庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

シモバシラの霜柱は一日だけではなかった。

2011年12月28日 | 庭の花たち

前のブログで「この現象が起こると茎が破壊されてしまうので、一度発生すると、二度目は小さいか、二度と発生しないものです。というわけで、急に寒くなった朝、今季一度しか見られない現象です。」と書いたが、翌日の27日にもシモバシラには前日のに劣らぬ大きい霜柱ができました。つまり二日続けて霜柱が発生したわけです。そこでこれはまずいと急遽NHKにメールと電話で、一日だけと思っていたが、今日も発生したことを連絡しました。というのは午前11時半から我が家のシモバシラについて放送することになっていたからです。

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 ところで、「霜柱は一度しか発生しないか、発生しにくくなる」というのは、過去に庭に発生した例では間違いないと思います。でも、茎の状態が毛細管現象が起こりやすい状態で破壊が軽度の場合、また連続して寒い朝が続くなど霜柱の発生条件がよいと二度発生することがあることが今回わかりました。

霜柱が発生する気温について考えてみると、前回は今年1月11日に観測していました。というのは12月の気温が高めだったので発生しなかったと思われます。昨年12月の最低気温はマイナス2.8℃でした。今年は12月26日にマイナス5.4℃さらに翌27日がマイナス5.8℃で去年より寒く、早くに発生したものと思います。どうやら霜柱が発生するのは、最低気温がマイナス5℃以下くらいにならないと発生しないようです。また明日朝もマイナス5℃が予想されて、3日連続の発生が見られるかが楽しみです。

霜柱を発生させる植物の茎は冬の寒さのために枯れてしまいます。霜柱発生が今回のように12月と早いときは、茎がまだ生きているか、枯れても間もないので生とほぼ同じ状態であったと思われます。昨年は枯れてから日にちが過ぎて、茎の乾燥が進んでいたと思われます。今回のほうが毛細管現象がより起こりやすい状態で霜柱が発生し易かったのかなとも考えられます。このため、今年はテンニンソウとキク科のカシワバハグマにも発生したのかもしれません。また、セキヤノアキチョウジは前回は小さな株で発生しませんで、今回が初めてです。

庭の霜柱は陽が昇ると溶けて消えてしまいます。もしも、昼間も溶けずにいるような場所では、霜柱が日ごとに成長して大きくなるかもしれません。こういう霜柱もぜひ見てみたいものです。


シモバシラはシソ科以外の草にも発生した

2011年12月27日 | 庭の花たち

26日は最低気温がマイナス5.4℃と今季最低を記録した。冬になってから急に寒くなった日の朝はシモバシラに霜柱が発生しやすい。そこで庭のシモバシラを見に行くと立派な霜柱ができていました。

2011_12260011_10シモバシラ。

さらに、ほかのシソ科のセキヤノアキチョウジやテンニンソウにもシモバシラが発生していました。

2011_12260017セキヤノアキチョウジ。

2011_12260028テンニンソウ。

さらに、驚いたことにキク科のカシワバハグマにも霜柱が発生していました。これは新発見です。

2011_12260023_2カシワバハグマ。

もう一つおまけに名前のわからない草にもはっせいしていました。来春葉が出たら名前を確認しようと思います。

2011_12260014名前不明の草。

 シモバシラのほかにシソ科の植物にはいくつか霜柱が発生するものがあるということで、過去には紅花サルビアに発生したことがあります。残念ながら紅花サルビアは消えてしまいました。ところが、今朝の庭では上記のように、テンニンソウ、セキヤノアキチョウジ、キク科のカシワバハグマ、さらに葉が枯れて名前がわからなくなった植物にまで発生しました。
 シモバシラやセキヤノアキチョウジ(一部生きているものあり)のようにすでに枯れた茎に発生するものと、紅花サルビアやテンニンソウのように、まだ生の茎に発生するものがあります。
 生の茎に発生するものは壮絶で、皮が裂けて割れ目から氷が噴き出して無残です。このあと茎が枯れてしまいます。またシモバシラやセキヤノアキチョウジでは、すでに枯れた茎からやはり皮を引き裂いて氷がでてきますが、すでに枯れているので美しく見えます。
 氷が大きく生長するのはシモバシラと紅花サルビアです。これらは茎の中の水分が凍るだけではなく、茎が生きているかのように(紅花サルビアは生きていた)地下から水分を毛細管現象によって吸い上げて水分が供給されるので、シモバシラが大きく成長するものと思います。
 カシワバハグマやセキヤノアキチョウジでも毛細管現象があって氷が生長していますが、シモバシラほど多く水分が供給されないのか、さほど大きくはなりませんでした。発生した庭の位置関係も大きさに関係あるようです。
 この現象が起こると茎が破壊されてしまうので、一度発生すると、二度目は小さいか、二度と発生しないものです。というわけで、急に寒くなった朝、今季一度しか見られない現象です。


トトロのクリスマス

2011年12月16日 | まち歩き

定時制高校の特別講座に毎週金曜日に通っています。内容は植物の観察です。今日は木の実を使った工作です。

季節柄、松ぼっくりでクリスマスツリーを作りました。一番上はコウヨウザンの実で、博士を導いた星のつもりです。ツリーの一番上はカラマツの松ぼっくり。下の松ぼっくりは葉が3本ある松の木、たしかデーダマツとかいう木の松ぼっくりです。下はマテバシイのドングリです。小さな赤い実はウメモドキ、紫の実はムラサキシキブ、緑色はハイゴケです。先生がトトロを作ってくださいましたので、トトロの森のクリスマスとなりました。

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偕楽園内の梅の木を居ながらにして見る

2011年12月16日 | まち歩き
残念ながら2015年1月現在ではGoogleMapでは園内通路のストリートビューが見られない状態になったためか、当マップでもストリートビューによる、個々の梅の木の画像を見ることができません。 梅の木の位置を確認することはできます。 園内通路からのストリートビューがまた見られるようになることを期待します。

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Google Map で各地の街並みを見られる都市がふえてきました。最近は水戸市も中心部は路地まで見られるようになって、居ながらにして、市内を散策できることとなった。

  中でも、偕楽園内の散策路から、園内の木々の様子を見ることができるようになった。それも梅の花が咲き始め、梅まつりが始まったときに撮影したのが見られるのがとっても嬉しい。

 そこで、偕楽園内の主な梅の木を簡単に探しだせるようなマイマップを作成しました。MAP上のアイコンをクリックすると、そこにある梅の木の名前がわかり、簡単な説明もついています。

 さらにアイコンのダブルクリックを繰り返すと、地図が拡大されて、その木がどこにあるかが詳しくわかります。

 もっとすごいことは、撮影ルート(園内の散策路)からその木を見ているかのごとくの画像を見ることができるということです。これを見るには、アイコンをダブルクリックして地図のスケールが10mまで拡大されたとき、さらにダブルクリックをすると見られます。

このブログにアップしたパソコンの画面に見える梅の木は御成門近くにある、白難波という偕楽園の開園当初からあったと言われる老木で、六名木のひとつです。

マイマップのアドレスは

http://maps.google.co.jp/maps/ms?msid=210970330624662857447.0004a4d03d794f5a0df5f&msa=0

ひとつお試しください。