重石を乗せて、ゴミが入らないよう蓋をして冷暗所に保管します。
梅雨のころまでには水位が上がってきます。
水位が上がってこないときは熱湯を冷やした水を少し加えて重石を増やします。
水位があがったら重石を減らして、冬まで保管しておくと、水位が下がってきて味噌が出来上がります。
表面がかびてしまうことがありますが、取り去れば中は大丈夫です。
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葉が黒っぽいヤブツバキ

2015年01月28日 | 野草を訪ねて
味噌作り用の麹を買いにふたつの大河那珂川と久慈川を越えて常陸太田市へ行って来ました。途中の久慈川の河岸段丘で葉が黒っぽいヤブツバキに出会いました。久慈川の向こう側に阿武隈山脈の南端の真弓山が見えます。白く見えるのが採石場です。

真弓山からは寒水石という真っ白な大理石が採れます。偕楽園内の吐玉泉に使用されています。




久慈川の河岸段丘には常緑樹のシラカシ、ヤブツバキ、ヒサカキ、アオキなどがみられます。ヤブツバキが花を咲かせていました。

ちょっと変わった葉の椿がありました。

蕾はピンボケです。葉に注目。葉がちょっと黒ずんでいます。

次の画像では左下のアオキと比べるまでもなく、中央付近の赤茶けた葉が今日の椿です。

次の画像では右上が今日の椿。左下はヒサカキです。

次もかなり黒ずんでいます。左下はシラカシです。


椿の葉は寒さのためにこうなったのかなと思いました。それはトラノオスズカケの葉が冬になると赤紫色に変わるから同じように変色するのかもと考えたからです。
トラノオスズカケの葉は次のように通常は緑色です。

ところが寒さが増すにしたがって赤紫色に変色します。特に葉の裏側は顕著です。一番色の濃い葉は裏側が見えているものです。

さらに厳しい寒さでは表側も色づきます。自生地の長崎ではこのような変色は見られないとのことです。

この赤紫色への変色はトラノオスズカケが対凍性を増すための変化と思われます。12月に色づき始めるのですが、まだ緑色のうちに急な寒波に見舞われると葉がしおれてしまいます。そして色が濃くなるにしたがって対凍性が増して、このように濃い赤紫色になった葉は零下5度以下に冷え込んでも損傷を受けません。

今日のヤブツバキもトラノオスズカケのように寒風にさらされて変色するのかと考えました。でも、トラノオスズカケとは違って、葉の裏は全く変化していません。また葉が接触するように2枚重なっているときは、日の当たらない部分は変色しないようでした。
これは寒風にさらされた葉が太陽に照らされて変色するのかと思われました。葉が重なっているので下側に太陽があたらないため変色しないのかも。もしかして葉の裏が変色しないのも日があたらないからかも。とにかく初めて見たのでどうしたら変色するのかは今後観察しなければわかりません。他の場所のヤブツバキには見られないということは、この場所のヤブツバキの特徴かもしれません。

花には何か特徴がありやなしやと見てもよくわかりません。






よく開いた花を覗いてみました。

何か一体となった雄しべの筒状部分が太い感じです。

次の花もかなり太い。





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今年の冬は去年より暖かいかも。

2015年01月27日 | 庭の花たち
2日続けて暖かい日が。昨日は最低1.9℃ 最高11.6℃ 今日は最低5.8℃ 最高15.6℃
朝スイセンが開花していました。

花茎が3本出ていましたが、一昨日のころから白い覆いがはがされていました。早い年は年内にも咲いたことがあるのにどうしたことなのでしょう。ようやくの開花です。

1月の気温をざっと昨年1月と比べてみると
今年はもっとも寒い日の最低気温が-4.6℃です。最高気温が15度台の日が2日ありました。
昨年1月は最低気温がマイナス5度台になった日が4日もありました。最高気温15度台の日は1日だけでした。
今年のほうが気温は高い傾向のようですが、スイセンにとってはそれがどう影響したのか不思議です。

