庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

ハスを発芽させてみた その4 2枚目の葉開く 追加分は発芽初日

2023年10月31日 | 庭の花たち
前回は葉が発芽13日目で1枚目の葉が開き始めたときまででした。

翌朝発芽14日目にみると開いた葉は重くなってきたので、水面に浮いてさらに葉を開き続けていました。

発芽14日目の昼過ぎにはほぼ全開になりました。


発芽15日目の葉は全開に、発芽13日目も葉が開き始めています。
さらに、それぞれの株の2枚目の葉が水面から突き出しているのがわかりました。


発芽19・16日目 それぞれ2枚目の葉も開き、水槽の中は開いた葉が4枚になりました。
さらに、それぞれの3枚目の葉が出てきたのを水中に確認できました。
ここまで、2個の種から発芽した2株についてみてきましたが、

さらに追加で播種した3個の種が本日発芽しました。

同じ水槽のなかですが、本日播種3日後に3個とも同時に発芽しました。こちらは第2グループとします。

第1グループは9月29日播種して、10月1日と4日に発芽した2株。現在発芽19日目と16日目です。
第2グループは10月16日播種で、10月19日3個とも一緒に発芽。現在発芽1日目(初日)です。


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今年はパフィオペディラムに5個の花芽が出てきた

2023年10月31日 | 庭の花たち

何と枯れ葉が多くて見栄えのしないパフィオでしょうか。でも花芽が5個も出てきました。
2022年にも花が5個咲きましたが
2023年は全く咲きませんでした。
 それは、このパフィオは我が家の管理状態では新株ができてから2~3年後にしか咲かないためでした。
 2022年に5個の花が咲いたときに、すでに新株が5株あったので、うまく育てれば2023年にそのうちのいくつかは花をつけてくれるとは期待したのですが、やはり1株も咲きませんでした。

この2株はそれぞれ花芽が出ました。花芽としてはとても良い状態と思います。

この2株の花芽は一番良く、力強さを感じます。

この2株は片方にしかっ花芽がありません。花芽としては申し分のない良いものです。
花芽の出なかったほうの株は、今年できた株で、次シーズンに花芽が出ることが期待できます。


もう一度全体を見てみると、なんと枯れ葉が多く、見栄えのしないパフィオかとご批判をいただきそうです。
これは今年の夏は終日ベランダにおいて強い直射日光を当てたためです。一般的には遮光して日焼けしないきれいな葉を保ち、花を咲かせるのでしょうが、今年は思い切って強い陽ざしに当ててみました。
 2023年2月に花を咲かせた5株はすべて枯れて、枯葉と5本の花柄もそのままです。また今年花芽を付けた5株の葉も日焼けして、一部は枯れたものが見えます。
 そうゆうことで、何とも見栄えのしない姿ではありますが、私的には、かえって力強い株に仕上がったのかなと思っています。それで、花芽も申し分のないものがでてきたと。
 これから花が咲くまで、寒さ対策をしくじらなければよい花を期待できると思います。
但し次シーズンに花を期待されるのは1株しかないので、来年は新株がたくさんできるよう管理しなければならないと考えています。うまくゆけば、2月に花を咲かせる5株から、それぞれ新株ができるのではと期待しています。
来年のことを言っても鬼に笑われないようにしたいところです。
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ハスを発芽させてみた その3 水槽内の土中に植える

2023年10月22日 | 庭の花たち

前回その2では発芽9日目に、2番目の葉は短い根茎から出ていることを確認しました。
上の写真は発芽10日目です。葉柄が長く伸びて、2株ともコップよりかなり高くなりました。こうなると頭が重くなり、殻が浮いてきて、ハスが倒れやすくなってしまいました。

発芽11日目
葉が開き始めました。ますます倒れやすくなりました。そこで水槽の中へ土を入れて植えることにしました。

ハスを植える準備
1 水槽の中へ腐葉土たっぷりの畑の土を入れました。・・・底の黒い部分
 本来は田んぼのヌタという黒い土が理想なのだそうです。にわかに入手できないので、庭の畑の土に自家製腐葉土をたっぷり混ぜたもので代用です。
2 その上に赤玉土中粒を置きました。・・・・茶色の部分
  発芽したハスの種を畑の土の表面において、赤玉土で埋めて固定するためです。
3 水を入れました。
  水位はコップの時より若干高めにして、葉の部分が空中に出ている程度。まだ水が濁っています。

発芽11日目 水槽に植えた発芽苗


発芽12日目 水槽の水が澄み、苗がよく見えます。
まだ短い地下茎が出たばかりで、根が出ていない種を土に植えたので、根を出して土にしっかりと固定されるまでは揺らさないで、静かにおいておきます。
 本来は根が出てから植えるべきでした。そのためにはもっと背の高いコップの中で発芽させるべきだったのかもしれません。
また、根が出てこないまま冬になると、成長が止まって弱ってしまうことも懸念されるわけで、播種の時期はやはり、5月ころが最適ではないかと思います。
 いずれにしても、秋に発芽させてしまったのですから、まだ気温が下がる前にできるだけ成長を促し、さらに冬季も室内の日当たりのよい場所に置いて成長できるように管理するつもりです。
 当面は日中は日が当たるばしょにおいて、陽が落ちたらガラス板で蓋をして密閉しておきます。
そして春になったらプラスチックの漬物樽に植えて、樽の上面が地表より若干高くなり程度に庭に埋めて置く予定。池があれば池の水の中に置くのが良いのですが、池が無いので土に埋めます。

発芽13日目 葉が開き始めました。



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ハスを発芽させてみた その2 根茎が出てきた

2023年10月21日 | 庭の花たち
前回はガラスのコップの水中にハスの種を播種して6日目まで、
プライヤで殻を割ったのが発芽4日目で、鑢で削った種が発芽したところまででした。

発芽5日目と発芽2日目。
 先に発芽した葉がコップの背丈を超えました。コップは通常の大きさの高さが半分です。
最初の葉は浮葉といって、スイレンのように水面に浮いた葉になると聞きましたが、
この分だと葉が水面より高い位置に開く立葉になるのかなと思いました。水位が低いと最初から立葉になるのかな?
 また先に発芽したほうの種からは、2個目の芽が出てきました。2番目に出てくるのは根茎・つまり蓮根で、この蓮根の節から2枚目の葉が出てくると聞きました。何か蓮根ではなく葉のようです。

一方、左側の完熟前の種を播種したコップの水が白濁してしまいました。
この完熟前の方はその後殻がぬるぬるしてきて、泡が出てきました。
その後水が腐って嫌なにおいが水槽の中に広がってしまうようになったので
発芽を期待できなくなったので廃棄しました。


発芽6日目と3日目
発芽6日目は背丈がコップをはるかに超えてしまいました。
 2個目の芽も上に向かってきているので根茎ではなく葉のようです。
発芽3日目も水面に出てきました。
やはり水位が低いと浮葉にならず最初から立葉になるのかな。


発芽7日目と4日目
発芽4日目も水面より高く伸びました。

発芽7日目と4日目
2本の緑色の葉柄の間に3本目の白い芽が見えます。
もしかすると、この白い芽が根茎・蓮根かも。
芽が出る順は聞いたところによると
1 葉が出る
2 根茎が出る
3 根茎から2枚目の葉が出る
ということですが、実際の観察では
1 葉が出る
2 2枚目の葉が出る
3 根茎が出る
の順番のようです。これはどうしたことなのか?。


発芽9日目に謎が解けました。
2枚の葉と根茎の出る順番の謎がわかりました。
やはり、根茎から2枚目の葉が出ていることがわかりました。
1 葉が出る
2 根茎が出る
3 根茎から2枚目の葉が出る
この順番が正しいようです。
まだ根茎が殻から出始めて、よく見えないうちに、根茎から葉が出てきたので、根茎よりも2枚目の葉が先に出たように見えたようでした。





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ハスを発芽させてみた その1 水中に播種、3日目に発芽

2023年10月04日 | 庭の花たち

完熟したハスの種
ハスの種をいただいたので、発芽させてみました。
6・7月ころ各地で蓮の花が咲いていた時に、ハスの品種について興味がわいてきたので、園芸店のカタログやハスを栽培している施設などの蓮の種類を調べてみたところ、なんと1000種類以上もの種類があることがわかってきた。そんな折に蓮の種をいただいたので、発芽させてみたくなり、発芽方法について偕楽園の緑の相談窓口を訪ねたところ、新しく着任された担当の方はハスの研究をされていたということで、詳しく教えていただくことができました。
その内容を我が家で簡単にできるように考えた方法で実行したところ発芽したので、記録を残しておきたい。