とにかく気温の暖かい日が2日続いてやはりキチョウが動きました。でも他所へ行ったわけではありませんでした。
朝の様子は同じ姿勢でした。

最高気温は14度に達した13時ころにはすでに動いていました。

今日は午前11時に10度になり1時間に2度のペースで上昇し、14時ころ15.6℃になり、17時ころ10度に戻りました。

庭は寒暖両方の様相です。ツワブキの葉が凍って一部枯れいます。

白い八重椿は花弁が枯れて変色してしまいました。

咲いたばかりでも枯れかかっています。

ノシランの実はかろうじて寒さから守られています。

今度咲く椿は大丈夫だろうか。

クリスマスローズの蕾が出てきました。

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仲良し

2015年01月24日 | 庭の花たち
毎朝餌を食べにくるキジバトの番いは、餌を食べ終わると柿の木で一休みしてからいずこかへ行きます。普段は柿の木で食後のひと休みで、2羽が枝に並んでいるだけであるが、今朝はちょっと様子が違います。
ねえ、頭かっこいいね。ちょっとさわらせて。

きもちいいな。

じゃあ、もっと強く。

ああ、きもちいいなあ。

そこ、そこが気持ちいい。

今度はぼくにやらせて。

どう。気持ちいい。

じゃあ、もっと強くするよ。

こんどは胸を。

・・・・・・・・

・:;・:;・:;

ありがとね。

全部撮られちゃったみたいだよ。
大丈夫だよ撮り仲間には知らせるが、鳥仲間には知らされないから。







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里見紅が咲き始めました

2015年01月24日 | 偕楽園の四季 梅、桜、萩、紅葉など
里見紅 実にかわいい梅の花です。紅梅の中では八重寒紅に次いで早く咲きます。南崖の洞窟前の小山の上に咲くので、見上げたはるか上のほうです。この里見紅の花を発見する喜びがまさに探梅の醍醐味のひとつでもあります。そしてこの花が咲き始めるといよいよ梅のシーズンが間近であることを実感します。

この木は背が高く花の背景に小枝が多くなり、カメラの焦点が背景の小枝に合いやすく、オートで撮りなれた雑草泣かせの花です。何枚撮ってもこんな感じです。

ようやくこんな感じ。トホホ。

蕾は真っ赤です。

やっと桜の幹をバックにかわいい写真が撮れました。

実にかわいい花です。なぜかこの花を見ていると、この詩を思い出します。
「勅なれば いともかしこし 鶯の 宿はと問はば いかがこたえむ」


早咲きの八重冬至 早くもこの木は見ごろです。

一重の白花の冬至梅が咲きはじめました。

こちらの冬至梅は夕陽が杉の木にさえぎられて白花は見にくいです。

数日前から咲いているのですが、料金所の方はいつも夕方しか見ていないので、いまだこの木の花が見つからないそうです。無理もないですね。裸眼で見るとこんな感じですから。画像の中央に白い花が見えるのですが。




新しく植えられた若い梅の木は花が咲くのが早めです。子規の句碑近くに植えられた若木に1輪咲いていました。

名前はと近寄ってみると紅筆。なるほど、一句心に浮かんだ時は筆が欲しいところです。植える場所を考えましたね。

でも、ちょっと、これ八重です。紅筆はたしか一重で花弁の先が尖っていたとおもうが。弘法にも筆の誤りでしょうか。

梅まつりの準備が着々と進んでいます。
新調された竹垣です。

松の手入れです。





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水戸弘道館の臥竜梅

2015年01月22日 | 弘道館
弘道館には幹を横倒しにしたような古木の臥竜梅が4本あります。枝が着地したところから根を出し、地を這う姿を臥した竜に見立てたものです。
まずは弘道館内の二株。
料金所から塀の中に入り、右手の売店にむかう小道の左側に横たわっています。


売店のところから梅林に入り、塀に沿ってまっすぐ建物の裏手のほうへ進むと、突き当りの塀の手前に2本目が横たわっています。


塀内の見学を終えて、門外に出て左手駐車場を通り、塀の外の梅林に入ると間もなく左側に三番目の臥竜梅があります。


ここまでの3本はよく知られた臥竜梅です。
もう一本はさらに梅林を塀に沿って旧県庁方向へ進みます。塀の終わるところに孔子廟があります。左折して孔子廟前を過ぎると鹿島神社の鳥居があります。左手の梅林の中に2本の楠の大木があります。
この楠に向かう竹垣の小道を入って行くと楠と孔子廟の間に第4番目の臥竜梅があります。