完熟直前のハスの種
 これらから種を採りだして播種の準備をしました。
ハスの種は大賀蓮や千年蓮のように、千年も2千年も地中にあった種を発芽させることができています。それだけに殻がとても丈夫で、そのままでは発芽が非常に難しいそうです。

種の臍の部分を鑢で削って、ここから水が殻の中へしみ込むように加工します。これを水の中へ沈めておくと数日で発芽しました。
ところがこの殻に鑢をかけるのが、殻が固いので意外と面倒です。

そこでプライヤーで種を挟んで力を加えて殻にひび割れを作りました。ちょっと乱暴なやり方ですが、種がつぶれないように、パキッと音がしたらすぐに力を抜きました。

鑢で削った種とプライヤでひび割れを付けた種

このように種に傷つけたものをコップの水に浸しておくだけで発芽するわけです。
また種に傷つける代わりに濃硫酸に3~5時間浸したのちに水に浸しても発芽するそうですが、これはちょっと危険です。園芸家の中には殻に特殊な傷をつけて発芽させる方がおられるとか。
今回は鑢で削った完熟種1個とプライヤでひび割れさせた完熟種1個をひとつのコップに。
また完熟直前の殻にプライヤでひび割れしたもの1個と全く傷つけない種1個をもう一つのコップに入れました。
完熟直前の種にプライヤでひび割れさせた種が水面に浮いて、ほかの3個は沈みました。

鑢をかけた種とプライヤで割れ目を付けた種
コップが輝いて観察しにくいので、わずかに土を入れてみました。
発芽・成長に適した温度は20℃~25℃くらいとのことで、5月ころ水中に播種するのが良いそうです。
でも、今の気温は最高気温が27・8度、最低気温が20℃を少し割る程度なので、今すぐなら発芽するのではと実行したのでした。
でも、これからは気温が下がってゆくので、成長の適温より気温が低くなってしまうので、水槽の中に播種したコップを置いて、夜間はガラス板で密閉し、昼間は朝夕日が当たる場所においてガラス板を開けておくことにしました。

水に浸して3日目に完熟種でプライヤーで殻にひび割れさせた種が発芽しました。

発芽した種をとりだしてみました。

発芽2日目 葉が見えてきました

発芽3日目 葉の先端が水面に届きました

発芽4日目

完熟直前の方は泡が浮いています。殻の表面がぬるぬるしてきました
腐ってしまうかもしれません。

一方発芽4日目 葉が水面の上に突き出てきました。もう1本芽が出てきました。
後から出てきた芽は根茎らしい。・・・2枚目の葉でした。
 
鑢で削った種も発芽しました。水に浸けてから6日目です。

今後の予定
根茎が伸び、細根がでてきたら、プラスチックの漬物樽に土を入れて植える。
水を張ってガラス板で蓋ができるようにして、樽を地表に少し出る程度に埋めておく。
気温が零度くらいになっても水が凍らない程度まで耐寒性があるかどうかを見極めてみたい。










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庭で初めて咲いたオオモクゲンジの花

2023年10月01日 | 庭の花たち

上は10月1日のオオモクゲンジの花と小さな実です。花が終盤となり、最初に咲いた花はすでに小さな実になっています。庭で初めて咲いたオオモクゲンジです。
9月に入ると幹の天辺に花穂が出てきました。地上5mはありそうです。


先日、このオオモクゲンジの苗をいただいた、祇園寺に親木にも咲いているのではないかと久しぶりに自転車で出かけました。

祇園寺のオオモクゲンジはすでに花が終わって実がなっていました。
鐘楼の奥の高木が実がなっているオオモクゲンジです。

さらに奥の本堂の手前の高木は天辺が枯れているようで、花は咲いた様子がありませんでした。
2017年にこの木の下に生えていた小さな実生苗をいただいてきたのが庭のオオモクゲンジです。


庭ではしばらく鉢植えにしていたので小さいままでした。
数年前に地植えにしたところすくすくと成長して、今年初めて花をつけたのでした。
9月12日開花し始めたオオモクゲンジです。


満開になったのは9月19日でした。


余にも高い位置に咲いているので、もう少し近くで見られるように幹を曲げてみました。

それでも脚立を使用しないと近くで見られません。

蜂が盛んに飛んできているのが見えます。先に咲いた花が小さな実がなっているのも確認しました。
茨城ではモクゲンジも植物園や茨大構内、偕楽園など限られた場所でしか見られません。
オオモクゲンジはもっと稀にしかないと思います。私は祇園寺以外ではまだ見たことがありません。



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