となりには臥竜梅かどうかははっきりしませんが、臥竜梅らしい細い古木があります。

根本は下のように朽ちています。


また、これも臥竜梅かと思うような木があります。こちらは白加賀の名札がついていました。


梅の古木の生命力に感心してカメラに収めていると、小鳥がつきまとってこちらの様子を見ていました。

これらの古木たちも蕾をつけており、梅まつりのころは立派に花をつけることでしょう。

終わりは咲き始めた虎の尾です。

名前の由来はいくつかあるようですが、そのひとつはこの花のしべが曲がっている様子が虎の尾に似ているからと言われます。
この雌しべは、開花後に寒さのために枯れて曲がってしまったようですが、この時期に咲く虎の尾の多くは、雌しべが枯れてこのように曲がったものが多く見られます。また、雌しべが落ちてしまって花に残っていないものも多数みられます。
もうひとつは枝の様子だという植物学者の方から聞いたものです。これは次の機会にご紹介します。
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またキチョウが動いた

2015年01月20日 | 庭の花たち
昨日19日の朝は冷え込みも弱く、日中は暖かでした。朝確認した時には動かずにいたのですが、午後3時過ぎに帰って確認すると姿が見えません。付近にいるのではないかと、探し回るも見当たりません。この暖かさでお目覚めしてどこぞへ花の蜜でも求めて飛んで行ってしまったのだろうか。まだまだ寒い日が再来するのに大丈夫だろうか。

前回動いたのは1月6日で、その時は7日から9日まで行方不明で、10日に発見しました。今回は何日行方不明なのか。もしかしたらこのままもう再会できないのではないかと心配になりました。
前回動いたときの気温と、今回の気温を比較してみますと。
2015年1月 6日 最低  0.3    前日最高12.8 当日最高15.7
2015年1月19日 最低 -0.9    前日最高10.0 当日最高11.6
よくわからないが、前回よりは気温は低めであるが、10度以上が2日続いた。最低気温はマイナスではあるがそれほど低くはない。

今朝もさほど寒くはないし、最高気温10度の予想です。また数日行方不明かと半分あきらめながら確認に行くといました。ホッ。
少し位置を変えていますが、同じ場所です。

見る角度によっては木の陰に隠れてしまいそう。

でももう少し見る角度を変えると、木の両側に見えます。

昨日行方不明だったのは、見る角度によっては見えなかったため?
確かにキチョウがちょっと動くと見えなくなることも。でも念入りに見たはずなのに。

とにかく今朝見つかってよかったです。またしばらくは最高気温が10度を超えることはなさそうなので、しばらくはここにいてくれるでしょう。







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パフィオペディルム マユミ’カンスイ’ - 水戸市植物公園

2015年01月20日 | みんなの花図鑑
パフィオペディルム マユミ’カンスイ’

花の名前: パフィオペディルム マユミ’カンスイ’
撮影日: 2015/01/17 12:46:14
撮影場所: 水戸市植物公園
キレイ!: 13
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マツユキソウ(スノードロップ) - 水戸市植物公園

2015年01月20日 | みんなの花図鑑
マツユキソウ(スノードロップ)

花の名前: マツユキソウ(スノードロップ)
撮影日: 2015/01/17 12:31:36
撮影場所: 水戸市植物公園
キレイ!: 13
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シクラメン・ヘデリフォリウム - 水戸市植物公園

2015年01月20日 | みんなの花図鑑
シクラメン・ヘデリフォリウム

花の名前: シクラメン・ヘデリフォリウム
撮影日: 2015/01/17 12:30:17
撮影場所: 水戸市植物公園
キレイ!: 3
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ヒメツルニチニチソウ - 水戸市植物公園

2015年01月20日 | みんなの花図鑑
ヒメツルニチニチソウ

ヒメツルニチニチソウ

花の名前: ヒメツルニチニチソウ
撮影日: 2015/01/17 12:23:39
撮影場所: 水戸市植物公園
キレイ!: 10
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弘道館の梅も咲き始めました

2015年01月19日 | 弘道館
弘道館は藩士と子弟の教育のための藩校で全国一の規模の敷地をほこるものです。
現在白壁の塀内の正庁、至善堂などのほか、現三の丸小学校と塀の外の梅林などの地を含み、文館、武館、医学館、天文台。八卦堂、鹿島神社、孔子廟などが建設されました。さらに馬場、調練場など文武両道、総合教育施設でした。
種梅記碑 徳川斉昭公が1833年就藩したときに、領内に梅が少ないことを知り、江戸屋敷の梅の実を集めて水戸に送り、育苗し、偕楽園、弘道館さらに領民の家まで植えさせました。梅は花を観賞するばかりでなく戦の時の副食として役立つなどの梅の効用についても記してあるそうです。


正庁前には左近の桜(二代目)と烈公お手植えの松(三代目)があります。左近の桜は偕楽園見晴広場にもあります。


正庁玄関脇には蝋梅があります。水戸で蝋梅といえばこの蝋梅をさすというくらいです。




至善堂のほうにはサンシュユが2本あります。まだ蕾がかたいです。




対試場脇には烈公梅と白滝枝垂があります。


弘道館には約60種類の梅の木があります。本日19日現在9本の梅の木に花がついていました。
虎の尾です。いろいろな説があります。烈公の筆さばきが虎の尾といわれていたとか。しべが虎の尾のようであるとか。枝ぶりが虎の尾のようであるとか(桜の品種の虎の尾は枝ぶりだそうです)。




八重寒紅も咲いていました。塀の外に旧茨城県庁が見えます。






八重冬至も咲いていました。

弘道館には臥竜梅が4本あります。いずれも倒れて横倒しになったように、地面を這っています。


最後は孔子廟近くの八重寒紅です。

白壁に梅の木の影がくっきりとみえています。弘道館ならではの景色です。

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パフィオペディルム マユミ - 水戸市植物公園

2015年01月17日 | みんなの花図鑑
パフィオペディルム マユミ

パフィオペディルム マユミ

パフィオペディルム マユミ

花の名前: パフィオペディルム マユミ
撮影日: 2015/01/17 12:47:06
撮影場所: 水戸市植物公園
キレイ!: 10
水戸市植物公園の水戸徳川家の蘭展 英国王立園芸協会に登録されたマユミ
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水戸徳川家の蘭展 限りなく白を求めて

2015年01月17日 | 野草を訪ねて
水戸徳川家第14代当主徳川圀斉氏はパフィオの限りなき白を求めて新種開発に努められた。水戸市植物公園での今回の展示会のすべての品種をここに掲載します。
水戸植物園の冬は園内の花は少ないが、館内では、早春の花まつりとしてイベントが盛り沢山。なかでも球根ベゴニア展、絵手紙展、水戸徳川家の蘭展は見ごたえがあります。
料金所を入るとヒメツルニチニチソウやスノードロップ、シクラメン、クリスマスローズが迎えてくれます。
最初はマユミです。水戸の北方に真弓山があります。

その山からは真っ白な寒水石が算出されます。寒水石は偕楽園の吐玉泉に使われています。
マユミ’カンスイ’はマユミの兄弟です。








植物館の前の池のほとりはラクウショウ。いけにはカモ。




いよいよ展示会場です。

洋ランの育種家の徳川圀斉氏はパフィオペディルムの限りなく白い花を理想とされました。代表的な品種は、白い寒水石(大理石)がとれる真弓山にちなんだ名前をつけ英国王立園芸協会に登録しました。圀斉氏が登録した品種は実に12品種に及びます。

その後向ヶ丘遊園で未登録の花の登録を申請したのが11品種、さらに平成13年から水戸市植物公園で管理するようになってから開花した花で未登録のものを平成15年に申請して受理されたものが9品種と登録した品種は合計34品種あります。このうち現存しないものが7品種あります。
これらの栽培品種の中から良い花を咲かせたものを展示したと思われます。






















ランに対する愛情の深さを示すお話としては、大戦時の空襲のときに、火の手が上がったときに、家財道具よりはランを火災からまもるために池に投げ込んだというのがあります。









新しい品種の名前には、水戸と近郊の地名などが多いです。











さいごにもう一度マユミを

それから展示会では見られない、栽培温室の様子です。





いかがでしたでしょうか。水戸徳川家の蘭を堪能していただけましたか。






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